少数精鋭で重賞制覇をめざす

年1-2頭の出資で重賞制覇をめざす一口馬主のブログ。※当ブログに掲載されている写真やテキストはキャロットクラブの許可をいただき転載・引用しています

7月26日(日) キャロットクラブの注目馬

今週から開催が替わり夏競馬も徐々に盛り上がってきましたが、クラブの2歳馬デビューも続々と続きます。

日曜日には2頭がデビュー戦を迎えますが、シンハライトの初仔 セブンサミットも夏競馬でのデビューを目指して24日に栗東へと帰厩。シーザリオの仔 ルペルカーリアも、22日にNF空港から本州へと移動、 25日にNFしがらきに到着しています。

これから有力馬が続々とデビューしてきますから、来年のクラシック戦線を占う意味でも、2歳馬の動向からますます目が離せなくなりそうです。

  

さて。日曜日の競馬にはキャロットクラブから総勢10頭が出走予定。さっそく注目馬の陣営コメントをチェックしてみましょう。

 

まずは、2頭が出走を予定している新潟9R 糸魚川特別から。

 

クラブ発表の厩舎コメント

アップライトスピン

20/7/22  池上厩舎

  • 22日は美浦南Wコースで追い切りました(71秒3-55秒4-40秒1-12秒3)。「今週の競馬に備えて週末そして今朝と時計を出しました。週末にそれなりに出しておいて輸送のある今朝は整える程度でしたが、動き、息遣いとも、競馬を考えるのに問題はないと思えました。ただ、100パーセント良いとは言い切れず、解れてくるまでは硬さが気になるかなというのは正直に言うとあります。今回は福永ジョッキーにお願いできることになったので、レース前にもそのあたりのことをよく話しておきます。体は昨日で492キロありますが、いつも輸送で10キロ以上減る傾向にあります。前回はもっと減っていたので、今回も結局は同じくらいになってしまうかもしれませんが、現段階では余裕を持たせた状態にあります。今回は初めての1泊しての競馬になるので、落ち着いてカイバを食べられ、ふっくらした状態で臨めるかもしれませんし、却ってストレスを抱える時間が長くなりカイバを食べられなくてさらに減ることも考えられますから、何とか馴染んで良い状態で臨むことができればと思っています」(池上師)26日の新潟競馬(糸魚川特別・芝1800m)に福永騎手で出走を予定しています。

レイパパレ

20/7/22  高野厩舎

  • 22日は栗東坂路で追い切りました(53秒7-39秒2-24秒7-11秒9)。「今朝は坂路で単走の追い切りを行いました。西村淳騎手に手伝ったもらったので、ジョッキーが乗った分時計は速いですが、それにしてもこれで馬なりですからね。タイムも動きも申し分ありません。馬体重に関しては、現状で前走前と同じぐらいなので、輸送を考えると減ることになると思います。それでもコンディションは問題ありませんし、この距離をどうこなしてくれるか期待しています」(高野師)26日の新潟競馬(糸魚川特別・芝1800m)に川田騎手で出走を予定しています。

 

 

キャリーオーバーが発生している今週のWIN5対象1レース目。自ずと競馬ファンからの注目度は上り、いつもの倍近くはいるであろうWIN5購入者のすべてが、固唾を飲んでレースの行方を見守ることになります。

特にデビューから2連勝中の3歳馬 レイパパレは、1番人気に支持される可能性が高く、あわよくば1点突破を狙いたいWIN5購入者から、信頼に足る人気馬かどうか慎重に吟味されることになるでしょう。

 

レイパパレは、重賞ウイナー シャイニングレイの全妹という血統馬ですし、更新コメントにもあるように今週の追い切り時計も抜群。古馬とは2キロの斤量差もありますから、死角らしい死角は見当たらないといっても過言ではありません。もちろん、クラブサイドとしても、この馬を3連勝で秋華賞へ送り出したいという思惑があるでしょうから、ここは必勝を期してくるはずです。ただ、個人的に少しだけ気になっているのが、同馬のコース適性。

新潟外回りコースの9頭立てとなれば、スローペースからのヨーイドンという展開になることは必至です。ところが、レイパパレは過去に最速の上りを1度もマークしたことがなく、新潟コース特有の速い上りに対応できるかは今のところ未知数。その点でいえば、過去に東京コースに5度出走し、そのうち3回で最速の上りをマークしている アップライトスピンのほうがコース適性は高そうに映ります。アップライトスピン陣営の更新コメントはかなり慎重ですが、札幌で騎乗する大野騎手の代わりに福永騎手を手配したあたりからも、陣営が色気を持っていることは間違いなさそう。

斤量差も加味した総合力では素質馬の レイパパレに軍配が上がりそうですが、先に抜け出して押し切りを図る レイパパレを、アップライトスピンが自慢の末脚で差し切るシーンも想定しておく必要がありそうです。

 

 

新潟9R ◎2アップライトスピン ○6レイパパレ

 

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続いては、初勝利を目指して出走する2歳馬の中から、札幌1R未勝利戦 にエントリーしている ワールドクルーズ

 

クラブ発表の厩舎コメント

20/7/23  札幌競馬場

  • 22日は函館Wコースで追い切りました(69秒2-53秒7-39秒4-12秒7)。23日に札幌競馬場へ移動しました。「ギリギリまでウッドチップコースがある函館で調整してからレースに臨むようにしたほうが好ましいと判断して、当該週の追い切りを函館で行いました。時計的には目立つものではありませんが、一度使っている馬ですし、変に気持ちを昂らせるとゲートにも支障が出そうなのでソフトな調整に終始しました。楽に走れていて、良いと思えますし、動き的には大丈夫と感じています。ゲートに関しては実戦を経験した分だけ初戦よりも出てくれるのではないかなと思うものの、課題であることに変わりはないでしょうから、少しでもいい形で対応してくれたらと思っています。前走は丸山ジョッキーにお願いをしていましたが、彼は札幌ではなく新潟に戻るということで今回はルメールジョッキーにお願いすることにしました」(和田雄師)26日の札幌競馬(2歳未勝利・芝1200m)にルメール騎手で出走いたします。

 

 

デビュー戦はスタートのタイミングが合わず痛恨の出遅れ。それでも、最後はハナ+クビ差の3着まで追い込んできましたから、まともにスタートを切ることさえ出来れば、巻き返しは必至でしょう。

 

 

札幌1R ◎6ワールドクルーズ

 

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3頭目は、新潟5Rでデビューする ヴェルナー

 

クラブ発表の厩舎コメント

20/7/22  高野厩舎

  • 22日は栗東坂路で追い切りました(55秒5-40秒1-25秒3-12秒5)。「今朝は坂路で併せて追い切りました。最後の1ハロンだけ仕掛けるという内容ですが、相手に並んでいくときはグッとハミを取っていい気配でした。ビシビシとはやっていませんが、ここまで適度な負荷で3本しっかり追い切り、これで申し分なく仕上がったという手応えです。馬体重は500~510キロぐらいでの出走になると思います」(高野師)26日の新潟競馬(2歳新馬・芝1800m)に川田騎手で出走を予定しています。

 

 

全兄にクルーガー、サクセッションと2頭のオープン馬がおり、見栄えのする好馬体も併せて、募集当時から非常に手堅い馬という印象だった ヴェルナー

これまで順調に調整されており、血統どおりならば将来のオープン級である可能性は高そうです。注目のデビュー戦は、それなりにメンバーが揃い確勝級というほどではありませんが、勝ち方次第では新潟2歳Sも視野に入ってくるはずですから、がんばって欲しいですね。

 

なお、このレースには、個人的にお世話になっているシンハリーズ系の血統馬 サンデーアーサーもエントリーしているので、こちらの走りにも注目。

 

 

新潟5R ◎9ヴェルナー

 

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最後は、札幌6R新馬戦に出走する レガーメダモーレ

 

クラブ発表の厩舎コメント

20/7/22  函館競馬場

  • 22日は函館Wコースで追い切りました(70秒0-53秒4-39秒5-12秒4)。「先週の1週前追い切りにルメールに乗ってもらってそれなりにしっかりとやってありますので、今週は当該週であるということ、そして明日札幌へ移動させることもあるので今朝の追い切りはそこまでハードワークを求めることはしませんでした。週末そして今朝は美浦の若手騎手である秋山ジョッキーに手伝ってもらって行ったので彼に感触を聞いたところ、動きはよく、悪い印象は抱かなかったとのことです。ただ、喉もそうですが、比較はしづらいでしょうし、この馬自身が新馬でデータも少なく、また函館の馬場もつかみづらく、評価、判断はしづらいですが、現時点での能力を出せる状況にはあると見ているので、予定通り今週の競馬へ向かうつもりです。喉のこともあるので、レースへ行ってどうなのか、ルメールの話もそうですがパフォーマンスをよく見て今後につなげていきたいと思っています」(萩原師)26日の札幌競馬(2歳新馬・ダ1700m)にルメール騎手で出走を予定しています。

 

 

クラブでもお馴染みのヒカルアモーレの仔ですが、5月生まれのキズナ産駒が、この時期にダートでデビューするとはちょっと想像できませんでした。

ただ、早期デビューが叶ったことは喜ばしいことですが、この馬は育成の段階から息遣いの悪さを指摘されており、手放しでは喜べない側面も。1週前の追い切りに跨ったルメール騎手は『大人しいし、それなりには動けるけれど喉は気になるね…』と渋い顔をしていたとのこと。しかし、ルメール騎手がキャンセルをしなかったことからも、勝ち負けできるだけの能力を持っている可能性は高く、あとはレースで喉がどれだけ影響するか、といったところではないでしょうか。

手術は一度走らせてみてから、というのが萩原師とクラブサイドが下した結論ですから、早い段階で勝ち上がり、治療に専念できれば理想的ですね。

 

 

札幌6R ▲4レガーメダモーレ

 

※この記事では出資有無に関係なくキャロットクラブの出走予定馬の中から注目馬をピックアップしています