少数精鋭で重賞制覇をめざす

年1-2頭の出資で重賞制覇をめざす一口馬主のブログ。※当ブログに掲載されている写真やテキストはキャロットクラブの許可をいただき転載・引用しています

ヴェールアップ 未勝利戦は2着

出資馬の ヴェールアップが、27日の未勝利戦に出走して2着という結果でした。

 

まだレースを見ていないという方は、こちらの映像をご覧ください。

 

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11月上旬に右前の深管がチクチクする症状が出て、トレッドミルにペースダウン。坂路での乗り込みを再開したのが11月中旬で、僅か2週後の12月4日には驚きの帰厩となりました。

しかし、追い切りの動きは、案の定惨敗したデビュー時からほとんど進歩がなく、良化はみられませんでした。このような経緯から、今回は個人的にまったく期待をしていなかったのですが……。

 

 

クラブ発表の厩舎コメント

20/12/27 橋口厩舎

  • 27日の阪神競馬ではスタートを五分に切り、前目につけて道中は3番手から。早め先頭で抜け出した勝ち馬には及ばなかったが、自身も最後までしぶとく脚を伸ばして2着。「勝った馬は強かったですが、ダートでセンスのある走りを見せてくれましたね。ジョッキーは『途中で砂を被せても大丈夫そうでしたし、うまく走ってくれていました』とのことで、メドの立つ内容でホッとしました。ちょっとテンションが高くなっていましたから、馬の状態をしっかりとチェックし、また次走を考えていきたいと思います」(橋口師)9月のデビュー戦は芝で大敗を喫しましたが、その後は放牧で成長を促し、復帰戦できっちりと変わり身を見せてくれました。ダートへの適性があることも分かりましたし、次につながるいい競馬ができたのはではないでしょうか。この後はトレセンでよく馬体をチェックしてからプランを検討していきます。

 

  
レース結果=結論からすると、この馬は調教の動きとレース結果が連動しないタイプだということ。

 

そして、今回好走したことで逆に不可解となったのが、デビュー戦での大敗。芝→ダートの条件替わりだけでこれほど一変するとは考え難く、可能性として考えられるのは、やはり馬のメンタル面の問題。

 

多くの方がレース後に指摘していたように、馬具をクロス鼻革に変えた効果も大きかったように思います。精神的に繊細な面があることは育成段階から指摘されていましたが、前走の結果を踏まえ、陣営がその辺りをしっかりとケアしくれたことが、今回の好走へと繋がったのではないでしょうか。

 

 

しかし、追い切りで1度も相手に先着したことがなかった ヴェールアップが、レースで12頭に先着するとは本当に驚かされました 笑

 

1度の好走で安心できる訳ではありませんが、レース前の期待度を大きく上回る前進を見せてくれた訳ですから、今回の結果に関しては何も言うことがありません。

 

今回の走りで、能力的には未勝利脱出に手が届きそうなことが判明しましたから、来年は改めて初勝利を目指してもらいましょう。

 

 

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2020/12/27 阪神競馬場