週末の日曜日には王道路線のGI大阪杯が行われ、今年もなかなかの好メンバーが集結しました。
無観客開催だけに味気なさはありますが、コロナ騒動のモヤモヤを吹き飛ばすような、白熱したレースを期待しましょう。
その大阪杯には、残念ながらキャロットクラブからのエントリーはありませんでしたが、この日は計4頭の出走馬がスタンバイ。その中から今週は2頭ほどピックアップして、陣営のコメントをご紹介しましょう。
まずは、阪神10R 難波ステークスに出走する エングレーバーから。
クラブ発表の厩舎コメント
20/4/1 中内田厩舎
- 1日は栗東CWコースで追い切りました。「今朝はCWコースで追い切りを行いました。5ハロンから終い重点という内容でしたが、全体70秒程度、ラスト1ハロンは12秒を切るくらいの計測で、しっかりとした動きを見せてくれました。特に不安材料もありませんし、いいコンディションでレースに向かうことができそうです。前走の敗因は馬場であるとはっきりしていますから、今回は見直しを図りたいところです」(中内田師)5日の阪神競馬(難波S・芝1800m)に藤岡佑騎手で出走を予定しています。
昇級戦だった前走では期待を裏切ってしまいましたが、雨で悪化した馬場の影響でまったく力を出せずに終わってしまいました。レース後には管理する中内田師から『乾いた馬場ならもっと走れる馬ですし、次走で改めて見直したいと思います」』というコメントが出ていましたから、前走の結果は度外視できそうです。
良馬場の条件クラスではこれまで大きく崩れたことのない馬ですから、今回はシッカリと巻き返してくれるのではないでしょうか。
阪神10R ◎2エングレーバー
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続いては、中山7Rで2勝目を目指す エリスライト。
クラブ発表の厩舎コメント
20/4/1 久保田厩舎
- 1日は美浦南Pコースで追い切りました(69秒5-53秒4-39秒0-12秒1)。「当該週の追い切りは疲れを残さないようにするためにもウッドチップではなくポリトラックのコースに入れて行うことにしました。キネトンという抑え目的の馬具にハミも換えてみていますが、それでも速いところとなると一気にスイッチが入ってしまいますね…。速いところを行う際に鐙を詰めますが、その時点でキッとなり、ソワソワ、イライラした様子を出し始めます。今朝の追い切りは水曜日でも極力馬の少ないシチュエーションの中での単走追いにしたものの、テンから結構力んでいましたし、走りやすいポリトラックとあって終いはウッドほど鈍くならず止め際に結構苦労する形になっていましたね…。もう少しリラックスしてくれればいいのですが、カーッとなってノーコントロールに近い状況になってしまい、印象としては前走時とさほど変わらないか、いくらかマシかな…といった感じです。前回もそうでしたが、今回もいかにレース時でテンションを上げないようにするかがポイントになってくると思います。パシュファイヤーなどの馬具の使用を改めて考えたりして、少しでも落ち着いて臨めるように持っていきたいです。レースに関してはジョッキーと相談しますが、場合によっては前もしくは後ろから極端な競馬をしてもらうかもしれません」(久保田師)5日の中山競馬(4歳上1勝クラス・芝2000m)に丸山騎手で出走を予定しています。
後続に5馬身差をつけて圧勝した新馬戦から一転、2年以上も勝ち星から遠ざかっている エリスライト。
新馬戦の内容や、兄姉にマリアライトやクリソライトなどがいる血統背景からも、とても1勝クラスで留まるような馬にはみえませんが、思うようにレースで能力を発揮できず、なかなか波に乗れません。
ただ、コメントからも判るように陣営は常に試行錯誤を繰り返していますから、何かのきっかけひとつでガラリと変わる可能性も。
今回は極端な競馬を試してみるようですから、その作戦が功を奏すようであれば、好走があっても驚けません。
中山7R ▲9エリスライト
※予想記事では出資有無に関係なくキャロットクラブの出走予定馬をメインに注目馬をピックアップしています