今週も引き続き中央、地方共に無観客競馬で行われますが、コロナウイルスの状況を考えれば、いつ開催が中止になっても不思議ではありません。
中止になれば主催者だけではなく、競馬に携わるすべての人々の生活に影響が出ますから、なんとか来週以降も無事に開催されることを祈るばかりです。
さて、土曜日はキャロットクラブからの出走馬は2頭だけと少なめ。さっかくですから、今回は2頭の陣営コメントをチェックしておきましょう。
まずは、中山10Rの伏竜Sに出走する ライトウォーリアから。
クラブ発表の厩舎コメント
20/3/25 高野厩舎
- 25日は栗東坂路で追い切りました(53秒1-38秒5-24秒6-12秒1)。「今朝も藤懸騎手に手伝ってもらって坂路で追い切りました。先週併せ馬で負荷をかけているので、輸送が控える今週は単走でサッとやるという感じでしたが、時計の示すとおりいい動きでした。うまく仕上がったと思いますから、昇級でも引き続きいい競馬を期待しています。なお、当初は藤岡康騎手に依頼をしていたのですが、都合により乗れなくなったため、今回は丸山騎手で臨むことになりました」(高野師)28日の中山競馬(伏竜S・ダ1800m)に丸山騎手で出走を予定しています。
ここ数年の勝ち馬からは目立つ出世馬が出ておらず、ルヴァンスレーヴ、サンライズノヴァ、ケイティブレイブなど、むしろ惜敗組から大物が出ているレース。
このことからも、この時期の中山ダートを克服するための適性が、かなり特殊であることが予想されます。
そういう意味では、あまりここでの勝ち負けにこだわる必要はないと思いますが、それでも3勝目を挙げることができれば5月の兵庫チャンピオンシップ や、7月のジャパンダートダービーへの出走がほぼ確実になります。
今後のローテーションを楽にするためには、2着ではなく1着が欲しいところです。
中山10R ◎5ライトウォーリア
------------------
続いては、阪神9Rで2勝目を目指す ゴールドティア。
クラブ発表の厩舎コメント
20/3/25 池添学厩舎
- 25日は栗東坂路で追い切りました(52秒7-38秒9-25秒5-12秒7)。「今朝は坂路で単走の追い切りを行いました。藤懸騎手に手伝ってもらったのですが、とてもいい馬だと驚いていましたよ。ただ、見ていても終いモタモタするようなところはあまり変わっていません。それでも以前より力強い走りになっていると感じるのは、馬が成長しているからでしょう。これならチークピーシーズは必要ないと判断し、今回は外して臨むつもりです」(池添学師)28日の阪神競馬(君子蘭賞・牝馬限定・芝1800m)にヒューイットソン騎手で出走を予定しています。
外出するときはいつも雨降り、そんな雨女を連想させる ゴールドティアですが、残念ながら今回も良馬場は見込めそうにありません。
これまでの3戦を振り返ると、初勝利を挙げた時が良馬場で、黒星の2戦が共に重馬場ですから、やはり馬場が良いほうが持ち味を発揮できそうです。
ただ、コメントからも確かな成長が見てとれますし、牝馬限定戦になることも、好調な ヒューイットソン騎手に乗り替わることも好材料。
メンバー的にも、稍重程度の芝状態ならば突き抜けてくれるかもしれません。
阪神9R ◎7ゴールドティア
※予想記事では出資有無に関係なくキャロットクラブの出走予定馬をメインに注目馬をピックアップしています