少数精鋭で重賞制覇をめざす

年1-2頭の出資で重賞制覇をめざす一口馬主のブログ。※当ブログに掲載されている写真やテキストはキャロットクラブの許可をいただき転載・引用しています

6月20日(土) 競馬の予想

これまでに3頭がデビューし、まだ2歳世代からJRAの勝ち上り第1号が出ていないキャロットクラブ。当初は良血馬 アークライトが今週末のデビューを予定していましたが、馬場の悪化を理由に出走をスライド。2週後の函館デビューを目指すことになりました。

 

ただ、日本の競馬では馬場を理由としたレース当週での出走回避は珍しく、さらにアークライトを管理する藤沢和厩舎から代わりに別の管理馬カランドゥーラ(クラブ馬ではありません)が予定を前倒して出走をしてきたことから、ネット上ではいろいろな憶測が飛び物議を醸しています。

"モーリス産駒を勝ち上がらせたいノーザンサイドの指示で入れ替えた"などという噂も聞こえてきますが、真相は判りません。ただ、重賞を勝つような馬は必ずといっていいほど運の要素を持ちあわせていますから、もしアークライトが重賞級の馬であれば、今回のスライドも結果オーライとなるのではないでしょうか。

 

 

さて。先週に続き今週も重賞のない土曜日となりますが、キャロットクラブからは総勢5頭が出走予定。さっそく注目馬の陣営コメントをチェックしてみましょう。

 

まずは、約1年遅れでのデビューとなった3歳馬 ラルワースコーヴから。

 

クラブ発表の厩舎コメント

20/6/17  田中博厩舎

  • 17日は美浦坂路で追い切りました(56秒1-40秒5-26秒2-12秒7)。「先週の追い切り後に反動が出ることはなかったので、しっかりとケアしつつも準備を進めてきました。今朝改めて追い切ることにし、坂路で56-40から終いを少し伸ばすような形で動かしています。たとえば4ハロン52秒と言った速い時計を出しているわけではないものの、今日の時計でも余裕を持った形で動けているのはいいことだと思えます。理想を求めるのならば体を十分に使い切れていなくて特に左トモの動きが鈍いことなど気になる点はありますが、元々身のこなしが柔らかい馬ではないですし、この馬ベースで考えると動けていて問題ないと思え、競馬を考えられないわけではありません。今回は無事に競馬へ行くことが大前提となりますが、それでも調整を加減しすぎているわけではありません。ゲートのことに関してもそうで、負担になるのではないかという不安はあるものの既走馬相手に少しでもいいパフォーマンスを発揮できるように準備して送り出したいので、金曜日あたりに少し出してスタートを覚えさせたうえで実戦へ向かえればと考えています」(田中博師)20日の東京競馬(3歳未勝利・牝馬限定・ダ1400m)に内田騎手で出走を予定しています。

 

 

体質の弱さから入厩⇔放牧を繰り返し、この時期までデビューがずれ込んだ ラルワースコーヴ

コメントからも何とか出走まで漕ぎつけたという感じですが、ここまでギリギリの状態だと、やはりレース後の反動が懸念されます。

帰厩当初から動きは悪くないというジャッジですから、残されたチャンスを考えても、何とかここで良い結果を出しておきたいところ。

幸い、強い馬は1頭だけというメンバーですから、ノーチャンスではないはずです。

 

 

東京2R ▲3ラルワースコーヴ

 

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続いては、同じく初勝利を目指して函館1Rに出走する マクラーレンベール

 

クラブ発表の厩舎コメント

20/6/18  函館競馬場

  • 18日は軽めの調整を行いました。「昨日の段階では一般戦でもあるし、日曜日のほうへ向かおうと考えていました。ただ、やはり残されたチャンスは少ないので相手関係をよく見ていました。両にらみで未定になっている陣営が多く、判断は難しかったのですが、おおよそ決まっている上位どころの動向を調べて比較した結果、土曜日のほうがいいのではないかと思えたので、こちらへ回ることにしました。何とかいい結果を出してほしいです」(勢司師)20日の函館競馬(3歳未勝利・芝1200m)に横山和騎手で出走いたします。

20/6/17  函館競馬場

  • 17日は函館Wコースで追い切りました(68秒9-53秒3-39秒3-12秒7)。「先週はある程度しっかり目に動かして時計を出していましたが、これを何本も続けてしまうと元々脚元に弱さを抱えている馬なので負担がかかってしまいかねません。それなので、追い切りで強い負荷をかける以外は軽くして辛くさせないように調整をしています。幸い、週末、週明けと変わりなく来ていることを確認できたので、今朝改めてウッドチップコースで追い切りをかけてあります。馬場状態を考慮して終いだけ伸ばすような形で動かしてありますが、及第点を与えられる動きと現地からも報告を受けていますし、順調に来ていると言えるのではないでしょうか。もちろん、この後も脚元を含めてしっかりと確認を行い、必要と思われる箇所のケアを施してよりいい状態にして週末の競馬へ臨みます。和生には、前走和田さんがいい競馬をしてくれたのでその時のレースをよく見て今回の競馬に活かしてほしいと伝えてありますし、良さを引き出してもらいたいです。最終的には状況を見てから判断しますが、今のところ土曜日の混合戦ではなく日曜日の一般のほうへ向かう予定です」(勢司師)今のところ21日の函館競馬(3歳未勝利・芝1200m)に横山和騎手で出走を予定しています。

 

  

ダートから芝に条件を変えて前進があった マクラーレンベールは、前走と同じ芝1200m戦を求めて函館へと遠征。

デビュー当初は脚元の関係で坂路調教がメインでしたが、前走の頃からウッドでの追い切りができるようになり、この体質の強化も前走の好結果へとつながっている印象。今回もあまり人気はなさそうですが、引き続き体調は良さそうですから、洋芝の適性さえあれば上位争いも十分に可能だと睨んでいます。


 

函館1R ▲12マクラーレンベール

 

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最後は、東京10R相模湖特別で3勝目を狙う ヴェスターヴァルト

 

クラブ発表の厩舎コメント

20/6/17  加藤征厩舎

  • 17日は美浦南Wコースで追い切りました(69秒4-54秒7-40秒6-12秒8)。「帰厩当初は全体的に筋肉が硬く、馬体にもやや歪みがあるように感じましたが、ケアの甲斐あってだいぶ柔らかみが出てバランスも良くなってきたように思えます。今朝はウッドチップコースで3頭併せを行い、無理なくじわーっと動かして終い1ハロンをしっかり反応させたところ、動けていました。絶好調とまではいかないかもしれませんが、態勢は整えられたのかなと思いますし、今の状態でどれだけやれるかですね。ルメールジョッキーを手配できていますし、何とかいい競馬を見せてほしいと思っています」(加藤征師)20日の東京競馬(相模湖特別・芝1400m)にルメール騎手で出走を予定しています。

 

 

例年に比べてハイレベルだったといわれる今年のファルコンSの3着馬。

3歳限定戦とはいえオープンで好走してきた馬が2勝クラスに出られるのですから、好勝負は必至でしょう。

 

 

東京10R ◎10ヴェスターヴァルト

  

 

※予想記事では出資有無に関係なくキャロットクラブの出走予定馬をメインに注目馬をピックアップしています