日曜日は今年最初のGIレース フェブラリーSが行われます。
昨年のダート王に輝いたキャロットクラブのクリソベリルは、2月29日に行われるサウジカップに出走予定。そのため、フェブラリーSにはキャロットクラブ所属馬のエントリーはありませんが、そのぶんクリソベリルにはサウジカップでがんばってもらいましょう。
というわけで、フェブラリーSについては最後に軽く触れるとして、まずは日曜日のキャロット勢のなかで勝ち上がりが期待できそうな馬ということで、今回は ダイアナブライトに注目したいと思います。
それでは、さっそく陣営のコメントをチェックしてみましょう。
クラブ発表の厩舎コメント
20/2/20 石坂正厩舎
- 19日は栗東坂路で追い切りました(54秒0-38秒8-25秒1-12秒6)。20日は軽めの調整を行いました。「水曜日は坂路で併せて追い切りました。先週までしっかりやっているので、併せて終い重点に時計を出しました。無理なく進んでいってラストの反応も良く、気配は良かったです。まだ冬毛は目立ちますが、毛ヅヤ自体は良くなっており、いい形でレースに向かえそうです」(大井助手)23日の小倉競馬(4歳上1勝クラス・牝馬限定・ダ1700m)に川田騎手で出走いたします。
募集時には同じディープインパクト牝馬の コントラチェックと並んで大人気だった ダイアナブライト。ですが、いまのところはまだ募集時の人気に応えるだけの結果を残せていません。
出資者の皆さまは、一刻も早く コントラチェックに追いつき追い越せ、という気持ちで今年の飛躍を期待していることでしょう。
全姉ダノングレースや、半弟ワーケアの活躍をみても、やはりこの母系が優秀であることは疑いようがありません。もちろん将来の繁殖入りが楽しみですが、その前に競走馬としての結果も出しておきたいところです。
馬体や気性面で目立つ問題を抱えているわけではなく、血統的なバックボーンはシッカリとしていますから、後はきっかけひとつでガラリと変わりそうな予感も。
追い切りの動きからはもう少し時間が掛かりそうな雰囲気ですが、本格化が訪れるまで、手薄なローカルのダート戦で勝ち上がらせておこうという陣営の戦略は、いつか実を結ぶのではないでしょうか。
小倉5R ◎5ダイアナブライト
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せっかくなので、フェブラリーSの予想についても少しだけ。
個人的にもっとも注目しているのは、地方から参戦する ◎モジアナフレイバー。
昨年の充実ぶりは素晴らしく、南部杯ではクビ差だけ及ばなかったゴールドドリームに、東京大賞典では見事に先着してみせました。
芝スタート、時計の早いダートなど越えなければならないハードルが高いことは事実ですが、ゴールドドリームとの着差を考えれば、不安よりも楽しみのほうが大きいというのが個人的な感想です。
あと、穴馬でもう一頭狙ってみたいのが ▲ヴェンジェンス。
こちらは東京コースが得意なカジノドライヴ産駒ですし、手綱をとるのは人気薄で怖い幸ジョッキー。
チャンピオンズCでは不利な大外枠に泣かされましたが、前走の内容をみても力をつけていることは間違いありません。展開などかみ合えば、こちらも十分に上位が狙えるでしょう。
東京11R ◎11モジアナフレイバー ▲7ヴェンジェンス
※予想記事では出資有無に関係なくキャロットクラブの出走予定馬をメインに注目馬をピックアップしています