少数精鋭で重賞制覇をめざす

年1-2頭の出資で重賞制覇をめざす一口馬主のブログ。※当ブログに掲載されている写真やテキストはキャロットクラブの許可をいただき転載・引用しています

9月7日(土) 競馬の予想

今週からは秋競馬がスタート。

 

久しぶりの2場開催なので、専門紙を手に取ったとたん"こんなに薄かったっけ?"と思ってしまいました 笑。

 

 

秋競馬 最初に行われる重賞は秋華賞トライアルの紫苑S。そのコース形態とあいまって、重賞に昇格した近年では本番での好走馬を続々と送り込んでいる注目度の高い前哨戦です。

 

当初、出資馬コントラチェックはココを秋の始動戦にして本番へと駒を進めると思っていましたが、予想以上に夏の暑さがこたえてしまったようで、帰厩時期が大幅にずれ込み秋華賞へは直行する見とおし。

 

その代わりという訳ではありませんが、紫苑Sにはキャロットクラブから3頭がエントリー。3着以内に与えられる優先出走権獲得を目指します。

 

さっそく、陣営のコメントをチェックしておきましょう。

 

クラブ発表の厩舎コメント

アップライトスピン

19/9/4  池上厩舎

  • 4日は美浦南Wコースで追い切りました(67秒5-51秒9-37秒6-11秒8)。「先週負荷をかけた調教のあとに堪えるのではないかと少し心配していたのですが、その心配をよそにカイバを食べることができていました。馬体重は週明けで478キロと、先週より減らずにいます。記憶では減らなかったのは初めてではないかなと思うのですが、しっかりやった後にこれなのでいい傾向にありそうです。もし反動があったら週末はやらないつもりでいたのですが、新聞社によっては時計になっていないかもしれないものの、北のダートコースで直線だけサッと伸ばす調教を行っていました。それで今朝を迎えたわけですが、田辺と相談して今朝も彼に乗ってもらいました。そして、昨日から開場したウッドチップコースで追い切ることにしました。前2頭を見ながら後ろで2頭併せの形にしましたが、内から伸ばすかと思ったら外から伸ばしてきましたね。それなりにやれる感触を得ていたのでしょう。上がってきて感触を聞いたところ悪くないということでした。彼の感想としてはできれば広いところに出したほうが伸び伸びと走れそうという話でもありました。そう考えると中山に変わるのはプラスではないのかもしれませんが、極端に不器用というタイプでもないし、試す価値は十分にあると思うので、どんな競馬を見せてくれるか楽しみをもって臨めればと思っています」(池上師)7日の中山競馬(紫苑S・牝馬限定・芝2000m)に田辺騎手で出走を予定しています。

 

フィリアプーラ

19/9/4  菊沢厩舎

  • 4日は美浦坂路で追い切りました(52秒5-38秒5-25秒3-12秒7)。「先週の1週前追い切りは坂路で行い、当該週も同じく坂路で行うことにしました。そうは言っても週末はポリトラックコースに入れていてバランスよく乗り込んでいますよ。先週もその時も適度に動かしていたので今朝は整える程度でいいかと考えていたのですが、楽に4ハロン52秒の時計を出せていました。体重の軽いカズキを背にしていたので数字ほどビッシリと動かしたわけではないんです。ほぼ楽な形で走れていて悪くはないはずです。ただ、トモのハマりに関してはちょっと時間が欲しいとカズキは感じたようです。攻めを課してきて段々と疲れやすくもなっているのかもしれません。レースまでの残りの数日は後肢を中心に馬体のケアをしっかりと施し、少しでも良い状態で臨めるようにしたいと考えています。脚質的に先手を取っていく馬ではないですが、中山の場合、開幕週だからと言って必ずしも前が有利とは限らず差しが利くこともあるので、今回もこの馬に合う馬場傾向であってほしいですね」(菊沢師)7日の中山競馬(紫苑S・牝馬限定・芝2000m)に丸山騎手で出走を予定しています。

 

パッシングスルー

19/9/4  黒岩厩舎

  • 4日は美浦坂路で追い切りました(52秒7-38秒3-24秒9-12秒5)。「今週から美浦ウッドチップコースが使えるようになりましたが、以前と同じではないだけに使うにしても人も馬も初めてで探りながらになります。これがもう数週前であれば違ったのでしょうが、当該週の追い切りで探りながらとなってしまうと満足いく形で調教を行えない可能性が出てきてしまいます。それは避けたいと思い、今回ベースとしてきた坂路追いを貫きました。最初は1本でいいかなとも考えていたのですが、先週しっかりと動かしたにも関わらず堪えなかったので、2本いけると判断して1本目を軽く動かして2本目に時計を出しています。先週と同じパートナーと体を並べながら終いまで伸ばせており、動き、気配ともに良好です。以前からそうですが今もなおオンとオフの切り替えが上手なので、思うように調教ができます。気持ちばかりが昂りすぎることもなく、段々と充実してきているのでしょう。満足いく形でここまで来ることができましたから、決して楽な相手ではないですが現状でどこまで戦えるのか楽しみです」(黒岩師)7日の中山競馬(紫苑S・牝馬限定・芝2000m)に戸崎騎手で出走を予定しています。 

 

今年はオークス2着馬の レンブーケドールがエントリーしており、実績面ではアタマひとつ抜けている印象。

 

ただし、過去には夏の上がり馬だった ディアドラ(17年1着)や ヴィブロス(16年2着)が出世の足掛かりとしたレースでもありますから、実績上位の カレンブーケドールといえども休み明けだけに安泰とはいえません。

 

馬券的には、むしろ カレンブーケドールの取りこぼしに期待したくなるレースです。

 

3頭いるキャロット勢の中では、陣営のコメントが良かった パッシングスルーを最上位に評価します。

 

 

中山11R ◎15パッシングスルー ○14カレンブーケドール △4フィリアプーラ △13アップライトスピン

 

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また、中山9R のアスター賞(2歳500万下)にはキャロットクラブの サクセッションヴェスターヴァルトが出走し、2勝目を目指します。

 

クラブ発表の厩舎コメント

サクセッション

19/9/4  国枝厩舎

  • 4日は美浦坂路で追い切りました(53秒1-39秒1-25秒7-12秒8)。「毎週乗ってくれていた川又は夏開催が終わり美浦の滞在も終了したので当該週の追い切りには乗れず、ウチの厩舎スタッフを背にして今朝の追い切りを行っています。前2頭を後ろで見つつの併せ馬を行いました。気持ちが先走ることはないですし、リズムも乱れることなく最後までしっかりとした脚取りで駆けることができていましたよ。新馬のときよりもしっかりしてきていると思います。だからと言ってまだ完成しているわけではないし、調教とレースとではまた違うのであまりいいと言いすぎるのもどうかと思うのですが、この馬なりに成長のあとは見て取れるのでいい競馬を期待したいです」(国枝師)7日の中山競馬(アスター賞・芝1600m)にルメール騎手で出走を予定しています。

 

ヴェスターヴァルト

19/9/5  加藤征厩舎

  • 5日は軽めの調整を行いました。「移動後の異常がないかじっくり時間をかけて確認してきましたが、大きな問題はなく順調ですね。昨日はミルコに乗ってもらって坂路でサッと伸ばし整えています。ミルコもいいと言ってくれていましたし、NF天栄のスタッフにも昨日見てもらいましたが、コンディション面の不安はないと我々も感じています。あとはここを使うべきかどうかということでした。正直に言えば、ビュッと切れるタイプではないようにも感じるので中山のマイルは現状一番いい条件なのではないかなと思うんです。同じマイルでも東京よりは中山のほうがより良さそうで、坂もあるほうがより持ち味が活きそう。一方でデビューからここまで既に3戦しています。初戦はある意味調教のようなものになってノーカウントと言ってもいいのですが、2歳馬の9月の時点で4戦目を迎えるという数で見れば少し多いのかもしれません。よりいい成長を促すという視点で、ここを使うべきかどうかというのがポイントだったわけですが、使いながら良くなってきているということを重視したいと思い、今回は向かうことにしました。その分、結果云々は抜きにしてこの後はしばらく間をあけることを考えるかもしれません。今回は同じ勝負服の馬も含めて有力馬がいますが、少頭数は魅力的なのでいい結果を出してくれることに期待しています」(加藤征師)7日の中山競馬(アスター賞・芝1600m)にM.デムーロ騎手で出走いたします。

 

デビュー2戦目の上積みを考えても、よりチャンスが大きいのは サクセッションのほうでしょう。

 

 中山9R ◎7サクセッション △1ヴェスターヴァルト

 

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最後に中山5R でデビューする ブレッシングレインにも触れておきましょう。

 

クラブ発表の厩舎コメント

19/9/4  木村厩舎

  • 4日は美浦南芝コースで追い切りました(64秒9-49秒6-36秒3-11秒7)。「先週までと同様に今週も本馬場を利用しました。古馬に胸を借りる形で併せ馬を行ったのですが、道中の折り合い、進みっぷりは良かったです。しかし、併せに行ったところで怖がる素振りを見せていました。理想は横並びになってそこからさらにドンと前に出ていってほしかったので、こちらの期待に沿う動きではなく残念には思っているものの、現時点では幼さがかなり目立つだけにやむを得ない部分もあります。心身のバランスを整えることに注力している状況のため馬も求めたことに対して自信をもって対応しきれなかったのでしょう。短期間でガラッと変えられることではないので経験と時間を重ねながら先々の成長につなげていきたいですし、まずは現状でどの程度の競馬ができるのかを確認する意味でも今週の競馬へトライするつもりです。今週ルメールさんが乗れるようになったのは教えてもらえるという点でも心強いので、今後につながるレースになってくれたらと願っています」(木村師)7日の中山競馬(2歳新馬・芝2000m)にルメール騎手で出走を予定しています。

 

新聞の印に比べると陣営のコメントは控えめ。あまり人気になるようなら、思い切って評価を下げてみてもよいかもしれません。

 

 中山5R ▲4ブレッシングレイン