先週で3歳の未勝利戦が終わり、今週からは2歳戦のレース数が増加。クラブからも続々と2歳馬がデビュー戦を迎えます。
出資馬の ヴェールアップも、5月生まれの牝馬ながら、頓挫することなく調整が進められ、予定されていた日曜の中京5レースに無事登録されました。
ここ最近の出資馬は、コントラチェック=2歳7月、アヌラーダプラ=2歳9月、ヴェールアップ=2歳9月、と2歳のうちにデビューすることができ、コントラチェックと アヌラーダプラは2歳のうちに勝ち上がってくれました。
もっとも、ヴェールアップの場合は、まだ追い切りの動きがパッとせず、今回は回ってくるだけになりそうですが、それでもこの時期にデビューできるだけでも立派なこと。
募集当時から馬体重がほとんど変わっていないように、実が入ってくるのはだいぶ先になりそうですから、まずは無事に走り終えてくれればと思います。
なお、ヴェールアップの陣営コメントなどについては、こちらのエントリーをご覧ください。
さて。日曜日は、ヴェールアップの他にもキャロットクラブから2頭の2歳馬が出走を予定していますので、さっそく陣営のコメントをチェックしてみましょう。
まずは、中京2Rにエントリーしている スクウェアセイルから。
クラブ発表の厩舎コメント
20/9/9 坂口厩舎
- 9日は栗東坂路で追い切りました(55秒2-39秒8-25秒6-12秒5)。「先週の追い切りと週末の調教を経て改めてスタッフとも検討したのですが、どうもワンペースなところがあるようなので、距離を延ばすのもプラスにはなるでしょうが、このタイミングでダートを試してみるのはどうかという話になりました。今のところ日曜日のダート1800mに吉田隼人騎手で向かおうと考えています。今朝は坂路で併せて追い切りましたが、全体の時計は目立たないものの、しっかり動けていたので問題ありません。体調自体も早朝は涼しくなり良化傾向ですから、この条件変更がプラスに出てほしいですね」(坂口師)13日の中京競馬(2歳未勝利・ダ1800m)に吉田隼騎手で出走を予定しています。
1番人気に支持されたデビュー戦は、残念ながらレースの流れに乗ることができずに終わってしまいましたが、今回は条件をガラリと変えて巻き返しを狙います。
これまでのトゥザワールド産駒の勝利は、ほとんどが短距離レースで挙げたものですが、つい先日に行われた3歳の未勝利戦では、初ダートだったトゥザワールド産駒のペルセウスシチーが、後続に5馬身差をつけて圧勝したという例もあります。陣営の見立てが正しければ、距離延長&ダート替わりで一変したとしても、まったく不思議ではありません。
メンバーの大半が前走8着以下と、相手関係にも恵まれましたから、ここは好勝負を期待しましょう。
中京2R ▲4スクウェアセイル
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続いては、中京3Rに出走する ヴェルナー。
クラブ発表の厩舎コメント
20/9/9 高野厩舎
- 9日は栗東坂路で追い切りました(52秒8-38秒5-24秒8-12秒2)。「今朝も坂路で併せて追い切っています。終い強め程度の内容でしたが、これでもまだ余力はあります。動きもひと追いごとに切れが出てきて、十分な仕上がりと感じています。マイルの方が競馬はしやすいと思いますし、ジョッキーと相談をしてハミも替えているので、そのあたりが結果につながってほしいと考えています」(高野師)13日の中京競馬(2歳未勝利・芝1600m)に川田騎手で出走を予定しています。
デビュー戦は、好位追走から直線でいったんは抜け出したものの、最後は後続に交わされてしまい4着に惜敗。パドック、返し馬ともにテンションが高かったという話ですから、落ち着いてレースに臨むことができれば、十分に変わり身が期待できそう。
デビュー前の追い切りや、重賞馬の全弟という血統背景からも、素質の高さは疑いようもなく、大型馬の叩き2戦目でいよいよ本領発揮となりそうな雰囲気です。
中京3R ◎10ヴェルナー
※この記事では出資有無に関係なくキャロットクラブの出走予定馬の中から注目馬をピックアップしています