出資馬の コントラチェックが、12日の京成杯AHに出走し2着という結果でした。
まだレースを見ていないという方は、こちらの映像をご覧ください。
スタートを決めると二の脚を効かせ、他の馬の出方を窺いつつ一気に先頭に。久しぶりにマイペースの展開に持ち込むと、淀みないラップを刻み、あわやのシーンを演出。
急遽の乗り替わりとなった大野騎手も、テン乗りとは思えない見事な好騎乗で、コントラチェックの持ち味を引き出してくれました。
クラブ発表の近況情報
21/9/12 藤沢和厩舎
- 12日の中山競馬ではスタートが決まり、先手を取る競馬。直線へ向いていったん後続を引き離したが最後の最後に差し込まれて2着。「決まったと思ったんですけれどね…。1番の馬が来たのかと思ったら同じ勝負服の馬に差されてしまいました…。結果論になってしまいますけれど、引き離すタイミングが少し早かったですかね…。ジョッキーもそう悔やんでいました。今回の一番の要因はスタートが決まったことだと思います。ちょっと中で動いてしまいがちなので決まらないこともある馬ですが、今日は上手く行きました。それは落ち着いていたことも影響していたのだと思うんです。レース前も返し馬でもいい精神状態で、段々と大人になってきているのでしょうね。それにしても…あそこまで行ったら勝たせてあげたかったですね。頑張ってくれたという嬉しさもある反面、悔しさもありますが、これをきっかけにまた頑張って欲しいです」(千島助手)前走はレース前の精神状態が良くなっていたことから却って忙しくなってしまい、スタート、枠等々も相まって苦しい競馬となってしまいました。特に精神状態を踏まえて今回舞台をマイル戦に戻したわけですが、スッと先手を取り、自分のリズムで走ることができました。最近は前に馬を置く形でも上手に走れるようになっていたので形が違えど対応してくれた可能性もありますが、開幕週の馬場を味方につけてあと少しというところまで頑張ってくれました。本来ならばこのくらい走っても不思議ない馬なので敗れたことに対して正直悔しさはありますが、前走からの巻き返しを見せてくれたことは素直に嬉しく思っています。今後については状態を見たうえで検討していくことになりますが、今回の悔しさを晴らしてくれるような結果を期待しています。
レース当日は、久しぶりに コントラチェックの姿を見るために現地観戦。レースでは12番人気という低評価でしたが、私自身もそれほど期待はしていませんでした。
パドックに現れたコントラチェックは、落ち着きがあり、ハミで遊んではいたものの、リラックスした様子。毛艶もよく、なかなかの好気配でした。
レースでは、パドックでみせた気配のよさがそのまま直結したかのような好内容。あまり期待はしていなかったものの、スタート直後にハナに立った瞬間に、もしや!?と思わず色めき立ってしまいました。
あそこまでいったら勝たせてあげたかったというのが本音ですが……展開こそ違いますが、ちょうど3年前に同じ舞台で惜敗したサフラン賞を思い出しました。
重賞馬でGIでも好走実績がある マルターズディオサや スマイルカナよりも0.5キロ重いハンデが、最後の最後に響いてしまった印象です。
ただ、そうはいっても、久しぶりにコントラチェックらしさをみせてくれたのですから、個人的には満足です。スプリント戦を使いながら、見事に立て直した陣営の手腕も見事でした。
これで次走はスプリンターズSかマイルCSのどちらかだと思いますが、おそらく秋のGI→来年2月の中山記念あたりで引退ではないでしょうか。
現役期間も残り僅かですが、コントラチェックらしい走りで、レースを盛り上げて欲しいですね。