少数精鋭で重賞制覇をめざす

年1-2頭の出資で重賞制覇をめざす一口馬主のブログ。※当ブログに掲載されている写真やテキストはキャロットクラブの許可をいただき転載・引用しています

11月1日(日) キャロットクラブの注目馬

日曜日は東京競馬場で注目のGI天応賞が行われますが、個人的に同じくらい楽しみにしているのが、3日(祝火)に行われる地方競馬の祭典JBC競走。

 

今年はキャロットクラブから クリソベリル(クラシック)、マルシュロレーヌ(レディスC)、トロヴァオ(スプリント)、カイカセンゲン(2歳優駿)、の4頭が挑戦して優勝を目指します。

4頭はそれぞれ別カテゴリーに出走するので、重賞4連勝の快挙達成も夢ではないかも?いまからレースが楽しみですね。

  

 

さて。天皇賞への出走はありませんが、日曜日はキャロットクラブから3頭の新馬がデビューしますので、さっそく陣営のコメントをチェックしてみましょう。

 

まずは、東京4Rに出走する2頭から。

 

クラブ発表の厩舎コメント

リエヴェメンテ

20/10/28  萩原厩舎

  • 28日は美浦坂路で追い切りました(53秒9-37秒9-24秒7-12秒5)。「先週の併せ馬を行った追い切りでは交わされて嫌気を差すような走りになってしまっていたので心配しましたが、週末坂路に入れて伸ばしてみたところ悪くありませんでした。一気に来られたり、プレッシャーがきつくかかったりすると気持ちの面で対応するだけの余裕がないのかもしれませんね。週末の時点で今週の競馬へ向かえないという判断には至りませんでしたし、同じく動けるかを確認するように今朝坂路に入れて追い切ってみたところ、問題なく動けていましたよ。並べて極端に怯むようなこともなかったですし、実戦でも辛いシチュエーションを避けてあげられれば走れるはずなので、その点をジョッキーに伝えて託そうと思っています。そのジョッキーですが、川田ジョッキーを予定しています。入厩前段階では不安のほうがやや大きかったものの、入ってきてから堪えすぎずに状態を保てたように思いますし、雰囲気もいいので、どれだけの走りを見せてくれるか楽しみにしています」(萩原師)11月1日の東京競馬(2歳新馬・芝1800m)に川田騎手で出走を予定しています。

ウィズザベスト

20/10/28  勢司厩舎

  • 28日は美浦北Cコースで追い切りました(69秒0-54秒4-40秒8-13秒0)。「先週の追い切りのあとは馬の調整はもちろんのこと鞍上の調整も行っていました。実は、ゲート試験合格後からここに来るまでの間に騎乗者を怪我させていて、今もなお危なさが見られることから、癖などを黙って頼むわけにはいかないので、詳細を伝えてその上で乗りたいと言ってくれる人に乗ってもらわないといけないと考えて声をかけてきましたが、なかなかそう言ってくれる人はいません。ある程度ハートの強い人でないと無理でしょうし、障害レースを経験しているような人というのも人選のひとつとしてあがり、話をしたところ大庭ジョッキーが乗りたいと言ってくれました。それで肌で感じてもらったほうがいいと思い今朝の追い切りにも跨ってもらいました。全体時計が69秒くらいのところをほぼ馬なりで出せていて、動きは良かったです。彼も“動きはいいし、背中もいい馬ですね”と好印象を抱いてくれたようでした。今日は特に目立って悪い行動を取らなかったのでそう思ってくれたのでしょうが、一点、別の馬が後ろから来た時に急に尻っぱねをする行動を取りました。ただ、その時も上手に対応してくれましたし、鐙を長くし、脚を使ってコントロールすることもしてくれていました。障害レースにも乗る彼ですから、度胸が据わっていると言いますか、対応しようとウィズザベストとしっかりと向き合ってくれるはずなので、彼とのコンビで行かせてください」(勢司師)11月1日の東京競馬(2歳新馬・芝1800m)に大庭騎手で出走を予定しています。

 

  

リエヴェメンテは、母が米国のGIホースで、今年募集された半弟はクラブで最高額となる1憶5000万円で募集されました。

これまでにクラブで募集された兄たちはやや期待外れの成績でしたが、1つ上の半姉 サンクテュエールは、2歳戦から活躍して牝馬クラシックも皆勤。リエヴェメンテも、姉に続く活躍が期待されます。

10月の初めに帰厩してからは順調に調整が進んでいましたが、ダノンキングリーを相手にした一週前追い切りで最後に止まってしまい、気難しさが顔を覗かせました。しかし、今週の追い切りでは問題がなかったように、レースでも気分を損なわせずに走らせることがカギとなりそうです。

ただ、デビュー前に ダノンキングリーと併せるくらい萩原師が期待を寄せている素質馬ですから、気分よく走ることさえできれば、初戦から勝ち負けになるのではないでしょうか。

 

いっぽうの、ウィズザベストは、ハミ受けに問題があるようで、一度ロックしてしまうと制御不能になるところがあるという話。

コメントにもあるように動きは良いとのことですが、上位騎手に騎乗依頼もできない状態のようなので、今回は1度レースを経験させることが目的になりそうです。

 

  

東京4R ◎8リエヴェメンテ △12ウィズザベスト

 

------------------

 

続いては、東京5Rの新馬戦にエントリーしている ヴァンデスプワール

 

クラブ発表の厩舎コメント

20/10/28  高橋文厩舎

  • 28日は美浦南Wコースで追い切りました(69秒0-54秒1-40秒6-13秒3)。「先週ジョッキーを背にしてある程度負荷をかけてもらったので、今週は時計ではなく形をつくって整えるように動かそうと考え、ウッドチップコースにて3頭併せの真ん中に入れて動かすようにしました。馬場が結構タフなので脚を取られるような感じもあり、決していい動きには見えなかったものの、思惑通りの調整ができたと思っています。昨日の計測で馬体重は420キロで、追い切り後に左前脚の捌きに硬さを感じさせました。脚元は今のところ問題なさそうなものの、肩周辺の筋肉痛が見られること、あと負荷がかかったこともあり心肺機能の面でも疲労を感じさせたので、しっかりとチェックし、ケアしリカバーしてレースへ臨めるようにしたいと思っています」(高橋文師)11月1日の東京競馬(2歳新馬牝馬限定・芝1600m)に福永騎手で出走を予定しています。

 

 

ヴァンデスプワールは、母はオークス2着馬ピュアブリーゼ、父は新種牡馬のモーリスという血統馬。

完全なドイツ血統の母xモーリスという配合ですから、血統面からは晩成型で、軽い芝で素軽い動きをするタイプというよりも、どちらかといえば洋芝のうようなパワーの要る馬場を押し切るようなタイプに映りますが、はたしてどんなレースを見せてくれるでしょうか。

10月に帰厩していますが、態勢は万全とはいい難く、追い切り本数が4本とまだ少ないうえに、ラスト1ハロンの時計もピリッとしません。まだ体力が付ききっていないという印象なので、今回は素質の高さに期待といったところでしょうか。

 

 

東京5R ▲9ヴァンデスプワール

 

※この記事では出資有無に関係なくキャロットクラブの出走予定馬の中から注目馬をピックアップしています