少数精鋭で重賞制覇をめざす

年1-2頭の出資で重賞制覇をめざす一口馬主のブログ。※当ブログに掲載されている写真やテキストはキャロットクラブの許可をいただき転載・引用しています

5月17日(日) 競馬の予想

今週の日曜日は、東京競馬場GI5連戦の第2弾・ヴィクトリアマイルが行われ、このレースには出資馬の コントラチェックが出走します。

 

メンバーはもとより、残念ながら枠順にも恵まれなかった印象ですが、前走時から引き続き体調は良さそうなので、気持ちよく逃げてレースを盛り上げてくれればと思います。

コントラチェックの近況は別エントリーに掲載していますので、ページ下のリンクよりご覧になってください

 

さて。キャロットクラブからは日曜の競馬に総勢11頭がエントリーしていますが、そのうち4頭が3歳1勝馬。しかも、東の2頭、西の2頭が珍しく同じレースで対戦することになりました。

対戦する2頭に出資している方は、せめてどちらかは勝ち上がって欲しいと願っていることでしょう。

 

それでは、まず東で2頭が激突する東京5Rから、各陣営のコメントをチェックしてみたいと思います。

 

クラブ発表の厩舎コメント

グレイトオーサー

20/5/14  堀厩舎

  • 13日は美浦南Wコースで追い切りました。14日は軽めの調整を行いました。「いつもは前半と後半の二つに分けて主に木曜日に追い切りを行うようにしていますが、今週は気温が25度を超えそうな状況だったので、後半をなくして前半にまとめることにしました。そのため木曜日の追い切り頭数が多くなりすぎないように水曜日にも均して追い切るようにしています。グレイトオーサーはレース当該週であるということ、そして土曜日のレースも含めて考えるという事情がありましたので、水曜日に行っています。キリによって全体を確認することはできませんでしたが、GPSの計測で5ハロンから67秒1、52秒1、37秒5の終い1ハロン12秒2という時計を出せています。右トモに関しては競馬を使ったことで状態が一段階さがっている印象を受けますが、キャンター時にはそこまで感じさせない状態です。また、気にしていたテンション面ですが、前走時とさほど変わらない状態にあります。昨日だけでなく今日の様子も改めて確認しましたが、心配していたほど昂っているわけではなく保てている状況にあります。そこで、どちらのレースを選択するか、今朝ダミアンさんと改めて相談しました。前走を改めて振り返り、ゲートを出て外からのプレッシャーを受けたことからリラックスして走ることができず、その影響からもっと終いを使えるはずが使えなかったということから、やはりいかに余裕を持たせて走らせてあげられるかが重要ということを再確認しました。かかっていくようであればいったん1600mの距離にして折り合いをつけやすくすることを考えましたが、ここまでの馬の様子、仕草などから対応できそうということ。そして、ダミアンさんからの意見もあって2000mのほうを選択することにしました。それなりの相手もいますし、そう簡単ではないでしょう。能力的には即通用してもいいと思っていますが、正直、今回は結果というよりもいい経験を積ませて今後に活かすということがいちばん大きな目的なので、良い内容の競馬ができればと思っています」(堀師)17日の東京競馬(3歳1勝クラス・芝2000m)にレーン騎手で出走いたします。

フォアシュピール

20/5/13  手塚厩舎

  • 13日は美浦南Wコースで追い切りました(キリ 12秒4)。「今日は純次(嶋田騎手)を乗せてウッドチップコースで追い切っています。オークスを予定しているウインマリリンとの併せ馬にしましたが、モヤが立ち込めていて全体を直視することはできませんでした。それでも直線の脚取りは良く見えましたし、乗った純次も良かったと言っていましたよ。鼻の調子も先週より今週のほうが良く、動き、コンディション共にいい状態でレースへ臨めそうですよ。堀君の馬もここに来るのかもしれないし、もちろん他の馬もいて簡単なレースではないでしょうけれど、この馬に対する僕の評価は変わりありません。多少雨が降っても前走のような馬場状態にはならないのではないかなと思うので、ぜひいい競馬をして、いい結果を出してほしいと期待しています」(手塚師)17日の東京競馬(3歳1勝クラス・芝2000m)にルメール騎手で出走を予定しています。

  

 

3週前にキャロット対決を制して勝ち上がったばかりの グレイトオーサーは、2戦連続で同馬主の有力馬と対戦することとなりました。

兄姉に重賞好走馬がズラリと並ぶ血統面はもちろんのこと、初戦で見せたスケールの大きな走りからも、さすがは名門・堀厩舎に預けられるだけの素質馬といった印象。初戦はかなり体に余裕のあるつくりでしたから、ひと叩きされた今回は相当な上積みが見込めそうです。

1つ年上で同厩の半兄 カウディーリョのように、条件戦で勝ち星を重ねながら力を付けていくタイプに育ちそうです。

 

いっぽうの フォアシュピールも、母が米国の最優秀短距離牝馬という折り紙付きの良血馬。5月生まれのディープインパクト産駒ですから、3月の前走からはひと回り成長した姿をみせてくれそうです。

前走は人気を裏切ってしまいましたが、まだ成長途上で力の付ききっていないこの馬にとって、中山の重馬場は明らかに不向きでした。その点、東京の軽い芝に変わるのは好材料で、馬場が回復すればキッチリと巻き返してくるのではないでしょうか。

 

このクラスでは素質上位の2頭だけに、理想は1着同着での勝ち上がりという結末ですが……あえて順番をつけるならば、大きな上昇カーブを描く グレイトオーサーの方に、より魅力を感じます。

 

最後に余談ですが、このレースには元出資馬 エルミラドールの2番仔 コロンドールもエントリーしており、個人的にはこの馬の走りにも注目しています。

 

 

東京5R ◎3グレイトオーサー ○4フォアシュピール

  

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続いては、同じくクラブ馬2頭が対決する京都6R。

 

クラブ発表の厩舎コメント

ゴールドティア

20/5/13  池添学厩舎

  • 13日は栗東CWコースで追い切りました。「今朝はCWコースで追い切りました。併せ馬の予定だったのですが、途中で相手が引っかかってしまったので、最後は単走に切り替えています。ブリンカーを着用してみましたが、とても行きっぷりが良かったので、レースでも浅めのブリンカーを着用する予定です」(池添学師)17日の京都競馬(3歳1勝クラス・牝馬限定・芝1600m)に北村友騎手で出走を予定しています。

ラヴェル

20/5/13  安田翔厩舎

  • 13日は栗東CWコースで追い切りました。「今朝はCWコースで半マイルだけ、まったくの馬なりで走らせました。お伝えしたように、先週の追い切り後からレースに向けてはストレスを与えずにリラックスさせることが課題ですし、これで十分です。イレ込みもなくいい雰囲気です。あとは、当日の気配次第でしょう」(安田翔師)17日の京都競馬(3歳1勝クラス・牝馬限定・芝1600m)に藤岡佑騎手で出走を予定しています。

 


アルアインの全妹、サダムパテックの全妹、ハープスターの全妹(ゴールドティア)と、GI馬の妹が3頭もエントリーしており、出馬表の血統欄も非常に豪華な一戦。

 

前走のレース後に鞍上から”ノメって進んでいかなかった””とコメントされていた ゴールドティアは、雨女というイメージが定着しそうなほど 、天候&馬場に恵まれません。

勝ち上がったレースは、これまでに出走した4戦で唯一の良馬場ですから、今回も当日の馬場がポイントになりそう。馬場がある程度乾き、ブリンカー効果で行きっぷりがよくなれば、巻き返しも可能でしょう。

 

いっぽうの ラヴェルは、エピファネイア X ディアデラマドレというキャロットクラブ血統。両親にも出資していた方にとっては、我が子のような存在かもしれません。

前走は、1度レースを経験したためか、序盤で気負ってしまったことが敗因。現状では精神面に課題を抱えている馬だけに、間隔をあけてリフレッシュした効果は少なくなさそう。

"イレ込みもなくいい雰囲気"と、前走の敗戦を踏まえて今回はうまく調整できたようなので、前進が期待できそうです。

 

 

京都6R ▲2クラヴェル ☆9ゴールドティア

  

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最後は、新潟4Rで障害初勝利を目指す フラットレー

 

クラブ発表の厩舎コメント

20/5/13  藤沢和厩舎

  • 13日は美浦南Wコースで追い切りました(キリ 12秒1)。「五十嵐ジョッキーと相談した結果、レースを何度も経験している馬だし、フレッシュな状態でレースへ向かうようにしたほうがいいだろうという結論になり、基本的には大きな障害は飛ばさず競馬へ向かうことになりました。その分、背腰への負担も軽減できますし、じっくり動かしながらよりいい状態で向かえるように調整を進めています。週末にも長めに動かして時計を出していますが、今朝も一番にウッドチップコースへ入りジョッキーを背にして併せ馬を行っています。先行して直線で体を並べながら伸ばしていて、思惑に近い調教はできたようでホッとしています。多少立派かなと思うところはあるものの、息遣いを聞いてもだいぶ整ってきたように思えますし、今週の競馬へ向かえると思います。前走は鼻出血の影響があったので度外視していいとして、それ以前のレースを見るとだいぶ安定して走れるようになっていますし、そろそろいい結果が出てくれると嬉しいですね」(津曲助手)17日の新潟競馬(4歳上障害未勝利・芝2890m)に五十嵐騎手で出走を予定しています。

 


藤沢和厩舎に限らず、預かっているきょうだいを同じ週に出走させるのはよくあることで、昨年の12月も、妹のコントラチェックと同じ週に出走していました。

前走はレース中に鼻出血を発症してしまい大敗しましたが、そもそも中山のようにバンケットのあるバリバリの障害コースよりは、新潟のように平地に置き障害があるだけのコースの方が向きそうです。

再発することの多い鼻出血明けですから、今回は無事に完走することが最優先ですが、新潟コースに戻れば安全運転でもチャンスはあるとみています。

 

 

新潟4R ◎9フラットレー

 

 

※予想記事では出資有無に関係なくキャロットクラブの出走予定馬をメインに注目馬をピックアップしています

 

myhorse.hatenablog.com