少数精鋭で重賞制覇をめざす

年1-2頭の出資で重賞制覇をめざす一口馬主のブログ。※当ブログに掲載されている写真やテキストはキャロットクラブの許可をいただき転載・引用しています

アヌラーダプラ近況(20年3月11日)

3月15日のフィリーズレビューへ向けて調整されている出資馬 アヌラーダプラ (3歳メス)の近況が更新されました。

 

クラブ発表の近況情報

20/3/11  萩原厩舎

  • 11日は美浦南Wコースで追い切りました(66秒9-51秒6-37秒8-12秒0)。「皇成と相談して、今週の追い切りも単走にしました。変にストレスを加えるようなことをしないで、この馬のリズムで走らせることに重点を置きました。実際の動きを見ると、先週よりも脚の上がり具合は良かったと思います。すごくいい状態とまでは言い切れないものの、上り調子でレースへ向かえそうな気がしますね。乗り難しい馬なので、前走はルメールとは言え、初めてのコンタクトで対応しづらかった面があったのは否めないと思いますから、今回この馬のことをよく理解できている皇成に戻るので、それでどれだけの競馬ができるかだと思っています。比較的カイバを食べられる馬で環境の変化などに過敏というわけではありませんが、そうは言っても3歳の牝馬阪神への輸送には気を遣います。今回は前日輸送ではなく金曜日に輸送をして現地に入り、1日余裕を持ってケアを施しレースへ向かうようにしたいと考えています」(萩原師)「先週よりも良く感じましたが、改めて課題があるように感じました。引っ張りすぎて頭を上げるのも良くないと思いますが、フォームがそうならなくても動かし出しを待ちすぎて緩急をつけすぎると瞬時に対応できなさそうにも感じました。というのも、いざ動かそうとするとハミが抜ける感じがありました。2戦目がちょうどそんな感じで、手応えがいいのにいざ動かし出したらアレッという手応えになったのでステッキを使いました。あの時は助手さんが追い切りで慣らしておいてくれたので実戦でもステッキでスイッチを入れられ対応できましたが、その時と今回そして今後のレースでは格も相手も違いますから同じような対処だと遅れを取りかねません。前走は乗れなかったので確かなことは言えませんが、馬群云々という形が問題というよりも、気持ちが盛り上がりすぎてコントロールの難しさが出てしまった結果、連動性を欠くことになって走れなかったのではないかという気がします。正直、遅かれ早かれ前走時のような課題に直面するだろうな…とは感じていて、自分が乗っていないときにそれが来てしまったわけですが、今回だけでなく今後もそのあたりのことが大きなポイントになってくるのは間違いありません。周りもいることなので簡単に実行できるものではありませんが、如何に一連の流れを滑らかにしてこの馬の良さを発揮できるかにかかっていると思います」(三浦騎手)15日の阪神競馬(フィリーズレビュー牝馬限定・芝1400m)に三浦騎手で出走を予定しています。

 

 

最終追い切り後にも異常などが出ることなく、無事に態勢は整ったようです。

 

天栄在厩時のコメントが慎重なものだったので心配しましたが、今週の更新やメディアの情報などを見るかぎりは前走時と遜色のない状態で臨めそうなので安心しました。

 

ただ、前走の敗因は体調に問題があったからではなく、馬が力んでしまい最後にガス欠を起こしてしまったため。

 

その点を踏まえて、今回は帰厩後に併せ馬を行わずに単走追いだけで調整されており、陣営ができるだけテンションを上げないように工夫をしていることが判ります。

 

あとは無事に輸送をクリアして平常心でレースに臨めれば……といったところでしょう。

 

前走の敗戦で能力に疑問符がついてしまいましたが、力を出し切っての結果ではないことは、この馬を応援している皆さまならばお判りのはず。

 

個人的にはゆっくりとステップを踏み、将来的に大成してもらえればと思っていましたが、せっかく巡ってきたクラシックへのセカンドチャンス。

 

このレースを励みに復帰を間に合わせてくれた三浦騎手と共に、ぜひともこのチャンスをモノにして欲しいと思います。

  

 

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2020/1/13 中山競馬場