今週の日曜日はGIレースこそお休みですが、東西で注目の重賞が行われます。
キャロットクラブからも有力馬が出走を予定していますので、さっそく陣営のコメントをチェックしてみましょう。
まずは、東京競馬場で行われるエプソムカップにエントリーしている レイエンダから。
クラブ発表の厩舎コメント
20/6/10 藤沢和厩舎
- １０日は美浦坂路で追い切りました（５３秒６－３９秒３－２５秒７－１２秒５）。「先週の追い切りはグランアレグリアの誘導をする形でしたが、長めからしっかりと動かせていたので、今週はそこまでやる必要はないだろうと見ていました。それに、結構気候が厳しいものになってきているのでオーバーワークを避ける意味でもコース追いではなく坂路での追い切りを行っています。３ハロン３９秒ほどの時計で、坂路でもそれなりに動かしてあり、感じは変わらずいいですよ。動けてもいますし、気持ちの面でも後ろ向きなところが目立っていませんから、心身ともに悪くない状態で臨めるはずです。相手を待つくらいの余裕を見せていた先週の追い切りの動きの良さ、そしてパートナーが頑張ってくれたことなどからも今週はレイエンダに頑張ってもらいたいですね。応援よろしくお願いします」（津曲助手）１４日の東京競馬（エプソムＣ・芝１８００ｍ）にルメール騎手で出走を予定しています。
先週の安田記念では、同厩で調教パートナーを務めた グランアレグリアが見事に優勝。レイエンダ も彼女が作った良い流れに続きたいところです。
昨年のエプソムカップを制してからは勝ち星こそありませんが、重賞で2、3着が1度ずつあり、やはりマイル前後のG3ならば実力は上位。昨年と比べて斤量は1キロ増えますが、昨年は重賞未勝利、かつ前走9着からの参戦だったことを考えれば、実績や臨戦過程では今年の方が上回っています。
陣営のコメントからも状態の良さが伝わってきますから、期待に応える走りで連覇を決めてもらいましょう。
東京11R ◎17レイエンダ
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続いては、西のマーメイドステークスに出走を予定している3頭。
クラブ発表の厩舎コメント
フィリアプーラ
20/6/10 菊沢厩舎
- １０日は美浦南Ｗコースで追い切りました（６９秒６－５３秒６－３９秒２－１２秒４）。「先週も騎乗させていましたが今週もカズキを背にしてウッドチップコースで追い切りました。オープン馬に胸を貸す形の併せ馬でしたが、道中のリズムも良く、終いの脚取りもしっかりしていたように見えました。感触を聞くと“終いまで楽に走れていて、無理させていないのにいい時計が出ているので調子は良さそうです”ということで、良い感じで臨めそうです。阪神への長距離輸送でおそらく体は減ると思うので、無事に移動し、現地でも落ち着いてくれればと願うばかりですが、今回帰ってきてからの厩舎での雰囲気、カイバ食いを見るといつもより良く思えるので、そういう点で上手く行ってくれないかと期待もしています。あとはいかにレースに適応できるかだと思います。急かしすぎるとこの馬の良さを消してしまいますから、あくまでもこの馬のリズム、そして、できるだけストレスのかからない形になってくれればと思っているので、理想を言えば前を引っ張る馬が出てきてほしいですね。上手くバラけていい展開になってくれればチャンスも十分にあると思うので期待しています」（菊沢師）１４日の阪神競馬（マーメイドＳ・牝馬限定・芝２０００ｍ）に菊沢騎手で出走を予定しています。
センテリュオ
20/6/10 高野厩舎
- １０日は栗東坂路で追い切りました（５３秒１－３８秒１－２４秒７－１２秒２）。「今朝は坂路で単走の追い切りを行いました。前にうちの厩舎の併せ馬を置いてそれを見ながら、気を乗せつつもリズム良く運びました。ラスト１ハロンだけプッシュしましたが、いい伸びでしたよ。これでいい状態に仕上がったと思います。手先が軽いタイプなのでやはり良馬場に越したことはありませんから、できるだけ馬場が悪化しないことを願いたいですね」（高野師）１４日の阪神競馬（マーメイドＳ・牝馬限定・芝２０００ｍ）に福永騎手で出走を予定しています。
マルシュロレーヌ
20/6/10 矢作厩舎
- １０日は栗東ＣＷコースで追い切りました。「今朝もＣＷコースで追い切りました。先週しっかりとやっているので今週は半マイルからサラッとやったのですが、相変わらずいい動きを見せてくれましたね。なお、当初は先週の調教で跨ってくれた川須騎手に依頼するつもりだったのですが、５０キロの斤量だと乗れないため、今回は高倉騎手で臨むことになりました。ここまで順調に来ましたし、ハンデも軽いので楽しみにしています。前走でもスタートで遅れていましたし、レースまでにゲートの確認も行う予定です」（岡助手）１４日の阪神競馬（マーメイドＳ・牝馬限定・芝２０００ｍ）に高倉騎手で出走を予定しています。
GIで0.3秒差4着という実績が光る センテリュオは、G3ならば堂々と主役を張れる存在。しかし、オープン昇格後は相手なりという成績が続いており、馬券の買いどころはここではないという印象も。陣営が危惧しているように馬場が悪化してしまうとマイナスなので、GI4着馬というイメージほどの信頼は置けないかもしれません。
斤量50キロの恵ハンデで臨む マルシュロレーヌは、キョウエイマーチの一族ということもあり、力の要る馬場は苦にしなさそう。10ハロンの条件戦を連勝したように舞台設定も申し分ありませんから、実績どおりには決まらないハンデ重賞だけに、格下とはいえノーチャンスではないでしょう。
重賞ウイナーの フィリアプーラは実績上位ですが、10ハロンの距離、遠征競馬、共に実績がなく、今回の条件では少し厳しいかもしれません。
阪神11R ▲6センテリュオ ☆15マルシュロレーヌ △5フィリアプーラ
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最後は、阪神5Rでデビュー勝ちを目指す グランデフィオーレ。
クラブ発表の厩舎コメント
20/6/10 藤岡厩舎
- １０日は栗東ＣＷコースで追い切りました。「今朝は川田騎手を乗せてＣＷコースで併せて追い切りました。調教でも動くタイプの相手を道中は追走し、最後は同時入線という形だったのですが、全体８３秒、ラスト１ハロンも１２秒５という計測で、時計的にも十分動けていました。ジョッキーに感触を掴んでもらっていい最終追い切りができたと思いますし、初戦でどんな競馬をするか楽しみにしています。馬体重は現在４５６キロです」（藤岡師）１４日の阪神競馬（２歳新馬・芝１６００ｍ）に川田騎手で出走を予定しています。
新種牡馬ドゥラメンテ産駒として注目を集める グランデフィオーレですが、サンデーサイレンスの3ｘ3という強気な配合にも興味をそそられます。父こそ違いますが、今年の2冠牝馬デアリングタクトもサンデーサイレンスの4ｘ3というクロスを持っていますから、Haloのクロスを持ったディープインパクト産駒のように、成功パターンの1つとして確立される可能性も。
陣営のコメントから態勢は万全のようですから、キャロット2歳世代の初勝利を目指してがんばってもらいましょう。
阪神5R ◎グランデフィオーレ
※予想記事では出資有無に関係なくキャロットクラブの出走予定馬をメインに注目馬をピックアップしています
