少数精鋭で重賞制覇をめざす

年1-2頭の出資で重賞制覇をめざす一口馬主のブログ。※当ブログに掲載されている写真やテキストはキャロットクラブの許可をいただき転載・引用しています

11月16日(土) 競馬の予想

日曜日には8週連続GI開催の第2弾・マイルCSが行われますが、個人的な関心は、なんといっても 土曜東京6Rに出走する出資馬 アヌラーダプラの走り。

 

初戦は楽勝だったとはいえ、出走メンバーのその後をみるかぎり、あまり前走のパフォーマンスを鵜呑みにはできない印象もあります。

 

できれば重賞に挑戦して力試しをして欲しいところですが…陣営は重賞はおろか天秤に掛けていた赤松賞も回避し、距離短縮となる平場戦を選択。その慎重ぶりは、あたかも石橋を叩いても渡らずに、隣にある鉄橋を選んだかのようです 笑

 

ただ、この馬に関しては、デビュー前に萩原師から『走りを見ていても、経験を積んでいけば自ずと距離が短くなりそうでもある』というコメントが出ていましたから、いかに最小キャリアで桜花賞へ向かうかということを常に念頭に置いているように感じられます。

 

デビュー戦のパドックで見た印象では、非常に落ち着きがあり、気性面の不安など微塵も感じなかったのですが…先週のデイリー杯にチャレンジした ライティアがそうだったように、実践を経験したことで初戦よりも気が入ってしまうタイプもいますから、やはり油断はできないのでしょう。

 

いずれにしても、ここは青写真どおりにプランを進めるためにも取りこぼせない一戦。個人的な話ですが、昨年は コントラチェックでサフラン賞2着 →フェアリーS 除外という憂き目にあいましたから、アヌラーダプラにはスムーズに1勝クラスを突破して欲しいところです。

 

前走のパフォーマンスが本物であることを再確認する意味でも、期待をもって現地でレースを見守りたいと思います。

  

 

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 *某スポーツ紙には不安をほのめかすようなコメントも出ていましたが…!?

 

 

 

さて。土曜日に東京競馬場で行われるのは、出世レースとしても名高い2歳重賞・東京スポーツ杯2歳S

 

このレースにはキャロットクラブから リグージェがエントリーしていますので、さっそく陣営のコメントをチェックしておきましょう。

 

クラブ発表の厩舎コメント

19/11/13  木村厩舎

  • 13日は美浦南Wコースで追い切りました(69秒2-53秒5-38秒9-12秒1)。「先週に続いて今朝もウッドチップコースに入れ、手加減せずにしっかりと動かすことにしました。以前鼻出血を発症したことがあるからつい加減をしてしまいますが、重賞へ向かうのならばしっかりと攻めなければいけないと思ったからです。もちろん内臓面へのケアは日々怠らず行っていて、今朝追い切った後も外見上問題はありませんでしたよ。動けてはいますから明日までの状態を見て問題なければ東スポ杯へゴーサインを出せると思っていますが、まだ若いし弱いところも抱えているのは事実です。食べたものが身にならなかったりしますし、これからではありますが、競馬を使いながら良くなってくれたらと期待をしています。デビュー後からここまでの期間でもちろん良くなった部分もありますよ。普段の立ち振る舞いや調教のときもそう。スタンド前や馬場入りであたふたせず、ある程度マナーも守れるようになってきているので彼自身少しずつ大人になってきている面もありますから、今回のチャレンジがいいものになってくれたらと思っています。行く場合はという条件つきのオファーではあったのですが、マーフィージョッキーとのコンビで向かうつもりです」(木村師)16日の東京競馬(東京スポーツ杯2歳S・芝1800m)にマーフィー騎手で出走を予定しています。

 

 

東京スポーツ杯2歳Sは、過去10年の連対馬から2頭のダービー馬と、3頭のダービー2着馬を輩出しているように、翌年のクラシック戦線を占う意味でも非常に重要な一戦。

 

今年は例年に比べてやや小粒なメンバーという感はありますが、やはり三冠馬x三冠牝馬という夢のような配合馬 ラインベックが、実績面でも一歩リードしている印象。

 

ただ、その他の出走メンバーはほぼ1勝馬同士で横一線。当然、格上挑戦とはいえ リグージェにもチャンスがあるはずです。

 

能力比較の難しいメンバーだけに、馬券的には"外国人ジョッキーのBOX買い"という選択肢もありかもしれません。

 

 

東京11R ▲2リグージェ

 

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また、この日は3頭のキャロットクラブ馬がデビューを予定しています。

 

こちらも陣営のコメントをチェックしておきましょう。まずは東京4Rでデビューする  ピクチャーポーズ から。

 

クラブ発表の厩舎コメント

19/11/13  手塚厩舎

  • 13日は美浦南Wコースで追い切りました(50秒9-37秒2-12秒9)。「3週連続石川を背にして半マイル重点の追い切りを行っています。相手が同じ新馬で、正直その馬と比較すると若干見劣りはしますが、馬のタイプが全然違います。向こうのほうが小柄だけれど伸びのあるいいフットワークで走る一方、ピクチャーポーズのほうはピッチ走法なので見た目の差が出てしまいますね。その分いい言葉ばかりを並べにくいのですが、しっかり動けてはいて、石川の感触も決して悪くはありません。回転で勝負するタイプなので短い距離のほうがいいということは確かで、ゲートをいかにうまく出られるかでしょう。今回頼んだマーフィーのエージェントには伝えてありますが、出がそこまで速くはないから多少押していく必要はあるかもしれません。上手く対応してくれればいいところを見せてくれるはずですよ」(手塚師)16日の東京競馬(2歳新馬・芝1400m)にマーフィー騎手で出走を予定しています。

 

 

ピクチャーポーズ は出資馬 コントラチェックの姪にあたる、キャロットクラブ縁の血統馬。

 

コメントにもあるように脚の回転が速いピッチ走法の馬で、入厩当初から距離は短めが良さそうだというコメントが出ていました。

 

デビュー戦から走れそうな雰囲気はありますが、現状だとひょっとしたら1ハロン距離が長いかもしれません。新馬戦特有のスローペースならばこなせると思いますが、そのあたりはマーフィー騎手の手腕にも期待したいところです。

 

当面のライバルは、同じくクラブと縁の深い トールポピーを祖母に持つ イエローポピーでしょうか。

 

 

東京4R ◎8ピクチャーポーズ

 

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続いては、東京5Rでデビューする クロトノーナ

 

クラブ発表の厩舎コメント

19/11/13  大和田厩舎

  • 13日は美浦南Wコースで追い切りました(69秒1-54秒2-40秒2-13秒3)。「先週まではポリトラックコースを使うようにしていましたが、動ききれない面があること、それにプラスして調教負荷をかけづらいということを考えて週末からウッドコースに切り替えました。正直、カイバ食いは相変わらず細く攻めすぎるとより苦しくなってしまう恐れがありますが、だからと言って守りすぎても競馬で高いパフォーマンスを求めるのは難しいと思ったので、ここは腹をくくり、馬にがんばってもらおうと思っています。今朝の追い切りでもウッドチップを選び、石橋脩に跨ってもらって感触を確かめてもらいました。動きだけで言えば目立つものではないかもしれません。ただ、我々も感じていたことなのですがジョッキーも背中の良さを褒めてくれました。現状はその良さに体が追い付いていなくて思うように推進力に換えられていないのですが、しっかりしてくれば良くなってきそうということを感じ取ってくれたのは大きいです。練習ではそれなりにスタートを出られていたので、実戦でも上手く対応して流れに乗って良さを見せてくれたらと思っています」(大和田師)16日の東京競馬(2歳新馬牝馬限定・芝1600m)に石橋騎手で出走を予定しています。

 

 

ノームコア、クロノジェネシスがGIホースに輝いたことで、奇しくも2頭のGIホースの妹となった クロトノーナ。おそらく募集当時よりも、出資者のみなさまがこの馬にかける期待は大きくなっているのではないでしょうか。

 

ただ入念に乗り込まれてはいるものの、追い切りではラスト1ハロンの時計がなかなか詰まってこないのが現状。『しっかりしてくれば良くなってきそう』というコメントのとおり、能力を発揮できるようになるのはもう少し先なのかもしれません。

 

 

余談ですが、このレースには元出資馬 ルヴォワールの妹 ルーツドールも出走しているので、個人的にはこちらの走りにも注目です。

 

 

東京5R ☆1クロトノーナ

 

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最後は、京都5Rでデビューする レミニシェンザ

 

クラブ発表の厩舎コメント

19/11/13  羽月厩舎

  • 13日は栗東Pコースで追い切りました。「今朝は長岡騎手に手伝ってもらい、ポリトラックで追い切りを行いました。先週追い切ってからだいぶ気持ちが乗ってきているので単走、馬なりでサッと流すような感じの内容だったのですが、ジョッキーの話では『ちょっと左のハミに頼るようなところはあったけど、動きは良かったと思います』とのことでした。せっかくのデビュー戦が皮膚炎の出ている姿というのは本当に申し訳ないのですが、ケアをすることでもうピークは過ぎたかなという感じはしますし、これが走り自体に影響を及ぼすことはありません。カイバもちゃんと食べてくれていますから、まずはどんな競馬してくれるか楽しみにしたいですね。馬体重は440キロくらいでの出走になると思います」(羽月師)16日の京都競馬(2歳新馬・芝1600m)に藤岡康騎手で出走を予定しています。

 

 

440キロそこそこの小柄な牝馬で初戦から動けそうな気配ですが、管理する羽月厩舎は ワンダースピードインカンテーションに代表されるようにダートでこそというイメージが強く、今年挙げた14勝の内訳もダ9、芝4、障害1。

 

ノーザンファーム生産馬が他にいないメンバーに恵まれましたが、この厩舎だけに芝の新馬戦ではどうでしょうか。

 

 

京都5R △1レミニシェンザ