ドバイワールドカップが中止となり競馬ファンとしては楽しみが減ってしまいましたが、そのぶん日曜日に行われる高松宮記念では馬券を的中させたいものです。
その高松宮記念には、キャロットクラブから グルーヴィットがエントリーしていますので、さっそく陣営のコメントをチェックしてみましょう。
クラブ発表の厩舎コメント
20/3/25 松永幹厩舎
- 25日は栗東坂路で追い切りました(53秒1-38秒3-24秒5-12秒1)。「高松宮記念に出られるようでしたので、お伝えしたとおり名鉄杯への特別登録は見送っています。今朝は岩田康騎手に乗ってもらい、坂路で併せ馬を行いました。開場から30分ほど経って馬場も重くなっていたのですが、それでも動き、時計ともに良かったですし、『ラスト2ハロンは自分からグイグイ進んでいい動きだった』と久々に跨ったジョッキーも好感触のようでした。G1で相手も強くて楽ではありませんが、いい競馬を期待したいと思います」(松永幹師)29日の中京競馬(高松宮記念・芝1200m)に岩田康騎手で出走を予定しています。
重賞で好走歴のある中京コースは願ってもない舞台ですし、前走は集中力を欠いてしまったということで距離短縮も向きそう。ですが、この馬は勝負どころでズブさをみせてしまうというウイークポイントがあり、その辺りがどうでしょうか。
スプリントGIのペースですから、スッと反応できないようだと、勝負どころでただちに置かれてしまう危険性があります。
コースとの相性は申し分ありませんが、初めて挑戦するスプリント戦がいきなりGIですから、上位争いに加わるのは少し難しいかもしれません。
中京11R △7グルーヴィット
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続いては、阪神10R武庫川Sでオープン入りを目指す ヴィッテルスバッハ。
クラブ発表の厩舎コメント
20/3/25 池上厩舎
- 25日は美浦南Wコースで追い切りました(68秒1-52秒6-38秒8-11秒8)。「1週前段階である程度しっかりと動かしてあったので今朝の当該週追いは無理のないものにしました。相手に合わせる程度のものでじわっと伸ばす程度にしていますが、それでも動きは良かったように思います。馬体重は今週で480キロ。どこへの輸送も大体10キロ前後減る馬ですが、最近は回復が早く、現地に着いてから増える傾向にあります。それもカイバをしっかりと食べられるからであってとてもいいことですが、理想を言えば前走よりは絞れた状態で臨めるようにしたいですね。前回良かったことはゲート。いつも練習をしているもののあまりアテにならないタイプ。しかし、前回は競馬前の金曜日の練習の雰囲気が良かったです。前回同様に今回も明日か明後日に確認しておいて阪神へ向かおうと考えています。それでも、正直に言えば蓋を開けてみないとわからない馬なのでやられたらある意味仕方ないと思うしかありませんが、それ以外では基本的に乗り難しくはないはずと信じているので、あとはジョッキーに託します」(池上師)29日の阪神競馬(武庫川S・芝1600m)に荻野極騎手で出走を予定しています。
レース後の回復が早く、得意の東京まで待たずに体調の良いうちに……ということで陣営は遠征競馬を選びました。
ただ、遠征とは言っても3走前に2勝クラスとは言え小差の3着に好走したことのあるコースですから、あまり心配する必要はなさそうです。
GIレース以外では大敗したことがないように堅実に走るタイプですから、今回もよい走りを見せてくれるのではないでしょうか。
重馬場巧者の アンドラステは強敵ですが、ヴィッテルスバッハもルーラーシップ産駒ですから、渋った馬場は無難にこなしてくれそうです。
※予想記事では出資有無に関係なくキャロットクラブの出走予定馬をメインに注目馬をピックアップしています