少数精鋭で重賞制覇をめざす

年1-2頭の出資で重賞制覇をめざす一口馬主のブログ。※当ブログに掲載されている写真やテキストはキャロットクラブの許可をいただき転載・引用しています

7月5日(日) キャロットクラブの注目馬

※これまで週末は『競馬の予想』というタイトルで公開してきましたが、2020年下半期より『キャロットクラブの注目馬』にタイトルを変更させていただきます

 

今週から下半期の競馬がスタートし、日曜には鼻出血のため戦線を離脱していた出資馬の アヌラーダプラが復帰戦を迎えます。

 

再発の可能性が高い持病を抱えているだけに、常に引退の二文字と隣り合わせとなりますが、まだまだ若い3歳馬。ポテンシャルを出し切って引退の日を迎えることは難しいかもしれませんが、少しでも長く現役生活を送れるよう願ってやみません。

 

なお、アヌラーダプラの情報については別記事内に掲載されていますので、興味のある方は文末のリンクからご覧になってください。

 

さて、夏競馬最初の日曜日には福島と阪神で注目の重賞が行われ、福島のラジオNIKKEI賞にはキャロットクラブから精鋭2頭がエントリー。さっそく陣営のコメントをチェックしてみましょう。

 

クラブ発表の厩舎コメント

ベレヌス

20/7/1  杉山厩舎

  • 1日は栗東坂路で追い切りました(55秒4-39秒8-25秒8-12秒4)。「先週まで2週続けてジョッキーを乗せてコースでしっかり時計を出しましたから、今朝は坂路で単走、終い重点にサラッとやりました。ラストだけ手綱を放したらスッと自分で反応して上がっていったとのことで、動きはとても良かったです。馬体も福島までの輸送を考慮してちょうど良く仕上がっています」(杉山師)5日の福島競馬(ラジオNIKKEI賞・芝1800m)に西村淳騎手で出走を予定しています。

グレイトオーサー

20/7/2  堀厩舎

  • 1日は美浦南Wコースで追い切りました。2日は軽めの調整を行いました。「気候、そして輸送があることなどを考慮して当該週の追い切りは水曜日にダミアンさんを背にして、リズム重視で全体的に無理なく動かしてもらいました。硬さこそあるものの総合的に見て印象は悪くなく、出走の態勢を整えられたのではないかと思います。あとは輸送がありますし、レースへ向かうにあたり落ち着いて臨めるかどうかがポイントになってくると思います。鞍上ですが、これまで乗ってくれているダミアンさんか、普段からグレイトオーサーだけに限らずウチの厩舎の調教を手伝ってくれ、厩舎の考え方、接し方をよく理解してくれている石橋のどちらかで臨む考えを持っていました。登録状況、ハンデの発表等を待ったうえ、相談、検討した結果、今回はダミアンさんに続けて乗ってもらうことになりました。本人の評価としては完成途上で先々良くなる馬と見てくれているので、初戦、2戦目に続いてこの馬の改善すべき課題に向かい、今後につながるような競馬をしてもらえればと思っています」(堀師)5日の福島競馬(ラジオNIKKEI賞・芝1800m)にレーン騎手で出走いたします。

 

  

今年のラジオNIKKEI賞は、頭数がフルゲートに満たない12頭立てで、無抽選で1勝馬にも出走チャンスがありました。メンバー的にもオープン馬が1頭もおらず、やや低調な顔ぶれ。重賞とはいえ、実質は世代限定の2勝クラス(1000万下)と考えて差し支えないでしょう。

 

2戦2勝の グレイトオーサーは、繁殖として数々の活躍馬を送り出している ディアデラノビアの仔で、気性面に少々難がありますが、素質は一級品。管理する堀厩舎は、サリオスや カフェファラオなど、3歳世代は当たり年です。

東京コース以外での出走は今回が初めてとなりますが、募集当時から脚が短く重心の低い体形なので、渋った馬場も小回りコースも問題なくこなせるのではないでしょうか。

 

いっぽうの ベレヌスは、芝でのキャリアこそ見劣りますが、福島コースを経験している点は強みです。6月半ばに帰厩した段階から西村騎手での参戦を表明していましたから、もしかしたらもう少しメンバーが揃い、ハンデが軽くなることを想定していたのかもしれません。

今回は逃げて勝ち上がってきた馬が多く、展開的には厳しくなりそうですが、元来がダートもこなすパワータイプだけに、渋った馬場は歓迎のクチでしょう。上手く味方につけることができれば、粘り込みも十分に期待できそうです。

 

 

福島11R ◎8グレイトオーサー ▲7ベレヌス

 

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続いては、函館6Rでデビュー戦を迎える アークライト

 

クラブ発表の厩舎コメント

20/7/1  函館競馬場

  • 1日は函館芝コースで追い切りました(53秒5-39秒0-11秒5)。「クリストフに追い切り乗ってもらえるか確認したところ、現地入りするのが競馬の直前ということでした。それなので今週も先週に引き続き団野ジョッキーに手伝ってもらって本馬場で追い切っています。終い重点の内容で動きはまずまずでしたよ。大型馬で初戦でどこまで動けるかは何とも言えませんが、本数を重ねてきてこの馬なりには動けるようになってきていますし、本番前に現地でスクーリングできていることもプラスでしょう。函館の馬場はまだ比較的綺麗で、東京よりも走りやすいはずですし、何とかいい競馬になってほしいですね。血統的なことからどうしても人気してしまうと思いますが、まずは無事に走り終えて、今後につながるような競馬を見せてもらえたらと思っています」(津曲助手)5日の函館競馬(2歳新馬・芝1800m)にルメール騎手で出走を予定しています。

 

 

ハープスターの全弟ということで注目を集める アークライトですが、クラブの更新情報では、他メディアで見られるほど威勢のいいコメントは出ておらず、むしろ慎重です。ただ、この発言は現場を任されている調教助手のもので、メディアでコメントを求められる藤沢師とは多少の温度差があるのかもしれません。

デビュー戦は、頭数こそ多くありませんが、ライトニングホーク、アランデルと他クラブの素質馬も揃い、なかなかの好カードとなりました。一筋縄ではいかない雰囲気ですが、渋った東京の馬場を嫌い、わざわざ予定をスライドして函館まで運んだ経緯があり、ここは万全を期して臨む一戦。結果次第では札幌2歳ステークスも視野に入ってくるはずですから、さすが良血馬という走りをみせてもらいましょう。

 

 

函館5R ◎1アークライト

 

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最後は、福島9R 南相馬特別に出走する エリスライト

 

クラブ発表の厩舎コメント

20/7/1  久保田厩舎

  • 1日は美浦南Pコースで追い切りました(67秒1-51秒4-37秒7-12秒1)。「先週に続いて今週もポリトラックコースに入れて単走追いを行いました。先週の段階ではトモのバラつきが気になりましたが、対処してきたことで先週よりは良かったかなと思います。ただ、全くなくなった訳ではなく、以前にも見せていたようにハミへ乗っかる感じと右への偏りが若干強く見られますね。ここ数戦が良かったのでその一歩手前という感は拭えないものの、それでも体調自体は悪くありません。これを1~2週延ばしたからと言って解消されるとも言いにくいので、今回はこれで行ってみようと思います。レーンに乗ってもらえるのも魅力なので、いいリードを期待したいです」(久保田師)5日の福島競馬(南相馬特別・芝1800m)にレーン騎手で出走を予定しています。

 

 

マリアライトの全妹という期待の良血馬が、2走前からようやく軌道に乗ってきた感じです。ただ、肝心の状態面がここ2戦と比べるともうひと息らしく、更新されたコメントはあまり歯切れがよくありません。

長い間厩舎に置いておくことが出来ないのか、予定を変更するという選択肢はないようなので、今回は地力の高さでどこまでといったレースになりそうです。

 

 

福島9R ▲7エリスライト

 

※この記事では出資有無に関係なくキャロットクラブの出走予定馬の中から注目馬をピックアップしています

 

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