少数精鋭で重賞制覇をめざす

年1-2頭の出資で重賞制覇をめざす一口馬主のブログ。※当ブログに掲載されている写真やテキストはキャロットクラブの許可をいただき転載・引用しています

3月20日(祝金) 競馬の予想

今週末は今年2度目となる3日間開催。先月末にコロナウイルスの影響で無観客競馬がスタートした当初は、この3日間開催の頃には解禁されるのでは!?という見方もありましたが、残念ながらいまだに目途が立っていません。

 

やはりテレビ越しでは競馬の醍醐味は味わえませんから、1日でも早い収束を願うばかりです。

 

さて。3日間開催の初日は、中山競馬場で3歳牝馬による重賞・フラワーカップが行われます。

 

キャロットクラブからは2戦2勝馬シーズンズギフトが出走を予定していますので、さっそく陣営のコメントをチェックしてみましょう。

 

クラブ発表の厩舎コメント

20/3/17  黒岩厩舎

  • 17日は美浦南Wコースで追い切りました(82秒0-65秒9-51秒3-38秒1-12秒2)。「変則日程でレースが金曜日になるので、全休日明けになりますが火曜日に追い切ることにしました。ノリさんと打ち合わせをしたところ事前に乗っておきたいということだったので今日乗ってもらいました。3頭隊列の一番後ろから行ってもらったところ、綺麗に形が整う前に先行馬がスタートしたこともあり、前の馬との距離の取り方が難しくなって馬も慌てたかもしれません。また、いい意味で繊細さも持ち合わせている馬なので名手が乗ったことで余計にピリッとしたところもあるのでしょう。競馬を使ってきてなおさらそういった部分は強くなってきていますからね。そういったことから前半は力みがいくらか目立ちましたが我慢できていて、直線では抜け出す走りを見せてくれましたよ。弱さを抱えやすいトモに関して感想を聞いてみたのですが、極端な形の追い切りになり、気持ちが先行しすぎてしまったために何とも言えないということでしたね。“もう1回違った形で追い切りに乗れていればもう少しハッキリと言えたんだけれど…”ということでしたが、今日の感触だけという限られた中で、今後の調整の仕方など考えられることをいろいろと助言してもらえましたので、今回に限らず今後に活かしていければと思っています。先週ある程度やれていたので、今週の追い切りは先週より軽くてもいいかなと思っていたのですが、それなりの時計になりました。余裕を持てるように今日の追い切りにしていてさほど心配はしていませんが、今日の疲れをしっかりケアし、回復させて少しでもいい状態でレース本番へ臨めるように努めていきます」(黒岩師)「シーズアンの血統の馬に何度か乗せてもらっていたし、お母さんのシーズンズベストにも乗ったことがあるからこの馬はどんな感じかなと興味を持っていましたが、今回乗れるとなり嬉しく思っていました。もちろん改めてこれまでのレースも見ていますし、いろいろとイメージしながら今朝の調教に乗ってみました。実際のところ、弱さはあるけれど、代を経て強くなってきているんだなと感じましたよ。お母さんたちの歩様は…ねぇ?(苦笑)。お母さんも兄弟も能力はあるんだけど、体質の弱さが目立っていましたから勝つには勝つけどそのあと苦労していました。そう考えるといい仔を出してくれたんだなと思いましたね。追い切りはパートナーたちの関係もあって理想的に行かない部分がいくつかあり、結構張り切って走ろうとしてしまいましたが、よく堪えていました。まぁ、俺らみたいなジョッキーが乗ると、カンの鋭い馬たちは競馬が近いと察して結構ピリッとして気持ちを出してしまうところもあると言えばあるんですけれどね。走りのバランスに関してはちょっと右への偏りはあるけど、今日は掛かったことでアクセルとブレーキという両極端なところでコントロールしながらになってしまったので余計にそう感じさせましたが、レースではまた違う部分を見せてくれる可能性はあると思います。いわば喧嘩のような感じでずっと修正しようと戦っていると、馬は人の修正しようとする動作に対して反発するところが出てしまいます。そうさせないようにするには、レース中どこかで抜いてあげることが大事。そうすることによって口をいったんリセットさせられれば終始アンバランスな走りになるということにはならないのではないかとイメージしています。もちろん、それには条件が付きます。そういうシーンをつくれない形になると難しいでしょうし、初戦のようにあの位置から終いにかけようとするとなおさらそういった苦しさを表に出してしまうでしょう。だから、諸々恵まれる必要はあると思いますが、上手く引き出せたら十分に楽しみを持てると思いますよ。担当者には、今日結構キツい追い切りになったと思うので背腰を中心に良くケアしてやってほしいと伝えておいたので、レースのときにまたいい状態になっていたら嬉しいですね」(横山典騎手)20日の中山競馬(フラワーC・牝馬限定・芝1800m)に横山典騎手で出走を予定しています。

 

  

お母さんのシーズンズベストといえば、現役時代に藤沢和厩舎&横山典騎手のコンビで3勝を挙げたクラブの活躍馬。

 

その母の背中を知る横山典騎手が、重賞で娘に乗れるチャンスを貰いよほど嬉しかったのか、いつになく饒舌です 笑

 

前走の若竹賞で牡馬を一蹴した シーズンズギフトですが、母のシーズンズベストが挙げた勝ち星が、札幌2勝、福島1勝であることを考えても、やはり中山コースは合いそうです。

 

まだまだ余裕のあるレース振りで1勝クラスを勝ち上がりましたから、1勝馬が大半を占めるメンバーならば、好走は必至ではないでしょうか。

  

 

中山11R ◎12シーズンズギフト

  

 

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続いては、関西圏で行われる最後の新馬戦に滑り込んだ馬が2頭いますので、こちらの厩舎コメントもチェックしておきましょう。

 

クラブ発表の厩舎コメント

ヴェラアズール

20/3/18  渡辺厩舎

  • 18日は栗東坂路で追い切りました(54秒1-39秒1―25秒2-12秒6)。「今朝は坂路で併せて追い切りました。追走から最後は遅れを取ったのですが、どうも並びかけると気を抜くというか、ちょっと隣を気にする感じなんです。抜けてしまえばいいのですが、このあたりは気持ちの問題なので、実戦に行ってどう出るかでしょう。乗り込み自体は順調にこなしてきて、まずはいい形で仕上がったと思います。馬体は昨日の段階で516キロです」(渡辺師)20日の阪神競馬(3歳新馬・ダ1800m)に福永騎手で出走いたします。

アイスジェイド

20/3/18  牧田厩舎

  • 7日は栗東坂路で追い切りました(54秒1-39秒8-26秒1-13秒3)。18日は軽めの調整を行いました。「今週は変則開催のために金曜日が競馬となりますので、全休明けにはなりますが、火曜日に最終追い切りを行いました。レースの鞍上に依頼した秋山騎手に跨ってもらい、道中追走から最後は同入という形でしたが、強め程度の負荷で最後までいい手応えで動けていました。ジョッキーに感触を掴んでもらえたのは良かったと思いますし、まずは初戦でどんな競馬をしてくれるか楽しみにしています」(牧田師)20日の阪神競馬(3歳新馬・ダ1800m)に秋山真騎手で出走いたします。

 

  

ここまでデビューが遅れたということは、もちろんそれなりに理由があり、ヴェラアズールは1歳秋の募集直後に骨片の摘出手術を行っており、その後もたびたび脚元に疲れなどの症状が出て調整が遅れました。

 

ただ、先月末に入厩してからは順調に調整が進んでいますし、厳しい抽選を潜り抜けたという運も持っています。馬体重が500キロを超える大型馬であまり初戦向きという感じではありませんが、福永騎手に依頼しているように厩舎の期待度はそれなりに高そうな印象。これまでの経緯からも、脚元に再び不安が出ないうちになんとかしたいところでしょう。

 

いっぽうの アイスジェイドは昨秋にデビューへ向けて調整されていましたが、在厩中に口に外傷を負ってしまい仕切り直しとなった経緯があります。

 

ただ外傷は治ってしまえば後々に影響はありませんから、そういう意味ではあまりデビューが遅れたことを気にする必要はなさそう。

 

追い切りの時計があまりパッとしないので、まだ仕上がり途上といった感は否めませんが、兄姉に重賞勝ち馬がいる期待馬ですから、なんとか格好はつけてくれるのではないでしょうか。

 

 

阪神5R ▲2アイスジェイド ▲3ヴェラアズール

 

 

※予想記事では出資有無に関係なくキャロットクラブの出走予定馬をメインに注目馬をピックアップしています