先週に引き続き、今週の競馬も新型コロナウイルスの感染拡大防止のため無観客で開催されます。
観客のいない競馬場からの中継は、ゲート音が生音だったり、最後の直線でジョッキーの声が聞こえたり!?と目新しさもあり新鮮でしたが、やはり1日でも早く競馬場でレースを観戦したいというのが偽らざる本音。
特に来週末は出資馬2頭がそれぞれ重賞に挑戦するという、またとない機会。何とか解禁されないものかと願っていますが、はたしてどうなるでしょうか。
一刻も早い感染の鎮静化を祈るばかりです。
さて。土曜日には桜花賞を目指す3歳牝馬の王道トライアル・チューリップ賞が行われ、キャロットクラブが誇る2歳女王 レシステンシアがいよいよここから始動します。
さっそく陣営のコメントをチェックしておきましょう。
クラブ発表の厩舎コメント
20/3/4 松下厩舎
- 4日は栗東坂路で追い切りました(52秒0-37秒2-23秒8-11秒8)。「今朝も坂路で単走の追い切りを行いました。先週ビシッとやっていますので、今朝は馬なり程度で十分でしたが、楽な手応えでこの時計ですから改めて素晴らしいスピードです。動き自体も先週よりもスッと反応が軽くなっていたように見えました。ゲートは先週金曜にも確認していますが、もう力んだ感じはなく十分です。休み明けのトライアルとしては申し分のない仕上がりだと思います」(松下師)7日の阪神競馬(チューリップ賞・牝馬限定・芝1600m)に北村友騎手で出走を予定しています。
ケイコの動きから態勢は万全で、今回は昨年末からどれくらい成長したのか、それを確かめる一戦となりそうです。
チューリップ賞の有力馬は一度負かした相手がほとんどですから、よほどのことがないかぎり、阪神JFでつけたあの着差を逆転されることはないでしょう。
ルール改定により、先週の競馬で騎乗停止になった北村友ジョッキーが乗れるという運も持っていますから、無傷の4連勝で本番へ向かうことができそうです。
阪神11R ◎4 レシステンシア
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もう一頭、阪神6Rで2勝目を目指す ジュビリーヘッドもピックアップしておきましょう。
クラブ発表の厩舎コメント
20/3/5 安田隆厩舎
- 4日は栗東坂路で追い切りました(53秒2-38秒8-24秒9-12秒3)。5日は軽めの調整を行いました。「先週まで2週続けて併せてしっかり時計を出してきましたし、水曜日はサラッと馬なり程度に留めました。それでもラスト2ハロンの反応はとても良く、徐々にトモもしっかりしてきていると感じます。ひと息入れて気持ちの面もフレッシュですし、いい状態でレースに臨めそうです」(安田景助手)7日の阪神競馬(3歳1勝クラス・芝1400m)に北村友騎手で出走いたします。
てっきり翌週のファルコンSを目指すのかと思っていましたが、クラブ馬との兼ね合いがあったのか、手堅く自己条件で2勝目を狙ってきました。
ただ、こういう崩れないタイプは、相手が強くなっても同じようなレースができる馬が多いように感じます。そういう意味では、2着でも賞金が加算できる重賞にチャレンジしてみても面白かったかも、というのが個人的な感想。
成績から1勝クラスでは能力上位ですし、距離短縮も向きそうですが、どうもワンパンチ足りないという印象もあり、あまり楽観はできません。
今回は骨っぽい相手が何頭かいるので、勝ち切るためには鞍上のひと工夫が欲しいところです。
阪神6R ○4ジュビリーヘッド
※予想記事では出資有無に関係なくキャロットクラブの出走予定馬をメインに注目馬をピックアップしています