今週末から秋のＧＩシリーズがスタートし、日曜日は海外で凱旋門賞が行われます。そして、いよいよ来週からは、限定的とはいえ観客の入場が再開。12日にはJpnＩの南部杯も控えていますから、今週～来週末は、競馬ファンにとって胸躍る一週間となりそうですね。
さて。スプリンターズＳの前日に行われる土曜競馬には、キャロットクラブから3頭の2歳馬が出走予定。さっそく、各陣営のコメントをチェックしてみましょう。
まずは、中山4Ｒの未勝利戦に出走する フェアビアンカから。
クラブ発表の厩舎コメント
20/9/30 伊藤大厩舎
- ３０日は美浦南Ｗコースで追い切りました（６９秒４－５４秒２－３９秒４－１３秒２）。「予定通り先週末に少しだけ強めの調教を課してみたところ、悪くはなかったですね。使うのを止めた方がいいという感じではなかったし、キープできているのだから続戦を前向きに考えることにしました。候補は今週の中山か来週の新潟内回りかなと思っていて、そのなかで今朝動かしてみたところ悪くはなかったですよ。楽に動けていましたし、だからと言って１回使って気が入りすぎているわけでもありません。これならばいたずらに間を空けるよりは中２週の間隔で競馬へ行ったほうがよりいい走りができるのではないかなと思えました。今週であればミルコが乗れるということでもありましたし、追い切り後に気にあるところが出てこなければ、前走と同じコンビで今週土曜日の２０００ｍ戦へ向かうことにします」（伊藤大師）１０月３日の中山競馬（２歳未勝利・芝２０００ｍ）にＭ.デムーロ騎手で出走を予定しています。
前走後はいったん放牧に出るかと思われましたが、東京よりも機動力を活かせる中山向きという陣営の判断から、続戦が決まりました。
何頭か骨っぽい相手がいますが、デビュー2戦目の上積みが見込める点は、他のライバルにはない強み。惜敗だった初戦の内容からも、好勝負が期待できそうです。
中山4R ◎4フェアビアンカ
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続いては、中京5Ｒの新馬戦にエントリーしている オスタークラング。
クラブ発表の厩舎コメント
20/9/30 松永幹厩舎
- ３０日は栗東ＣＷコースで追い切りました。「今朝はＣＷコースで３頭併せを行いました。全体が８５秒台、ラスト１ハロンは１４秒２という計測で、最後は失速してしまったのですが、テンからしっかりと併せていましたし、馬場の重い中で一番外を回っていた影響もあったのかもしれません。先週の動きは良かったですし、あとは芝の実戦に行って変わってくれればと思います。馬体重は先週の時点で４７６キロでした」（松永幹師）１０月３日の中京競馬（２歳新馬・芝２０００ｍ）にルメール騎手で出走を予定しています。
このレースには、セレクトセールで3憶円以上の値が付いたルージュバックの半弟 テンカハルも出走を予定しており、目が離せない一戦。
オスタークラングは、一週前にまずまずの時計を出したものの、今週の最終追い切りでは最後にバテて失速してしまいました。
鞍上をみても期待はされていそうですが、9月はじめに再入厩した時に蕁麻疹を発症してしまったように、まだ体質的に弱いところがあるのかもしれません。
中京5R ▲14オスタークラング
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最後は、中京4Ｒで新馬勝ちを狙う フルヴォート。
クラブ発表の厩舎コメント
20/10/1 西村厩舎
- ９月３０日は栗東坂路で追い切りました（５３秒５－３８秒６－２４秒８－１２秒３）。１日は軽めの調整を行いました。「先週ジョッキーに乗ってもらってコースでしっかりやっていますから、今週はサラッと調整程度で十分ですし、坂路で併せて終い強め程度の内容です。ラストの反応も良く、とてもいい状態に仕上がったと思います。調教の良さを実戦でも出してもらいたいですね」（西村師）３日の中京競馬（２歳新馬・ダ１８００ｍ）に松山騎手で出走いたします。
フルヴォートは、昨年の募集時に ヴェールアップと共に『ダート馬を持ちたい』という記事の中で取り上げた注目馬。
最終的には ヴェールアップに出資することになりましたが、ひと足先にデビューしたヴェールアップの方はもうひとつという感じだっただけに、フルヴォートにはがんばって欲しいところ。
追い切りでビシビシと鍛え上げられて、いきなりから走れそうな雰囲気ですから、暮れのJpnＩを目指して好発進を決めてもらいましょう。
中京4R ◎15フルヴォート
※予想記事では出資有無に関係なくキャロットクラブの出走予定馬をメインに注目馬をピックアップしています
