少数精鋭で重賞制覇をめざす

年1-2頭の出資で重賞制覇をめざす一口馬主のブログ。※当ブログに掲載されている写真やテキストはキャロットクラブの許可をいただき転載・引用しています

注目馬セブンサミットがデビュー

出資馬ではありませんが、元出資馬 シンハライトの初仔 セブンサミットが30日の新潟5R(芝2000m)でデビューします。

 

この世代は ディオスバリエンテ(ディアデラノビアの18)に出資する気マンマンだったため、予算的に高額馬2頭に出資することは難しく見送りましたが、もし ディオスバリエンテに落選することが判っていれば、母仔2代の出資になっていたかもしれません。

 

募集時から セブンサミットのサイズはかなり大きく、あの小柄だった シンハライトの面影はあまり感じられませんでした。

 

セブンサミット(2歳5月)

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シンハライト(2歳7月)

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何度見てもシンハライトの目つきは、、 笑

 

写真ではあまり判りませんが、シンハライトのデビュー時の馬体重は430キロ。いっぽう セブンサミットの馬体重は、今週の更新コメントでは『先週の段階で500キロ』とありました。父モーリスのデビュー時がちょうど同じくらいの馬体重なので、おそらく体格は父親似なのでしょう。

 

軽量ボディ+高性能エンジン、を絵に描いたような馬だった母は、鋭いシャープな瞬発力を武器にクラシックホースへと昇り詰めましたが、モーリス似の体格に恵まれた セブンサミットは、迫力満点のパワフルな末脚で力強く伸びるタイプかもしれません。あとは、両親と同じような高性能エンジンを搭載していれば……といったところではないでしょうか。

ただし、この重厚なボディは脚元の弱いシンハリーズ一族にとっては諸刃の剣ともいえるので、そのあたりは要注意です。

 

目つきの印象からも、気性は母よりもずいぶんと穏やかそうです。両親よりも長い距離でデビューさせる理由は、このあたりが関係していそうですね。

 

 

今度は、デビュー直前の追い切り時計を比較してみましょう。

 

セブンサミット

20/8/26
(水)
福永
栗東坂・良
53.1 - 38.6 - 25.1 - 12.5
エメルヴェイエ(三未勝)馬ナリを0.7秒追走同入
末強め追う
(-)
20/8/19
(水)
福永
栗東CW・良
90.0 - 72.9 - 57.7 - 42.6 - 13.0
エメルヴェイエ(三未勝)末強めの内0.6秒追走0.1秒先着
馬ナリ余力
(7)

・ シンハライト

15/10/7
(水)
池添
栗東坂・良
52.3 - 38.3 - 25.2 - 12.8
パーシーズベスト(新馬)一杯に0.4秒先着
一杯に追う
(-)
15/9/30
(水)
助手
栗東坂・良
55.1 - 39.8 - 25.6 - 12.3
パーシーズベスト(新馬)強目を0.1秒先行アタマ先着
一杯に追う
(-)

 

 

追い切り時計は、デビュー勝ちした母と比べても遜色ありません。むしろ、一杯に追っていないあたりから、仕上がりに関しては母よりも順調といえるのではないでしょうか。

ただ、母はデビューまで併せ馬で遅れたことはありませんでしたが、セブンサミットは2週前まで3週連続で遅れています。もちろん、併せた相手が違いますから、単純な比較はできませんが、母のように闘争心をむき出しにして、相手を競り負かしにいくようなタイプではないかもしれません。

 

 

最後は セブンサミットの厩舎コメントをチェックしてみましょう。

 

クラブ発表の近況情報

20/8/26  石坂正厩舎

  • 26日は栗東坂路で追い切りました(53秒1-38秒6-25秒1-12秒5)。「今朝も福永騎手に乗ってもらって、坂路で併せて追い切りました。指示は15秒を切るぐらいのペースで入って終いを伸ばすというもので、追走の形から同入とほぼ予定どおりです。ジョッキーは『いい動きだった。まずはこれで十分でしょう』と言っていました。物足りないときははっきり言うジョッキーですし、新馬戦を使うに当たってはこれでいいと思います。ここまで段階を踏んで徐々に良くなってきて、何も心配なく順調に来ました。馬体も先週の段階で500キロちょうどと少しずつ締まってきました。輸送を考えれば500キロを切ってくるでしょう」(桑村助手)30日の新潟競馬(2歳新馬・芝2000m)に福永騎手で出走を予定しています。

 

20/8/20  石坂正厩舎

  • 19日は栗東CWコースで追い切りました。20日は軽めの調整を行いました。「水曜日は福永騎手に乗ってもらってCWコースで併せて追い切りました。ハロン15秒で進んで終いを伸ばすという指示で追走してもらいました。時計自体は、先行する馬が遅かったこともあって目立ちませんが、まずは想定内です。ジョッキーは『追ってからがいいですね。とてもいい馬です』と話していました。暑い日が続きますが体調は問題なく元気いっぱいで、馬体も今朝の計測で500キロちょうどと、徐々に整ってきました。まだ成長途上ではありますが、デビュー戦を迎えるに当たっては何の不安もない状況です」(桑村助手)30日の新潟競馬(2歳新馬・芝2000m)に福永騎手で出走を予定しています。

 

 

セブンサミットは1月生まれで育成のペースも早く、4月末には北海道から本州へと移動。6月デビューも目指せそうな感じでしたが、1ヶ月半ジックリと外厩で乗り込み、満を持してデビュー戦を迎えます。

 

一時は不振といわれたモーリス産駒の成績も上向いてきましたし、今年の新馬戦で絶好調の福永騎手が鞍上というのも頼もしいかぎり。抽選も無事に突破しましたし、流れもこの馬に味方しているように感じられます。

ちょうど2020年度の募集がはじまる時期に良血馬をデビューさせるということは、クラブサイドの自信の表れと捉えることもできそう。GI馬の初仔ということで自ずとハードルは上がってしまいますが、初戦から周囲の期待に恥じないレースができるのではないでしょうか。

 

 

個人的にも、自分の出資馬と変わらない気持ちで応援していこうと思っている馬なので、従姉妹で新馬戦を快勝した ストゥーティ(リラヴァティの初仔)に続けるように、がんばって欲しいですね。