少数精鋭で重賞制覇をめざす

年1-2頭の出資で重賞制覇をめざす一口馬主のブログ。※当ブログに掲載されている写真やテキストはキャロットクラブの許可をいただき転載・引用しています

12月26日(土) キャロットクラブの注目馬

2020年最終週の土曜日は、中山競馬場でGIホープフルSが行われ、今年はキャロットクラブから2頭が挑戦します。それでは、さっそく陣営のコメントをチェックしてみましょう。

 

クラブ発表の厩舎コメント

オーソクレース

20/12/23  久保田厩舎

  • 23日は美浦南Wコースで追い切りました(69秒1-55秒0-40秒4-12秒6)。「今週末の競馬に備えて今朝追い切りをかけました。前を目標にして追いかけて終いをじわっと伸ばす形を採り、全体で69秒くらいから終い1ハロンを12秒台で伸ばせていました。並んで頭が出るとふわっとしたので、そこで肩ムチをパチンと入れたくらいの感じで動かせていますよ。まぁ、相変わらずというか、飄々と、淡々とこなす感じですね。稽古の感触だけだと正直半信半疑になりますが、それでいてここまで実戦で良さを見せてくれます。まだこの馬の全貌を見ることができていないような気もしているんです。もう1段ギアがあるかもしれないとも思わせるくらいでもあるので、3戦目の今回はどういった走りを見せてくれるか楽しみにしています。スタートは速くありませんが、練習では悪いことするわけではないですし、もともと問題があるというよりもまわりを気にしてふわっとして出られないのでしょう。おそらく人気するであろう馬たちはどちらかというと上手に立ち回れそうですが、現状のオーソクレースのふわっとする気性を考えると、むしろ目標にされるより他を目標にするほうが良さを引き出しやすいと思っているのでスタートのことに関してはあまりネガティブには捉えていません。一度実戦のスタートを経験しているのでルメールもそのあたりはわかっていますし、上手く対応してくれると思います」(久保田師)26日の中山競馬(ホープフルS・芝2000m)にルメール騎手で出走を予定しています。

シュヴァリエローズ

20/12/23  清水久厩舎

  • 23日は栗東CWコースで追い切りました。「今朝も北村友騎手に乗ってもらって追い切りを行いました。CWコースで併せたのですが、最後はきっちりと先着し、『先週同様に落ち着きがありますし、仕掛けてからの反応、切れ味も良かったです』と引き続きいい感触を伝えてくれました。カイバ食いが落ちるようなこともなく体調は良好ですし、ここでもいい競馬を見せてもらいたいですね」(清水久師)26日の中山競馬(ホープフルS・芝2000m)に北村友騎手で出走を予定しています。

 

 

どちらもまだ重賞勝ちの実績はありませんが、今年の出走メンバーはかなり小粒で、重賞ウイナーはダノンザキッド1頭のみ。優勝のチャンスは十分にありそうです。

 

オーソクレースは、GI馬マリアライトの初仔で、父も元クラブ馬の エピファネイア

クラブの看板馬として、これ以上はないという血統の持ち主なので、出資者のみならず、クラブサイドの期待も高いことでしょう。

今夏の札幌で行われた新馬戦の中でも、最もインパクトのある勝ち方をした1頭として注目を集め、2走目はまったく形状の異なる東京コースで差し切り勝ち。確かな末脚とレースセンスの良さを併せ持っており、初の中山コースにも不安はありません。

 

いっぽうの シュヴァリエローズは、母が仏の重賞ウイナーというディープインパクト産駒。

こちらは先行して押し切るという自分の勝ちパターンが確立されており、今回もこの形に持ち込むことが出来れば、好走が期待できそうです。

初コースと輸送競馬の克服がカギでしょうか。

 

 

中山11R ◎1オーソクレース ▲13シュヴァリエローズ

 

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続いては、阪神4Rでデビューする デスティノアーラ

 

クラブ発表の厩舎コメント

20/12/23  池添学厩舎

  • 23日は栗東坂路で追い切りました(53秒8-39秒7-26秒2-13秒3)。「今朝は松山騎手に乗ってもらって坂路で追い切りました。先週しっかりやっているのでサッと馬なり程度でしたが、ジョッキーは“まだ非力な印象でチップだと動ききれないが、芝に行って良さそう”とのことでした。なんとか馬体はキープしていますので、あとは良馬場でやりたいですね」(池添学師)26日の阪神競馬(2歳新馬・芝1800m)に松山騎手で出走を予定しています。

 

 

募集時には体重が400キロ程しかない小柄な牝馬でしたが、10月末の計測時には450キロを超えるまでに成長。管理する池添学は『小柄な馬で本格化はまだ先』という見立てですが、追い切りではなかなか良い動きをみせており、初戦から期待できそうな雰囲気です。

 

 

阪神4R ◎10デスティノアーラ

 

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最後は、中山5Rの新馬戦にエントリーしている サンヴィセンテ

 

クラブ発表の厩舎コメント

20/12/23  木村厩舎

  • 23日は美浦南Wコースで追い切りました(69秒5-53秒9-39秒7-13秒0)。「レースでもお願いしている北村ジョッキーに今朝跨ってもらったうえで3頭併せの追い切りを行いました。真ん中に入れて70-40くらいの予定で動かしたのですが、最後はちょっとついていけなくなっていました。ジョッキーも“悪いわけではないけれど、チップで存分に走り切れるほど体力が備わっていない感じですかね…”と言っていました。天栄での調整時に膝に疲れが出て満足いく形で攻め込めたわけではないから馬の体力面のベースがそこまで高くはなく、こちらでも調教強度の加減が結構難しいため質を求めにくいところがあるのは否めません。モノは悪くないはずなので、経験を積みつつ良さを発揮できる状態になるように持っていければと考えています。正直、膝はモヤモヤしやすく反動が出る可能性もあるのでまずは無事に走り終えてくれることが一番。それにプラスして今後につながるような走りを見せてもらえればと願っています」(木村師)26日の中山競馬(2歳新馬・芝1600m)に北村宏騎手で出走を予定しています。

 

  

クラブでもお馴染みのアビラの仔で、半兄に ジェベルムーサ、カテドラルなどがいる血統馬。

父がジャスタウェイということで、血統からはやや奥手の印象ですが、それは今回の更新コメントからも窺えます。確勝級ならばルメール騎手を手配することが多い厩舎ですから、コメントどおり、ここは勝ち負けよりもまずはレースを経験させることが目的でしょうか。

 

 

中山5R ▲5サンヴィセンテ

 

※予想記事では出資有無に関係なくキャロットクラブの出走予定馬をメインに注目馬をピックアップしています