少数精鋭で重賞制覇をめざす

年1-2頭の出資で重賞制覇をめざす一口馬主のブログ。※当ブログに掲載されている写真やテキストはキャロットクラブの許可をいただき転載・引用しています

アヌラーダプラ 2歳1勝クラス優勝

出資馬の アヌラーダプラが16日の東京6R 2歳1勝クラス(芝1400m)に出走し見事優勝しました。

 

まだレースをご覧になっていないという方はこちらの動画をご覧ください。

 

 

 

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*レース当日は富士山もハッキリと見えるほどの晴天に恵まれました

 

 

 

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*今回も単勝は1倍台前半という圧倒的人気に

 

 

 

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パドックでみたアヌラーダプラは、落ち着きのあったデビュー戦とはうって変わり、かなり気持ちを前面に押し出しての周回。
レースを一度経験するだけで、これほど変わるものかと驚きました。

 

このパドックをみてしまうと、陣営が安全策をとって距離短縮を選んだのも頷けます。

 

 

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ただ、イラついているという感じではなく、走りたいという気持ちが強く出て、ときどき早足になったり、尾をさかんに振ったりという程度だったので、心配するほどのものではありませんでした。

 

 

レースでは、距離短縮を考慮し序盤は手綱を引いて後方に待機。最後の直線半ばまでは馬なりの手ごたえで進出しました。ただ、いざ勝負どころで追い出すと思ったほど反応せず、アレッ?という感じに。

 

ですが、レース後の三浦騎手のコメントでその理由がわかりました。

 

 

クラブ発表の厩舎コメント

19/11/16  萩原厩舎

  • 16日の東京競馬ではゆっくりと進めて中団後方から。直線外から余裕を持ちつつ進出していき、残りひとハロンあたりでさらにグッと加速でき前を交わして優勝。「ありがとうございました。色んな意味で課題が出てきた一戦でした。落ち着いてはいるのですが、前走のことを覚えていて、ゲートから一歩出ると胸を張って進んで行こうとしていて下手すると先頭に立つまで行ってても不思議ないと思うほどでした。抑えると落ち着いてくれたので良かったものの、3~4コーナーではまた気持ちが先走ろうとしていました。そこも落ち着かせて直線へ向かい追い出すとそれまでの感触と違ったんです。手綱を持っている時は大丈夫と思えたけれど、追われたことがないからわからなかったようで動かし出したら頭を上げてふわっとしてしまったんです。あのままだったら危なかったかもしれません。当該週の追い切りのときの話になりますが、直線の馬場が悪かったことから気にしてしまっていました。そこで、騎乗していた助手の南田さんがステッキを入れていたんです。ステッキに関しては取っておいた部分ではあったのですが、今日の結果からすると追い切りで馬が体験できていて良かったと思いました。今日のステッキにもしっかり反応してくれましたからね。良いことなのですが賢すぎるところがあるため、今後も大事に丁寧に接さなければいけないと改めて感じさせました。この馬に対する期待が高いので、とにかく無事に行ってほしいと思っています」(三浦騎手)「会員の皆様、おめでとうございました。初戦同様、今回も評価できる勝ち方ができたと思いますし、今後に向けて大事になってくる一戦を取りこぼさなくてホッとしています。ただし、皇成が言うように課題も見せました。今回は頭数や折り合い、あと、負担を考えてマイルよりも1400mを選びクリアしてくれましたが、今後も丁寧に接していかなければいけません。精神面のケアも大事にしたいので、焦ってすぐのところに目標を設定することはせず、馬に合わせた判断をしていければ理想的と考えています」(萩原師)ここは勝ちたいところで、より確かと思えるところへ向かいました。課題はあるものの、初戦同様加速すると素晴らしい馬で、これからが非常に楽しみです。兄姉たちが故障してきたように血統的な体質面の弱さを忘れないようにしなければいけません。本馬も動かすと乗り手がゴツゴツと感じるところがあるようなので、気をつけていかないとこれまでのことを繰り返すようなことにもなりかねませんから、2戦続けて良い勝ち方をしたからと言ってすぐに大舞台と思う気持ちをグッと抑えて、この馬の将来を見据えてしっかりとケアの期間と機会を設けながら1つずつステップアップしていければと考えています。

 

 

まるで引退レースかのようなコメントの長さ 笑。

 

追い出してからすぐに反応しなかったのは、これまでに経験がなく馬が理解していなかったからのようです。ただ、こういうウイークポイントを、重賞に挑戦する前の段階で確認できたことはラッキーだったのではないでしょうか。

 

もし2戦目も最後まで馬なりで勝っていたら、このウイークポイントに気づくことなく上の舞台へと進んでいた可能性があります。早い段階で課題として認識ができ、さらに賞金も加算できたのは幸いでしょう。

 

 

メンバー的なこともありデビュー戦の内容だけでは半信半疑な部分がありましたが、今回のレースである程度はその不安が払拭されました。

 

弱い相手を選んだとはいえ、完全な逃げ馬ペースを実質最後方(この馬より後ろにいた2頭は未勝利馬)の位置どりから楽に差し切ったのですから、評価できる強いレース内容だったと思います。

 

特に直線の入り口から、11秒台前半のレースラップを馬なりで追い上げた脚には非凡なものを感じました。

 

陣営の思惑どおり確実にステップアップし、次はさらに馬が良くなりそうな気配がありますから、今から次走が楽しみです。

 

 

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今回も、三浦騎手は口取り撮影後に参加した出資者ひとりひとりにまで丁寧に握手をする神対応ぶり。次走もぜひコンビ継続で連勝を伸ばしてほしいですね。

 

  

関係者の皆さま、ありがとうございました。

 

出資者の皆さま、おめでとうございました。