来週にスプリンターズSを控え、秋競馬もGIシリーズの足音が聞こえてきました。
今週末の土曜日は、キャロットクラブからの出走予定馬が3頭だけと少なめですが、注目したいのは中山5R 2歳新馬に登場する キングサーガ。
さっそく、陣営のコメントをチェックしておきましょう。
クラブ発表の厩舎コメント
19/9/18 池江厩舎
- 18日は栗東坂路で追い切りました(52秒5-38秒5-24秒6-12秒1)。「今朝は武豊騎手に乗ってもらい、坂路で併せて追い切りました。先週と違ってきれいな馬場で走れたこともありますが、今日は特に反応が良くてラスト1ハロンの動きは上々でしたし、ジョッキーにもいい感触を掴んでもらえました。テンションがちょっと高くなっているので、落ち着いた状態で競馬に臨みたいですね」(池江師)「今朝の追い切りに乗せていただきました。先週は思ったほど動き切れなかったと聞いていたのですが、今朝は馬場が良かったこともあってかしっかりとした動きでした。トビが大きくてバネがあるし、いい走りをする馬ですね」(武豊騎手)21日の中山競馬(2歳新馬・芝2000m)に武豊騎手で出走を予定しています。
栗東所属の キングサーガがわざわざ中山でデビューするのは、間違いなく同じ舞台で行われる暮れのGIを意識してのものでしょう。
母 ディアマイベイビーの初仔にあたる姉 シェルメールは未勝利引退と活躍できませんでしたが、トップトレーナーの池江師に預けられたことからも、2番仔の キングサーガはノーザンサイドから素質を見込まれているように思われます。
中山5R ◎8キングサーガ
また、この日のレースで個人的に楽しみにしているのが阪神9Rの ききょうS(2歳OP)。
出走メンバーは6頭と少なく、前評判では シャレードと カーフライタークの一騎打ちムードですが、アタマで狙ってみたいのは カーフライタークのほう。
エピファネイア産駒は父の現役時代のイメージとは異なり、意外にも2歳夏の6ハロン戦で多くの勝ち上がり馬が出しましたが、おそらく本領発揮となるのは新馬戦の距離が延びるこれからだと予測されます。
カーフライタークは父の産駒に多く見られるサンデーサイレンスのインブリード持ちでスピード面が強化されていますが、同時にSadler's Wells X Fairy King の全兄弟クロスも持っており、血統からは一介のスピード馬というイメージではありません。
1ハロンの距離延長でパフォーマンスを上げる可能性は十分にあるとみています。
阪神9R ◎1カーフライターク