今年もキャロットクラブの募集がスタートしましたが、みなさま出資馬検討のほうは、はかどっておりますか?
昨年は動画に苦戦し(一番頼りにしている真横からのアングルが短すぎた)、募集馬記事を1つしかアップしなかった私も、改善された今年の動画はかなり満足。やはり、少なからず不満の声が寄せられたのかもしれませんね。
さて。今年は、いわゆる×1で臨むことになり、気に入った馬がいれば、積極的にとりにいきたいところです。
馬のデキはもちろん、今年は昨年以上に価格との闘いになりそうですが、備忘録がわりに、現時点で気になっている馬を取り上げておこうと思います。
なお、今年の記事は’「関東馬」「関西馬」「高額馬(4000万以上)」という三部構成を予定。基本的には、OurBlood狙いのため、牝馬のピックアップが多めとなります。
~出資にあたっての個人的NG条件~
・価格が高騰するGIホースの下
・個人的なNG厩舎へ入厩予定馬
・母の初仔は慎重に
・個人的な好みとして、カナロアとモーリスの仔はややNG
個人的に憧れを抱いているソニンク牝系 出身の牝馬。
数はけっして多くない中から、ソングライン、アカイイトと、2頭のGI牝馬を輩出している配合は、ニックスといっても差し支えないでしょう。
ただ、動画で動きをチェックすると、後肢の踏み込みの浅さが目につきます。
また、それ以上に気になるのは、小腸捻転による開腹手術歴。馴致の遅れや、再発の可能性を考慮すると、安易には手を出しづらいな、といった印象。
事前はノーマークでしたが、ニューイヤーズデイの産駒は、思ったよりもデキがよいな、という感想を持ちました。母が高齢ですが20.チアズメッセージの仔もなかなか良さげです。
動画の動きも、ダート馬らしい力強さがあって、悪くないと思います。こういった馬が一般でとれるとありがたいのですが、どうでしょうか。
ただ、個人的にはダートならば関西馬に出資したいと思っていますし、ニューイヤーズデイの産駒は、日本では初年度ですから、価格はせいぜい2400万円くらいが妥当かな、という印象。
クラフティワイフから枝を広げる名牝系の出身だけに、牝馬に出たことは個人的には大きなプラス。
馬体のシルエットは美しく、四肢の動きもスムーズですが、最大のウィークポイントは、かなり薄手でボリューム感に欠ける点ではないでしょうか。
父の初年度産駒だけに、この特徴がどちらに出るかは、フタを開けてみるまでわかりません。
なお、1つ上のサトノクラウン産駒は、父を管理した堀厩舎に預託されましたが、こちらは母を管理した和田正厩舎に入厩予定。総じて、母は見栄えのする産駒を出す傾向にあるのだと思います。
少しコンパクトに映りますが、馬体のバランスの良さが目を引きます。
血統的には、名牝スキーパラダイスの一族で、母の繁殖成績に特筆すべきものはありませんが、チチカステナンゴ、ワークフォース、 エイシンフラッシュの仔でJRA勝ち上がり馬を出していますから、思いのほかポテンシャルは高いのかもしれません。
動画では、少し気が強く、気性面に多少の難があるようにも見えますが、牝馬ですから、これが良い方向に向いてくれれば、といったところでしょうか。
今年の募集馬の中では、価格も盛られていない感じがしますし、預託先が堀厩舎という点も魅力。(リーディング上位厩舎に預託するケースは、血統的な縁があるか、もしくはデキがよいか、のどちらかだと思っています)
ただし、引退後はおそらく社台ファームで繁殖入りしますから、仔がOurBloodとして定期的に募集されるかは、ちょっとわかりませんね。
ダートで活躍してくれるのでは?と密かに期待を寄せている注目馬。
5月生まれとは思えない好馬体の持ち主で、動画でもなかなか力強い動きをみせています。ただ、素軽い感じはしないので、おそらく主戦場はダートになりそう。
高齢の母に父リアルインパクトいう配合を考えると、やはり価格はお高いですね。
明らかにダート短距離を狙った配合で、個人的には好印象。
馬体はボリューム感たっぷりで、特に後ろから見た時のトモの厚さはかなりのもので、なかなか興奮させてくれます笑
ただし、預託先が萩原厩舎ですから、少し体質的に弱いところがあるのかもしれませんね。
また、ダートの短距離は、東京・中山でコース形態が違い過ぎる点や、東京に1200mがない点などから、個人的には選ぶなら関西馬の方がよいと考えています。
あとは、私のように年に一頭程度の出資スタイルだと「ダート短距離馬の一本釣り」という決断は、なかなかしづらいですね。