少数精鋭で重賞制覇をめざす

年1-2頭の出資で重賞制覇をめざす一口馬主のブログ。※当ブログに掲載されている写真やテキストはキャロットクラブの許可をいただき転載・引用しています

12月1日(日) 競馬の予想

暦も12月となり、JRAのGIレースも残すところあと5戦。そのうち3戦は2歳限定戦ですから、2歳戦の予想が苦手という人は、チャンピオンズCの馬券でプラスを計上してセーフティリードをつくっておきましょう。

  

今年のチャンピオンズCには、昨年の最優秀ダートホース・ルヴァンスレーヴの姿こそありませんが、フェブラリーSかしわ記念帝王賞JBCクラシックの優勝馬が一堂に会して豪華絢爛。

 

そして、キャロットクラブからは5戦5勝の3歳馬 クリソベリルが挑戦します。前売りの段階でもかなりの支持を集めているようで、この馬に対するファンの期待がいかに高いかを物語っています。

 

それでは、さっそく陣営のコメントをチェックしておきましょう。

  

クラブ発表の厩舎コメント

19/11/27  音無厩舎

  • 27日は栗東坂路で追い切りました(52秒4-38秒5-25秒3-12秒9)。「今朝も坂路で併せて追い切りました。しっかりやって動きは良かったと思います。多少馬体は余裕がありますが、背が高くなって全体的に成長した分もあります。いつも『まだ良くなるのは先だろう』という状態でずっと結果を出してきている馬ですが、この休み明けはフットワークが大きくなったなと感じますし、徐々にしっかりしてきています。ここは古馬一線級が相手になりますが、力を出し切れれば楽しみです」(生野助手)12月1日の中京競馬(チャンピオンズC・ダ1800m)に川田騎手で出走を予定しています。

 

 

無敗の3歳馬の挑戦というだけでも胸が躍りますが、今年のチャンピオンズCは例年よりも3歳馬の斤量が1キロ軽いという点も大きなポイント。(今年は11月開催扱いのため)

 

JDDの2着馬 デルマルーヴルが、その後に白山大賞典浦和記念古馬相手のレースで連敗を喫したことから、JDDのレースレベルを疑問視する声もありますが、2着に3馬身差をつける楽勝だったことを考えれば、勝ち馬の クリソベリルだけは別格という見方もできそうです。

 

鞍上の川田騎手が今年のGIレースでまだ勝ち星がないという点や、クリソベリルがJRAダート重賞は今回が初出走という点は心配ですが、無敗の5連勝中と勢いがありますし、斤量面でもかなりの恩恵がありますから、ここはぜひ好勝負を期待したいところ。

 

裏を返せば、ここで上位争いができないようだと中央のダート適性に疑問符がついてしまう可能性も。相手は揃いましたが、今後の見通しを明るいものにするためにも何とか頑張ってもらいましょう。

 

 

中京11R ◎5クリソベリル

 

  ----------

 

土曜日に続き、この日はキャロットクラブから3頭の2歳馬がデビュー予定。

 

こちらも陣営のコメントをチェックしておきましょう。まずは、阪神5Rにエントリーしている サンテルノから。

 

クラブ発表の厩舎コメント

19/11/28  池添学厩舎

  • 27日は栗東CWコースで追い切りました。28日は軽めの調整を行いました。「水曜日にCWコースで併せて追い切っています。エンジンの掛かりは遅くてシュッと切れるような感じではありませんでしたが、終いまでよく動けていました。先週ジョッキー騎乗でしっかりと負荷をかけていますし、このひと追いでいい状態に仕上がったと思います。ここまでじっくりと乗り込みを重ねてもトモに反動が出ることはありません。あとは実戦に行ってどんな競馬をしてくれるか楽しみにしています。馬体重は520キロ台での出走となる見込みです」(池添学師)12月1日の阪神競馬(2歳新馬・芝2000m)に北村友騎手で出走いたします。

 

 

2歳馬の成績が好調なハーツクライ産駒で、母は仏1000ギニー4着の実績がある伊国の重賞ウイナー。1つ年下のオルフェーヴル産駒は、セレクトセールで9000万円近くの高値で落札されていますから、かなりの良血馬といえそうです。

 

サンテルノは母の初仔ながらかなりの大型馬で、募集当時すでに500キロ近い好馬体を誇っていました。ガッチリとしていかにもパワータイプという感じだったので、活躍の場はダートかとも思いましたが、陣営は芝でのデビューを選択。血統的なことを踏まえ、それだけ期待が大きいということなのでしょう。

 

ただし、気性面で難しいところがあり、一度ゲート試験を不合格になった経緯があるという点は覚えておきたいところ。

 

追い切りの時計はマズマズといった感じですが、大型馬のデビュー戦ですし、馬券の購入はパドックで落ち着き具合を確認してからのほうがよいでしょう。

  

 

阪神5R ▲7サンテルノ

 

   ----------

 

続いては、中山5Rに出走を予定している2頭、エクスプレッサーサクライロ

 

クラブ発表の厩舎コメント

エクスプレッサー

19/11/28  堀厩舎

  • 27日は軽めの調整を行いました。28日は美浦南Wコースで追い切りました。「先週の1週前追い切りでしっかりと動かしたことでいくらか絞れて馬体重は492キロです。理想を言えばもう少し絞りたいものの、今週は当該週で直前の調教になることから、5ハロンの距離で追い切るかわりに、単走でじわっと無理なく伸ばすものにしました。ただし、単走では自分からハミを取っていかないところがあり、気難しさを少し見せていました。併せる形の方が集中できる傾向にありますね。動きを見る限りだとまだ若干重いような気もしますが、能力を出せる状態にはありそうですから、あとは実戦へ行って難しさを出さなければと思っています」(堀師)12月1日の中山競馬(2歳新馬・芝2000m)に石橋騎手で出走いたします。

サクライロ

19/11/28  木村厩舎

  • 27日は美浦南Wコースで追い切りました(68秒0-52秒6-39秒0-12秒8)。28日は軽めの調整を行いました。「中間の熱発の影響はなく、今は元気を取り戻して順調に調整を行えています。先週に続いて今週も水曜日にコースへ入りしっかりと動かせました。3頭併せで体を並べていきたかったところ結果的に2頭になってしまいましたが、サクライロ自身、最後までしっかりと伸ばせていたので悪くなかったように思います。距離は中距離くらいをこなせそうですが、気持ちがまだ走ることに対してしっかりと向いておらず、周りに注意が行っているようなところがあるから短めのところよりも…と考えてしまうのかもしれません。どちらにせよ、まずはデビュー戦でなのでうまく対応して、今後につなげていきたいです」(木村師)12月1日の中山競馬(2歳新馬・芝2000m)に丸山騎手で出走いたします。

 

 

珍しくクラブ馬2頭がデビュー戦でバッティング。というのも、サクライロが中間に熱発を発症してしまい、当初東京開催だったデビュー予定をスライドしたため。

 

直前の追い切りで強めのところを消化できているように熱発の影響はなさそうですが、順調さを欠いた点がどう影響するでしょうか。

 

 

いっぽうの エクスプレッサーは、あの モーリスと同じ血統構成(スクリーンヒーロー x カーネギー)、かつ堀厩舎所属ということで、募集当時から注目度が高かった馬。

 

モーリスの成功にはメジロ牝系のアシストがあったればこそという見方もありますが、この配合が爆発の呼び水となったという可能性も否定できません。そういった意味でも、 エクスプレッサーがどのような実績を残すのか、生産者サイドとしてもかなり注目をしているのではないでしょうか。

 

陣営のコメントはあくまで慎重ですが、10月下旬に帰厩してからジックリと調整が進められ、これまで9本の追い切りを消化。態勢はほぼ整ったとみてよさそうです。

 

不安視されている気性面のズルさを出さなければ、初戦から勝ち負けになるのではないでしょうか。

 

 

中山5R ◎13エクスプレッサー ▲7サクライロ