少数精鋭で重賞制覇をめざす

年1-2頭の出資で重賞制覇をめざす一口馬主のブログ。※当ブログに掲載されている写真やテキストはキャロットクラブの許可をいただき転載・引用しています

10月31日(土) キャロットクラブの注目馬

2週連続で無敗の三冠馬誕生という歴史的快挙が達成されましたが、今週はアーモンドアイが史上最多となるGI8勝目に挑みます。

 

実績のとおり能力は抜けていますし、昨年3馬身以上の差をつけたメンバーにはさすがに負けないでしょうから、最後は自分との闘いになるのではないでしょうか。

 

コロナ禍により暗いニュースが多い年ですが、こうして競馬界だけでも明るい話題が続くのは嬉しいですね。

 

 

さて。土曜日は、キャロットクラブから3頭が重賞に挑戦しますので、さっそく陣営のコメントをチェックしてみましょう。まずは、アルテミスSに出走する2頭 から。

 

クラブ発表の厩舎コメント

ククナ

20/10/28  栗田厩舎

  • 28日は美浦坂路で追い切りました(52秒1-38秒1-24秒9-12秒4)。「先週の1週前追い切りをコースでやれていたので、当該週は整える程度で十分ではないかと捉えていました。ルメールが今週美浦に来るということだったので、直前の感触を確かめてもらうのもありかと思い彼を背にして坂路で動かしました。時計的には4F52秒のラスト1F12秒4で、やや馬なりくらいの無理のない形のものでした。ルメールは“硬さはないし、悪くない手応えで最後まで動けているから大丈夫”と言っていましたね。ウチの乗り手は“札幌のときのほうがもう少し弾発があったかな…”と言っているし、ルメールが“ダメ”と言うシーンをあまり見たこともないかな…と思うので正直に言えば判断が難しいところですが、夏は特に右ですが前の出の硬さが見られたものの、今回はその点良く、状態的には上がっていると言っていいでしょう。まだ幼さがあり、これからという馬ですが、現時点でどれだけの走りができるかですね。来年につながるようないい競馬をしてもらえればと思っています」(栗田師)31日の東京競馬(アルテミスS・牝馬限定・芝1600m)にルメール騎手で出走を予定しています。

ストゥーティ

20/10/28  奥村豊厩舎

  • 28日は栗東坂路で追い切りました(56秒4-42秒0-27秒1-13秒3)。「先週しっかり負荷をかけましたので、今週は坂路で単走、サッと調整程度に時計を出しました。テンションは上がってきていますが、我慢が利かないことはなくカイバも食べてくれています。ただ、馬体重自体は現時点で新馬戦の体重よりも10キロほど細いので、輸送でどうかというところです。初戦は今ぐらいの馬体重から輸送を経て増えていたほどですが、一度競馬を経験したことで気持ちも変わってきますから、そこがポイントになりそうです。なお、依頼をしていた三浦騎手が病気のため、石橋騎手にお願いしています」(奥村豊師)31日の東京競馬(アルテミスS・牝馬限定・芝1600m)に石橋騎手で出走を予定しています。

 

    

2歳牝馬の出世レースとして知られるアルテミスSですが、リスグラシュー(16年1着)、サンクテュエール(19年2着)と、キャロットクラブともなかなか相性の良いレースです。

 

ルメール騎手で人気を集めそうな ククナは、今回がデビュー3戦目。

初戦はスタートも決まらず、いかにもデビュー戦というレース振りでしたが、前走は2戦目の慣れと体重増を味方に見事優勝。気性面で幼さが目立つ馬だけに、3戦目で更なる前進がありそうな雰囲気です。

メンバーは強くなりますが、札幌→東京のコース替わりと瞬発力勝負に対応できれば、重賞でも良いレースができるのではないでしょうか。

 

いっぽうの ストゥーティは、ククナとは対照的に、シンハリーズ系らしいセンス溢れる走りをみせてデビュー戦を快勝。

小柄な馬体と前向きな気性から新馬戦向きだった印象はありますが、優れたレースセンスと、直線で他馬を弾いて進路を確保した勝負根性には光るものがありました

人気の面では ククナに一歩譲りそうですが、今夏の新馬戦のレベルはコロナの影響で 新潟>札幌という意見もありますから、 こちらが先着する可能性も十分にあると考えます。

 

 

東京11R ◎2ストゥーティ ▲6ククナ

 

------------------

 

続いては、京都の重賞スワンSに出走する カテドラル

 

クラブ発表の厩舎コメント

20/10/28  池添学厩舎

  • 28日は栗東坂路で追い切りました(54秒8-39秒1-24秒8-12秒2)。「今朝は坂路で単走の追い切りを行いました。先週長めからしっかりやっているので今週は終い重点で気分良く行かせようという指示です。思惑どおり終いの反応はとても良く、申し分のない動きだったと思います」(池添学師)31日の京都競馬(スワンS・芝1400m)に福永騎手で出走を予定しています。

 

  

距離を短くして臨んだ前走を快勝したように、どうやら7ハロン戦で後方を追走したほうが脚が溜まりやすい様子。

GIIだけにさすがにメンバーは強くなりますが、展開さえハマれば、悲願の重賞タイトルに手が届くかもしれません。三冠ジョッキーの手綱さばきにも期待しましょう。

 

 

京都11R ◎▲9カテドラル

 

------------------

 

最後は、京都5Rでデビューする クローヴィス

 

クラブ発表の厩舎コメント

20/10/29  矢作厩舎

  • 28日は栗東CWコースで追い切りました。29日は軽めの調整を行いました。「水曜日に坂井瑠星を乗せてCWコースで併せて追い切りました。3頭併せで2頭を追走する形でしたが、馬の後ろでちゃんと我慢が利いており、最後は相手を一瞬で交わしてきっちりと先着。抜け出してからも気難しい面は見られなかったとのことでした。来週の競馬も視野に入れていたのですが、テンションも高いとはいえ必要以上に上がってきていませんし、コースでこれだけ動けているなら仕上がり状態に問題もないので、今週の芝2000mに向かわせていただきます」(岡助手)31日の京都競馬(2歳新馬・芝2000m)に坂井騎手で出走いたします。

 

 

矢作厩舎からデビューする クローヴィスは、年度代表馬リスグラシューの全弟という期待の良血馬。

追い切りの本数が少ない点から態勢は万全とは言えない感じもしますが、コメントから察するに、テンションの高さを考慮して、あまり在厩期間を伸ばすのは良くないと判断されたのかもしれません。

テンションが課題だけに10ハロンの距離にも不安を感じますが、これだけの良血馬ですし、初戦は素質の違いをみせつけて難なく突破してもらましょう。

 

 

 京都5R ◎17クローヴィス

 

※予想記事では出資有無に関係なくキャロットクラブの出走予定馬をメインに注目馬をピックアップしています