少数精鋭で重賞制覇をめざす

年1-2頭の出資で重賞制覇をめざす一口馬主のブログ。※当ブログに掲載されている写真やテキストはキャロットクラブの許可をいただき転載・引用しています

5月31日(日) 競馬の予想

今週の日曜日は、東京競馬場で3歳世代ナンバーワン決定戦・日本ダービーが行われます。

 

残念ながらキャロットクラブからの出走馬はいませんが、ノーザンF系列のクラブからは計3頭がエントリー。7000頭ほどいる同世代の中で、出走できるのは僅かに18頭だけですから、簡単なことではありませんし、出走できるだけでも大変な名誉です。

 

ここ最近は牝馬にばかり出資しているので、個人的に牡馬クラシックとはまったくの無縁ですが、いつかは元出資馬の仔でダービーに出走することを夢見ています。

 

さて。ダービーに出走馬はいませんが、同日に行われる目黒記念にはキャロットクラブから2頭がエントリー。さっそく各陣営のコメントをチェックしてみましょう。

 

クラブ発表の厩舎コメント

メートルダール

20/5/27  戸田厩舎

  • 27日は美浦南ダートコースで追い切りました(68秒0-53秒2-39秒2-13秒1)。「今週の競馬を視野に入れていくという形での調整をしていましたので、今朝追い切りを行いました。使った後ということもあるのでハードに動かさなければいけないというわけではないものの、問題なく動けていて悪くなかったと思いますよ。以前発症した鼻血は時間が経ってじわっと出てきたのですが、先週も今週も追い切り後の様子を見る限りは問題なさそうですし、おそらく大丈夫なのではないかなと見ています。ギリギリまで経過を見ていきますが、大丈夫であれば今週の出走を前向きに考えるつもりです。中距離だと前目につけたいところが思うようにつけられないというレースになり、京都大賞典のときは却って前に行きすぎてしまって終いがちょっと甘くなるという走りになりました。今回使う場合、浜中に声をかけているので、終いを伸ばすようなイメージでじっくり運ぶ競馬をしてもらえればという話をすることも考えています」(戸田師)今のところ31日の東京競馬(目黒記念・芝2500m)に浜中騎手で出走を予定しています。

パリンジェネシス

20/5/27  清水久厩舎

  • 27日は栗東坂路で追い切りました(52秒5-38秒8-25秒5-13秒0)。「この中間も坂路中心の調整を行っていますが、引き続き脚元の状態は落ち着いており、今朝は併せ馬で時計を出しました。先週末にもある程度負荷をかけていますし、ひと追いごとに良くなってきていると感じますね。休み明けとしてはまずまずの仕上がりで臨むことができそうです。今回の鞍上は石橋騎手に依頼をしました」(清水久師)31日の東京競馬(目黒記念・芝2500m)に石橋騎手で出走を予定しています。

 

  

前走が鼻出血明けだった メートルダールは、追い切りの本数も少なく、前走は明らかに手控えられた調整での臨戦。それを考えればレース内容はけっして悪くなく、ゴール前の伸び脚をみても次に繋がりそうな走りに見えました。

鳴尾記念エプソムカップとこの後にも中距離の重賞があるにも関わらず、鼻出血の持病持ちの馬を中2週で出走させるのですから、体調面には不安がなさそうです。

過去に3勝を挙げている東京コースはもっとも得意な舞台ですし、古馬になってから東京コースで行われる重賞に出走するのは、意外なことに今回がはじめて。GIIだけに楽なメンバーではありませんが、良い意味で人気を裏切る走りをみせてくれるのではないでしょうか。

 

いっぽうの パリンジェネシスは、2年連続での目黒記念出走。昨年は条件戦を連勝した勢いを買われ4番人気の支持を受けましたが、最近の成績が振るわない今回はかなり人気を落としそうな気配です。

セン馬になったことで、これまでとは違った一面をみせてくれそうな期待はありますが……それほど気性面に難を抱えていた訳ではないので効果のほどは半信半疑。速い上りが使えるタイプではないだけに、この時期の東京コースもあまり歓迎とはいえません。

 

 

東京12R ▲6メートルダール △14パリンジェネシス

 

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続いては、京都2Rで勝ち上がりを目指すヴェラアズール

 

クラブ発表の厩舎コメント

20/5/27  渡辺厩舎

  • 27日は栗東坂路で追い切りました(54秒1-39秒3-25秒6-12秒8)。「今朝は坂路で併せて追い切りました。先週コースでビシッとやっているので、今日はゆったり入って最後1ハロンだけ馬体を並べるという感じでしたが、しっかりした動きでしたよ。馬体も前走と変わらないぐらいで出走できそうです」(渡辺師)30日もしくは31日の京都競馬(3歳未勝利・ダ1800m)に幸騎手で出走を予定しています。

 


なかなかJRAで勝ち上がれなかったヴェラブランカの仔たちですが、昨年テイクザヘルムが念願の初勝利を挙げたことで、流れが変わりそうな気配。勝ち上がりまであと一歩という成績の ヴェラアズールも、1つ上の姉に続きそうな雰囲気です。

メンバーを見渡せば、今回は サクセスリボーンとの一騎打ちムード。前を行くライバルを射程圏に入れつつレースを進めれば、惜敗続きにピリオドが打てそうです。

土曜日2勝と好調の幸騎手の手綱さばきにも期待しましょう。

 

 

京都2R ◎7ヴェラアズール

  

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3頭目は、京都8Rに出走する ノーブルワークス

 

クラブ発表の厩舎コメント

20/5/27  吉田厩舎

  • 27日は栗東CWコースで追い切りました。「今朝はCWコースで単走の追い切りを行いました。テンから少し引っ掛かるような感じで、全体が80秒を切るくらいの計測と速いタイムが出たのですが、それでもバタッと止まることなく終いまで踏ん張ってくれていましたね。先週追い切ってからは思ったよりも早く仕上がってきていますし、それならば来週まで待つこともないと思い、予定を変更して今週の芝1400m戦に吉田隼人騎手で向かうことにしました。この距離で結果が出れば今後の選択肢も広がりますから、ぜひともいい競馬を見せてほしいと思います」(吉田師)31日の京都競馬(4歳上2勝クラス・芝1400m)に吉田隼騎手で出走を予定しています。

 


来週の6ハロン戦と両睨みだった ノーブルワークスですが、陣営は今週のレースを選択。昇級戦で初距離と条件は楽ではありませんが、コメントにもあるようにここで好走できれば、今後の選択肢はぐっと広がります。

溜めれば終いは確実に伸びる馬だけに、前半の折り合いがポイントになりそうです。

 

 

京都8R ▲1ノーブルワークス

  

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最後は、東京10R むらさき賞にエントリーしている ハーメティキスト

 

クラブ発表の厩舎コメント

20/5/28  木村厩舎

  • 27日は美浦南Wコースで追い切りました(68秒0-53秒3-38秒8-12秒6)。28日は軽めの調整を行いました。「今週水曜日に行った追い切りは70-40をベースにしつつ終いを伸ばすという形を行っています。実際の時計は少し速く全体的には負荷をかけられているのでしょうが、跨ってくれた北村ジョッキーの話だと、最後の切れという点ではちょっと物足りなさがあったと言っていました。左へのモタれもいくらかあり、肉体面でパンとしきれていないことが走りにも出てしまったようです。そのあたりは、レースまでの間にケアをしたりと修正していきます。北村ジョッキーが東京にいればまた違ったのでしょうが今週は京都に行くということで、そのあたりの課題のことも含め、過去に跨ったことがある池添ジョッキーに跨ってもらい、レースで少しでもいい走りを出せればと思っています」(木村師)31日の東京競馬(むらさき賞・芝1800m)に池添騎手で出走いたします

 

 

今回が昇級戦となる ハーメティキストは、これまでに1度しか掲示板を外したことがない堅実派。ただし、まだ体質がパンとしていないせいか、現状ではクラス慣れが必要なようで、これまでに連勝をしたことがありません。

中山コースを得意としているように本質的にはパワータイプで、上りが速くなる東京コースだとキレ負けしてしまう不安も。

外国人ジョッキーを押さえていないあたりからも、陣営の狙いは昨年と同じく、ここを叩いた後の北海道シリーズなのかもしれません。

 

 

東京10R △12ハーメティキスト

 

 

※予想記事では出資有無に関係なくキャロットクラブの出走予定馬をメインに注目馬をピックアップしています