少数精鋭で重賞制覇をめざす

年1-2頭の出資で重賞制覇をめざす一口馬主のブログ。※当ブログに掲載されている写真やテキストはキャロットクラブの許可をいただき転載・引用しています

12月28日(土) 競馬の予想

12月はキャロットクラブが怒涛の4週連続重賞制覇を達成。その中には出資馬 コントラチェックのターコイズS優勝も含まれており、個人的にも充実した1ヶ月となりました。

 

そんな中央競馬も残す開催は土曜日の1日だけ。この日は中山競馬場で2歳馬によるGI・ホープフルSが行われます。

 

ここ最近のホープフルSでは、シャイニングレイ(14年)、レイデオロ(16年)、サートゥルナーリア(18年)、と隔年でキャロットクラブの馬が優勝。今年は残念ながら出走馬がいませんが、ここ最近の傾向どおりならば来年にはキャロットクラブから有力馬が現れる順番ですから、楽しみですね。

 

今年は先ほども触れたようにキャロットクラブからのエントリーはありませんが、クラブと縁のある血統馬が2頭エントリーしています。

 

 ワーケア…現役馬ダイアナブライトの半弟

 オーソリティ…母ロザリンド、祖母シーザリオは共にキャロットクラブ所属馬

 

一口馬主にとって出資馬に縁のある馬の活躍は嬉しいものですが、さすがに元ロザリンド出資者の皆さまの心中は複雑かもしれませんね。

 

Our Blood とはいっても、どんどん数が増えていく引退牝馬の仔をすべてキャロットクラブで募集するわけにはいきませんから、今後もこういったケース(仔が他のノーザン系クラブで募集される)は増えていきそうです。

 

さて、そういった募集の経緯はさておき、今回の オーソリティにはGI制覇のチャンスがありそうです。有馬記念の時にも触れましたが、不思議とシーザリオの一族はこの時期になると血が騒ぐようですから(エピファネイアジャパンカップ1着、リオンディーズ=朝日杯FS1着、サートゥルナーリア=ホープフルS1着、有馬記念2着など)、孫の代とはいえ自ずと期待は高まります。

 

人気はワーケアに譲りそうですが、そのぶん馬券的には妙味がありそうです。

 

 

中山11R ◎11オーソリティ ○7ワーケア

 

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また、この日はキャロットクラブから1頭の新馬、2頭の未勝利馬が出走し、勝ち上がりを目指します。

 

それでは、さっそく陣営のコメントをチェックしておきましょう。まずは、中山5Rでデビューする フォアシュピールから。

 

クラブ発表の厩舎コメント

19/12/25 手塚厩舎

  • 25日は美浦南Wコースで追い切りました(66秒2-51秒8-38秒1-11秒9)。「先週はモヤのなかでしたが、今週はクリアーな視界の中で追い切ることができました。ムスコローソ、フォアシュピール、ワーケアの隊列順で進み、直線で体を並べて伸ばしてもらっています。先週はワーケアが大きく離れたところから追走して並びかけてきたためフォアシュピールのほうが脚色がいいように見えたところもありましたけれど、今回はそこまで離さずに進めて直線に向いたので、さすがにキツそうでしたね。それでもステッキに反応できていたし、一杯いっぱいだった中でも頑張れていたので評価していいのではないかと思います。跨っていた石川の印象も良かったようで、息遣いが気になることもなかったとのことでしたよ。距離に関してはやや長いかもしれませんが、基本乗りにくい馬ではないので初戦ならという気がしていますし、上手く対応して今後につなげてもらえたらと思っています」(手塚師)「今朝の追い切りを任せていただきました。さすがに相手が相手なのでちょっと動かしていく必要はありましたが、それでもしっかりとした走りができていました。ハミが当たると頭を上げてしまいますが、息は気にならなかったですし、フットワークも良かったですよ。いい馬だと思いましたし、デビュー戦でどれだけの走りを見せてくれるのか楽しみにしています」(石川騎手)28日の中山競馬(2歳新馬・芝2000m)にルメール騎手で出走を予定しています。

 

 

募集後の最初の更新で、疝痛 → 開腹手術が報じられ、デビューまで前途多難を予感させたフォアシュピールですが、なんとか年内の新馬戦に間に合いました。

 

ただ、5月生まれで募集時の馬体重が388キロしかありませんでしたから、手術の影響でNF空港への移動が遅れたのは結果的に悪くなかったようにも思えます。(移動時には体重が425キロに増えていました)

 

追い切りでは、ホープフルSに出走するワーケアと2週続けて併せ馬で同入しており、態勢は整ったとみてよさそうです。

 

3月生まれの全姉セリユーズが3歳1月に勝ち上がっていますから、2歳暮れのデビューも問題ないでしょう。

 

 

中山5R ◎9フォアシュピール

  

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続いては、中山2R 未勝利戦に出走する クロスキー

  

クラブ発表の厩舎コメント

19/12/25  国枝厩舎

  • 25日は美浦南Wコースで追い切りました(68秒1-52秒2-38秒1-12秒7)。「前走の内容、そしてこれまでの調教の感触からさらにアシストできるものがあったほうがいいかなと思い、ブリンカーを試してみることにしました。それで事前に確認しておいたほうがいいと考えて今朝の追い切りで着用しています。そのなかで相手を見ながら進めて直線でしっかりと伸ばすと動けていました。オイシンに乗ってもらったのでよりしっかりと動けたということもあるのでしょうが、感じは悪くなさそうですね。ただ、緩さがあり、まだこれからというのは否めません。ブリンカーはおそらく本番でも着用すると思うので、現時点で未完成な体を、気持ちで補っていいパフォーマンスを発揮してもらえればと考えています」(国枝師)28日の中山競馬(2歳未勝利・ダ1800m)にマーフィー騎手で出走を予定しています。

 

 

クロスキーはキャロットクラブを代表する名繁殖リッチダンサーの仔で、出資馬コントラチェックの1つ下の半弟にあたる良血馬。

 

しかし、この血統の牡馬は気性に難のあるタイプが多く、ほとんどが去勢されています。

 

クロスキーもデビュー戦で調教では見せなかったようなムラな面を出し、ジョッキーの話では自ら走るのをセーブしているような感じだったとのこと。1度レースを経験しているとはいえ、やはり不安は残ります。

 

ただ、前走の結果を踏まえ今回は集中して走れるようにブリンカーを着用するとのことですから、ダート替わりとあわせて前進を期待したいところです。

 

 

中山2R ▲10クロスキー

 

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最後は、中山4R 未勝利戦で初勝利を目指す エクスプレッサー

  

クラブ発表の厩舎コメント

19/12/25  堀厩舎

  • 25日は美浦南Wコースで追い切りました。「先週の追い切りを踏まえて今回の追い切りではメンコを外した上にチークピーシーズを着用してみました。同じく石橋ジョッキーを背にして行ってみたところ効果はあり、最後まで集中力を欠くことなく走り切れていました。若さがあり、経験を積みながら段階的に克服していきたいので本来なら馬具の変更はもう少し先で考えていきたいところですが、正直に言うと使って上積みがあるという状況ではありません。早めに勝ち上がらせて、時間をかけて立て直し、さらなる成長を図りたいという状況にあるため、2戦目でもチークピーシーズを着用するつもりです。ただ、いきなり実戦となるとそういう変化に馬が対応しきれず思わぬ事態を招くことも考えられます。そのため、今日の追い切りだけでなく、その後にゲートの練習も行いました。駐立だけでなく発進まで行い、無事に対応できていたことを確認しています。ゼロからの発進が比較的上手な馬なのですが、そうは言っても当日の環境、馬の精神状態によって勝手が異なる可能性もあります。ここまでの様子から大丈夫と慢心することなく、当日もいかに落ち着いてレースに臨みスタートを切られるようにできるかを考えながら接して送り出します」(堀師)28日の中山競馬(2歳未勝利・芝1800m)に石橋騎手で出走を予定しています。

 

  

デビュー戦では気性面のズルさが懸念されましたが、レースでは特に気の悪さをみせることなく2着に好走。しかも、展開次第では勝ちもあったのではと思わせるようなレース内容でした。

 

コメントにもあるとおり、陣営は早いうちに勝ち上がらせたいという意向があるようで、キャロットクラブとしては珍しく、前走後に短期放牧を挟まず在厩で調整。中3週での出走となりました。

 

モーリスと同じ血統構成(スクリーンヒーロー x カーネギー)、かつ堀厩舎所属ということで、募集当時から注目度が高かった期待馬ですし、初戦の内容から能力があることも判っています。

 

祖父にあたるグラスワンダーの活躍を持ち出すまでもなく、やはり暮れの中山といえばロベルト系というイメージですから、ここはシッカリと期待に応えてれるでしょう。

 

 

中山4R ◎8エクスプレッサー

  

 

※予想記事では出資有無に関係なくキャロットクラブの出走予定馬をメインに注目馬をピックアップしています