3日(金)からいよいよキャロットクラブの2020年度の第1次募集がスタート。
1年で一番テンションが上がる時期ですが、みなさま出資馬検討を楽しんでおりますでしょうか。
私は昨年のドラフトが上手くいかず、今年は『過去2年最優先落選』の権利を持っての争奪戦参加となります。
今年はバツ2という強カードを持っていますし、昨年の出資金額が予定より安く済んでしまったため、軍資金にも余裕があります。
それこそ『さて、どの馬に行ってやろうか!!』くらいの気持ちで、意気込んでカタログを見はじめたのですが……なんと
初見で気に入った馬が1頭もいませんでした!!
いや~本当に驚きです。こんな年もあるのですね。。
ただ、最初にお断りしておきますが、これはあくまで個人的な好みの問題。もちろん、募集馬の質がどうこうという話ではまったくありません。むしろ、こういう時こそ将来の活躍馬がいっぱい潜んでいるような気も?
気に入った馬がいないのであれば、今年は当然スルーしてもよいのですが……
せっかく手にしたバツ2の権利。これを使わずにいられようか
という心の声が。さすがは噂に名高いバツ制度。クラブも商売上手ですね 笑。
さて。そういう訳で個人的にはあまりテンションの上がらない出資馬検討となりましたが、せっかくのお祭りですし、今年も元気に争奪戦には参加しようと思っています。
それでは、忘備録も兼ねて、現時点で気になっている馬を何頭かご紹介しておきましょう。
~出資にあたっての個人的NG条件~
・価格が高騰するGIホースの下
・希少=例年よりも高額?なディープインパクト、キングカメハメハ産駒
・個人的なNG厩舎へ入厩予定馬
・母の初仔は慎重に
クラブの活躍馬にして重賞ウィナー シャイニングレイの半妹。2つ年上のレイパパレも3連勝を決め、秋にはGIの大舞台に立とうかという活躍をみせていますから、父がドゥラメンテに変わったとはいえ、かなりの人気が予想されます。
馬体はそれほど大きくはなく、程よいサイズにまとまっている印象ですが、窮屈な感じはなく脚の運びも実にスムーズ。強いていえば頭部が少し小さいところがマイナスでしょうか。人間は小顔が喜ばれますが、馬の世界では必ずしもそうとはかぎりません。
兄姉の活躍をみても母の繁殖能力には疑う余地はありませんし、母は高齢の域に差し掛かっていますが、レイパパレの活躍をみる限り、まだ大丈夫かな?と思える範囲。母父クロフネの存在も魅力的で、ステファノス、ノームコア、クロノジェネシス、リリーノーブル、リオンリオンなど、牡牝を問わず、多彩な活躍馬を出しています。父ドゥラメンテの成功配合がまだ確立されていないだけに、母父クロフネの存在は安心感があります。また、父がドゥラメンテだと、将来繁殖入りした時に、交配する種牡馬の選択肢が限られるかもしれないという懸念はありますが、それこそ4、5年も先の未来のこと。積極的に嫌う理由にはならないという意見が、大勢を占めるでしょう。
あとは、預託先が兄姉を預かっていた高野厩舎ではなく、関東の木村厩舎に変わる点をどうみるか。どちらもアンチが存在する厩舎ですから、各人の好み次第で評価は分かれそうですね。
当初は、募集番号が1つ前の元出資馬 ペルレンケッテの仔に注目していたのですが、『アレ!?次の番号の仔のほうが良さげだぞ……』と目に留まったのがはじまり。
思い返せば、昨年も『ダート馬を持ちたい』というエントリーの中で、1つ年上のリーチコンセンサスの仔を取り上げていますから、どうやら個人的にこの母親の仔が気に入りやすい模様。余談ですが、見た目でいうとリッチダンサー系牝馬の顔が個人的に好みらしく、今年も リッチダンサーや フロアクラフトの仔の顔が、とにかく可愛く見えてしかたがありませんでした 笑。
血統面に目を移すと、ドレフォンxフレンチデピュティと潔いほどのダート配合。ダート馬ならば基本的には関西所属のほうが好ましいと考えますが、ドレフォン産駒の特徴が判らない以上、マイナスと捉えるほど気にする必要はないかもしれません。活躍馬多数のラスティックベル牝系ですから、将来繁殖入りした際の楽しみが大きい点も魅力。
カタログ写真は、トモの形に少しクセがありますが、シッカリと体重が乗っている後ろ脚の力強さには好感が持てます。繋ぎが短い点も、ダート馬として考えれば◎。動画を見ると、前脚の出が少し硬い印象を受けますが、トモは丸みを帯びた筋肉をまとっており、総じて力強さを感じさせます。
冒頭で述べたように、個人的な好みでフィルターが掛かってしまっている点が一番不安ですが 笑、人気のないダート牝馬ですから、一般枠で指名しても面白そうだなと思っています。
将来の繁殖牝馬狙いの応募が殺到しそうなのが、関東募集馬の最後を飾る リーチングの19。
母はこれまで米国で繁殖生活を送っており、産駒はまだ目立った活躍をしていませんが、種付けされた種牡馬は、Frankel、Tapitなど、どれも超一流のサイアー。 Arrogateを受胎した状態で輸入され、日本で産まれたのが本馬です。
母が繁殖として期待されていた理由は、カタログのブラックタイプを見れば一目瞭然。そして、近親からは、欧州GIで活躍したディープインパクト産駒 セプテンバーがおり、SS系との相性の良さを買ってノーザンFが連れてきたであろうことは想像にかたくありません。
日本でArrogateの産駒がどのような適性を示すかはまったくの未知数ですが、ダートで活躍した父の仔とは思えないスラリとしたシルエットや長い四肢から、芝でも走れそうな雰囲気があります。ですが、裏を返せばダートを主戦場にするには、少々頼りない印象も。
今年は個人的にピンとくる馬がいなかった訳ですから、いっそのこと繁殖狙いの方向に思い切り振り切ってしまう作戦も有効かもしれません。しかし、かつて同じ持ち込み馬のカドリーユ→ パストゥレイユという親子に出資して、未勝利に終わったという苦い過去があるだけに……。あまり積極的にはなれませんが、将来の繁殖入りを見越して投資するという狙いも、ハマれば活躍馬に出資する以上の成果が期待できるだけに、悩ましいところですね。
関西馬編につづく