3月15日のフィリーズレビューへ向けて調整されている出資馬 アヌラーダプラ (3歳メス)の近況が更新されました。
クラブ発表の近況情報
20/3/4 萩原厩舎
- 4日は美浦南Wコースで追い切りました(66秒1-51秒1-37秒7-12秒0)。「今朝の追い切りは当初併せる形を検討していましたが、皇成と相談をして単走で体を使わせることに重きを置いた形にしました。実際のところまずまず動けていて、皇成の感触も良かったようです。課題はありますが、その中でもいいと思える部分も掴めるようになってきていますし、まずは来週に向けて何とかやっていきたいです」(萩原師)「前走時はご迷惑をおかけしてしまいましたし、乗れずに僕自身も悔しい思いをしていました。入院中、アヌラーダプラの存在は大きかったです。次走が大体このあたりではないかということもイメージもでき、またこの馬に乗りたいという思いが、入院中、リハビリ中に頑張ろうという気持ちにしてくれました。久々に乗せていただきましたが、乗る前には助手さんから今回どんな感じかを聞いていました。その話では以前より口が硬くなっているということだったので、前走の内容を見ても段々とスプリント寄りになってきているのは間違いないのだろうなと思っていたのですが、今回は1400mを使うということで、少しでも幅を持たせられるようにというイメージで今朝跨っています。実際のところ口を含めて難しさはあってグーっと行くようなところがありますが、そこで手綱を引っ張りすぎると頭が上がって重心が浮きすぎてしまい、いざゴーサインを出しても動けない感じがあります。だからと言って引かなくていいというわけにもいかないので程よいところでコントロールできるかが大きなポイントで、今朝はそれなりに収めることができました。体全体の連動性を失わせないように動かしてあげることがこの馬にとって大事なのではないかと改めて感じましたから、あまり距離を延ばそうとするよりも短めにしていかざるを得ないところはあるかと思いますが、まずは今回1400mでできるだけリズムよく走れるように持っていければと思っています」(三浦騎手)14日の中京競馬(ファルコンS・芝1400m)に特別登録を行う可能性もありますが、今のところ15日の阪神競馬(フィリーズレビュー・牝馬限定・芝1400m)に三浦騎手で出走を予定しています。
落馬負傷で戦線を離脱していたパートナーの三浦騎手が帰ってきてくれました。
コメントからも、やはりアヌラーダプラには三浦騎手が必要なのだと改めて感じさせられます。
三浦騎手は アヌラーダプラに再び跨るのを楽しみにしていたようですが、実際のところは焦る気持ちもあったのではないでしょうか?
落馬負傷で関係者に迷惑を掛けたうえに、今度も思うような結果が出せなかったら……待っているのは非情な乗り替わりです。
あくまで個人的な話ですが、このコンビは、かつての出資馬 ルヴォワール&石川騎手のコンビとイメージが被ります。
当時の石川騎手は携帯の待ち受け画面をルヴォワールにするくらい気に入ってくれていたという話で、三浦騎手がアヌラーダプラについて発したコメントからも、同様の愛情を感じました。
奇しくも、2連勝後に主戦がケガで負傷してしまい、3戦目の重賞挑戦は乗り替わりで6着という成績まで似てしまいましたが、ルヴォワールのコンビが果たせなかったサクセスストーリーを、ぜひアヌラーダプラ&三浦騎手で……と願っています。
このまま2勝馬で終わっても構わないからずっとこのコンビを応援したい、といったら他の出資者さんに怒られそうですが、三浦騎手が思い描いているような結果が残せるようにアヌラーダプラにも頑張ってほしいと思います。
2020/1/13 中山競馬場