出資馬の アヌラーダプラが予定どおり22日の中山5R(芝1600m)でデビューします。
先週、そして来週にも同距離の牝馬限定戦がありますが、あえての牡馬混合戦出走となりました。
アヌラーダプラは叔母にGI馬シンハライトがいる血統で、母 ポロンナルワの仔は姉 ディーパワンサ、兄 ガルヴィハーラが共に2歳時に2勝を挙げているように、早期からの活躍が見込める血筋です。
ただ、姉兄がともに脚元のトラブルで悩まされているように、非常に怪我のリスクが高い血統でもあります。これまでの私の出資馬はあまりレース数を使えずに引退しているケースが多いので、アヌラーダプラにはなんとか無事に長く現役生活を続けて欲しいと願ってやみません。
兄姉に続き2歳デビューがかなった アヌラーダプラですが、育成時からたびたび動きの良さを評価されており、追い切りの時計をみても能力面では新馬勝ちできるだけのものがありそう。ただ、ネックになりそうなのが、過去の更新でも再三指摘されている気性面。
ふだんは大人しいようですが、ケイコになると途端にスイッチが入ってしまうようです。
*1番人気になりそうな気配ですが…
手綱をとる三浦騎手は、アヌラーダプラがまだNF天栄にいるとき1度ケイコに跨っており、美浦に帰厩してからも先週、今週と2週続けて追い切りに騎乗してくれています。気性面にウイークポイントのある アヌラーダプラにとって、クセを掴んでくれているジョッキーがレースでも騎乗してくれることは頼もしいかぎり。
今週の更新で三浦騎手は『スタートはソロっと出したい』という内容のコメントを残していますから、明確なイメージを持ってレースに臨んでくれそうです。
枠番は奇しくも半兄で厩舎の先輩でもある ガルヴィハーラのデビュー戦と同じ13番ゲートとなりました。※ガルヴィハーラは中山ダ1800mデビュー
コース形態から距離ロスの多い外枠が決して有利とは思えませんが、自分で動きたい時に動けるというメリットもあります。スタートで出し過ぎず、上手く前に壁をつくることができれば、折り合いという課題もクリアできるかもしれません。
1年に1頭の出資ペースだと、新馬戦前のドキドキが味わえるのも年に1回だけ。レース当日はあいにくのお天気となりそうですが、現地観戦で思う存分出資馬のデビュー戦を満喫してこようと思ってます。
(2019/7/12 NF天栄)