キャロットクラブで元出資馬の仔が募集されると"母馬出資者優先権"という権利を行使できます。
この制度についてかんたんに説明すると、仔の出資について総募集口数の半数(200口)までは元母馬出資者を優先します、というもの。
これは非常によくできたシステムで『母に続いて仔も一口持ちたい』という心理を巧みに突いてきます。
私も シーザリオ のようなお宝馬を求めて、これまで牝馬ばかりに出資してきましたが、今のところまったくの不発 笑。
(母馬名、デビューした仔の数、仔の合算勝利数)
・ペルレンケッテ - 1頭 - 0勝
・エルミラドール - 2頭 - 0勝
・カドリーユ - 3頭 - 0勝
燦燦たるありさまです。。
この中で、実際に私が出資したのはカドリーユの仔パストゥレイユだけですが、この馬も残念ながら勝利を手にすることはできませんでした。
今年は嬉しいことに、エルミラドール18、ペルレンケッテ18、シンハライト18、と3頭の母優先権利馬がラインナップされていますから、なんとか初勝利を挙げ Our Blood を満喫したいところ。
ただ予算的にも3頭全部には出資できませんから、絞り込む必要があります。
それでは、さっそく3頭を軽くチェックしてみましょう。
母エルミラドールは在厩中の事故(骨盤損傷)のため未出走で引退。兄姉には活躍馬がズラリと並びますが、募集時の厩舎が トールポピーや アヴェンチュラと同じ角居厩舎ではなく笹田厩舎だったため、姉ほど期待はされていなかったのでは?という記憶があります。
また母エルミラドールの同時期の馬体をチェックしてみると…
*1歳9月のエルミラドール
脚が長くて見栄えがしますが、改めてみると飛節のつくりにクセがありますね。
母仔2頭を見比べてみると、どちらも脚長の体型というところ以外は、あまり似ていません。
ただ、エルミラドール18はひとめで判るとおり、まだ華奢で馬体のボリューム感に欠けます。5月の遅生まれなのでこれからの成長に期待したいところですが、カタログの立ち姿では、私の目にはあまり魅力的に映りませんでした。もちろん3400万円という安くない募集価格を考慮したうえでの感想です。
母と全姉妹にあたるエンジェルフォールの18年産牡馬(父ロードカナロア)がセレクトセールで1億6,200万円という値がついたことを考えるとお得なようにも感じますが、どうでしょうか。
また、巷ではアーモンドアイと同じSex Appeal、Nureyevのクロスを持つカナロア産駒ということで注目されているようですが、私はあまり血統に詳しくないのでこの点についてはコメントができません 笑。ただ、血統的なことでいえば姉にあたる ヴェラブランカや アヴェンチュラの仔たちが苦戦している点は少し気になりますね。
いずれにしても、この馬に関しては今後の成長を見守りたいというのが正直なところ。まずはツアーまでにどれくらい成長しているかを確認したいので、11日(水)にクラブHPで公開されるツアー動画を待ちたいと思います。
長くなってしまったので、残りの2頭についてはまた後日。