日曜日は、秋の天皇賞、ジャパンカップ路線をうらなう意味でも非常に重要な前哨戦 毎日王冠と京都大賞典が行われます。
今年は京都大賞典にキャロットクラブから大挙4頭がエントリー。
さっそく各陣営のコメントをチェックしてみましょう。
クラブ発表の厩舎コメント
19/10/2 矢作厩舎
- 2日は栗東坂路で追い切りました(52秒0-38秒1-25秒3-12秒9)。「今朝は坂路で併せて追い切っています。しっかりとやって全体52秒0といい時計が出ましたし、ひと追いごとに体にも締まりが出て動けるようになってきました。重賞で決して楽なメンバーではありませんが、前走で長い距離にメドも立ちましたし、馬の具合は良くなっていますから、ここでも引き続きいい競馬を見せてもらいたいと思います。なお、今回は所属の坂井瑠星で行かせてください。よろしくお願いいたします」(矢作師)6日の京都競馬(京都大賞典・芝2400m)に坂井騎手で出走を予定しています。
パリンジェネシス
19/10/2 清水久厩舎
- 2日は栗東CWコースで追い切りました。「今朝は松山騎手に乗ってもらい、CWコースで併せ馬を行いました。道中は相手を追走して最後は併入という形だったのですが、『乗りやすくて、動きも良かったです』とジョッキーもいい感触のようでした。先週末に少し動かした時はまだ体に余裕があるかなと感じたので、今日のひと追いでちょうど良く仕上がりそうです。硬さが出ることもなく順調に進められましたし、休み明けでもいい競馬を期待したいと思います」(久保助手)6日の京都競馬(京都大賞典・芝2400m)に松山騎手で出走を予定しています。
メートルダール
19/10/2 戸田厩舎
- 2日は美浦南Wコースで追い切りました(67秒6-53秒4-39秒5-13秒2)。「目標のレースが今週末になりますので、追い切りは水曜日の今朝に行うことにしました。関西圏への輸送があること、そして先週ある程度しっかりと動かしてあることから今日はやりすぎないようにすることに主眼を置き、最後も無理をしないようセーブしつつ動かして整えています。気配は悪くなさそうに思えるので何とかレースでもいいところを見せてほしいですね。頭数はそこそこいるので上手く対応してもらえればと思いますが、和田ジョッキーは合いそうな気がしますし、ビシッと乗って動かしてきてくれたらと願っています」(戸田師)6日の京都競馬(京都大賞典・芝2400m)に和田騎手で出走を予定しています。
レノヴァール
19/10/2 高野厩舎
- 2日は栗東坂路で追い切りました(53秒5-39秒1-25秒3-12秒2)。「今朝はジョッキーに乗ってもらって、坂路で単走の追い切りを行いました。時計を見ればお分かりいただけるでしょうが、非常にいい内容でしたし、見ていて動き自体も申し分ありません。ジョッキーも好感触を掴んでくれたようです。相手はさすがに強いですが、状態、条件ともに良く、力を出せる状態です」(高野師)6日の京都競馬(京都大賞典・芝2400m)に藤岡康騎手で出走を予定しています。
GIホースこそいないものの、かなりの好メンバーが揃った今年の京都大賞典。その強敵に挑むキャロット勢は、休み明けや重賞初挑戦などあまりパッとせず、苦戦は免れえないといった印象です。
そもそも距離2100m以上の芝GIII戦は2月のダイヤモンドSしかありませんから、ここは相手関係というより、舞台設定に魅力を感じての参戦といったところではないでしょうか。
このメンバー相手に馬券圏内に食い込むことは容易ではありませんが、1つでも上の着順を目指して頑張って欲しいですね。
4頭いるキャロット勢の中では、AJCCで2着の フィエールマンとは接戦だった メートルダールを最も上位に評価します。
京都11R △13メートルダール
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いっぽうの毎日王冠にはキャロットクラブからの出走がありません。
10頭立てであまり馬券的な面白味もありませんが、この斤量ならば中心は ダノンキングリーで仕方がないでしょう。
この成績の3歳馬が54キロで出走できるのはいかにも有利で、GIホース5頭を相手にまだ胸を借りる立場ではありますが、それでも馬券圏内はまず外さないとみています。
出資馬 アヌラーダプラがお世話になっている萩原厩舎の管理馬ですから、厩舎の勢いに弾みをつける意味でも頑張って欲しいですね。
東京11R ◎9ダノンキングリー