これまで2戦2勝の成績を残している出資馬 アヌラーダプラ(3歳メス)が、13日のフェアリーSでいよいよ重賞に挑戦します。
まだクラシック本番までには時間がありますから、"もしここがダメでも次のチャンスをものにすればよい"と考えてしまいがちですが、脚元に不安のある アヌラーダプラに限ってはそういう訳にはいきません。
本番までに十分な間隔をとることが望ましく、ここは桜花賞出走がかかった重要な一戦。2着以内に入って賞金を加算することが最低限のノルマとなります。
脚元、そして気性面を考慮して、最小キャリアで桜花賞へ向かうこと。これこそがデビュー当初から陣営が描いた青写真。三浦騎手の落馬負傷という予期せぬアクシデントがあったものの、厩舎および外厩スタッフの尽力のおかげで、ほぼ予定どおりにここまで来ることができました。
ひたすら組し易いメンバーのレースを選び、確実に勝ち星を上げて賞金を積み重ねる。そうして強敵と切磋琢磨することなくクラシックへの切符を手にした馬が、果たして本番で通用するのか?という疑問はたしかに残ります。しかし、過去2戦のレース後にみせた陣営、特に三浦騎手の喜びようからは、この馬にかける並々ならぬ期待の高さが感じ取れました。
せっかくここまで来たのですから、いち出資者としての立場を抜きにしても、ぜひとも三浦騎手とのコンビで大舞台に立って欲しい。そう願ってやみません。
*デビュー前から素質馬の教育を任され、新馬戦の後には『重賞よりも緊張した』と語った三浦騎手。レース後には安堵した様子で吉田勝己氏&手嶋代表と談笑する姿も
一口出資者としては黙ってゆくえを見守ることしかできませんが、それでも何か出来ることはないか…と思い、初詣をかねて、行きつけの馬頭観音に無事を祈願してきました 笑
*そういえば馬のことだけで、人(騎手)の無事は祈願してなかったような。。ゴメンナサイ
三浦騎手の代打がルメール騎手ということで、一時はコンビ継続を危ぶむ声も聞こえてきましたが…幸いにもシンザン記念の結果により、本番では無事に三浦騎手へと手綱が戻ってきそうなのは何より。
*2020/1/9 萩原厩舎(鞍上は最終追い切りに跨った津村騎手)
1週前には過去2戦にはなかったようなハードな追い切りを消化して、態勢は万全。負荷をかけたことによるテンションの高揚だけが心配ですが、アヌラーダプラもきっと期待に応えてくれることでしょう。
今回も期待を持って現地観戦しようと思います。
*桜花賞出走を決めてパートナーの復帰を待ちましょう
なお、アヌラーダプラの近況情報についてはこちらの記事をご覧ください