今週の日曜日は上半期の総決算レース・宝塚記念が行われ、キャロットクラブからは昨年の皐月賞馬 サートゥルナーリアがエントリー。
週中の水曜日にはクリソベルリが見事に帝王賞を制しており、サートゥルナーリアの結果次第では、キャロットクラブが古馬上半期チャンピオンの座を独占することになります。
いやがうえにも期待は高まりますが!?さっそく サートゥルナーリア陣営のコメントをチェックしてみましょう。
クラブ発表の厩舎コメント
20/6/24 角居厩舎
- 24日は栗東坂路で追い切りました(51秒3-36秒8-23秒9-12秒2)。「今朝は坂路で単走の追い切りを行いました。スタート後すぐにちょっとごちゃついていて中間のラップが少し速くなったのですが、それでカーッとすることもなく終始冷静に、手前の替え方もスムーズに走れていました。ここまで順調に調整できましたし、いい形でレースに向かえると思います」(酒井助手)28日の阪神競馬(宝塚記念・芝2200m)にルメール騎手で出走を予定しています。
宝塚記念といえば、これまでリスグラシュー(19年)、マリアライト(16年)と2頭の優勝馬を輩出しており、キャロットクラブとは非常に相性の良いレース。3度目の優勝を目指して サートゥルナーリアにもぜひ頑張って欲しいところです。
昨年の有馬記念では、並みいる古馬を相手に3歳馬ながら2着に好走。現役馬の中でも上位の力を持っていることは疑いようもありません。2週前にシッカリと負荷をかけ、最終は軽めに留める調整で、陣営のテンション対策も万全。
最高の形で上半期の競馬を締めくくってもらいましょう。
阪神11R ◎5サートゥルナーリア
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続いては、未勝利戦に出走を予定している5頭の中から、阪神2Rで勝ち上がり目指す ヴェラアズール。
クラブ発表の厩舎コメント
20/6/24 渡辺厩舎
- 24日は栗東坂路で追い切りました(54秒9-39秒4-25秒7-12秒8)。「この中間の様子を見ていても馬は元気いっぱいでいい状態をキープしているので、今週の競馬も視野にジョッキーの調整をしていたのですが、日曜の1800m戦にレーン騎手が乗れるとのことで使うことにしました。今朝は坂路で単走、サラッと時計を出しましたが、引き続きしっかり動けていましたよ。この調子でコンディションを整えてレースに向かいます」(渡辺師)28日の阪神競馬(3歳未勝利・ダ1800m)にレーン騎手で出走を予定しています。
これまで4戦して2着3回、3着1回と、善戦どまりの競馬が続く ヴェラアズール。いろいろと巡り合わせなども悪く、勝ち運から見放されている印象もありますが……やはりここまで続いてしまうと、そろそろ順番でしょうと楽観もできません。実際のところ、確かに着順は良いのですが、その反面勝ち馬からは常に0.3秒以上離されており、着順ほど惜しかったという感じでもありません。
陣営からは毎回のように"能力はある"というコメントが出ていますが……やはり馬具や調整方法を工夫するなど、何か具体的な対策を講じて欲しかったというのが個人的な感想。
メンバーには恵まれた印象ですが、勝ち負けはあくまで"相手次第"となりそう。
阪神2R ○5ヴェラアズール
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最後は、2頭が出走する阪神7R。
クラブ発表の厩舎コメント
ラインハイト
20/6/25 石坂正厩舎
- 24日は栗東坂路で追い切りました(53秒5-38秒9-25秒5-13秒0)。25日は軽めの調整を行いました。「水曜日は坂路で併せて追い切りました。相手は格上の古馬ということで最後は遅れてしまいましたが、動きは悪くありません。先週よりもスピードの乗りは良かったと感じました。坂路だとまだ手前の替え方がスムーズではありませんが、それでも入厩当初に比べればだいぶ良くなっていますし、このあたりは成長ですね。競馬に向けての不安はなく態勢が整ったと思います」(浜名助手)28日の阪神競馬(3歳上1勝クラス・芝2200m)に北村友騎手で出走いたします。
ヴァーダイト
20/6/24 音無厩舎
- 24日は栗東CWコースで追い切りました。「今朝はCWコースで併せて追い切りました。風馬を乗せたのですが、スピードに乗るまでちょっと鈍いものの、勢いがついてからはしっかり動けていたとのことでした。スピードタイプではないので、コースの方が動けるようですね。少しずつ良くなってきていますし、この距離も悪くないと思いますので、いい結果を期待しています」(生野助手)28日の阪神競馬(3歳上1勝クラス・芝2200m)に川田騎手で出走を予定しています。
今回は勢いのある ラインハイトの方が人気を集めそうですが、これまでの成績を見るかぎり、あくまで京都巧者というイメージも。ただし、休養中に馬が成長したという見方もできるだけに、そのあたりは今回のレースで見極めたいところです。
いっぽうの ヴァーダイトは、相変わらず坂路調教では動き切れず、今週はコース追いに切り替えてきました。まだ背腰がパンとしておらず、現状では速い脚が使えないだけに、力勝負になりそうな空模様はプラスでしょう。
どちらも確勝級とまではいきませんが、9頭立てのレースに有力馬2頭を送り込むわけですから、なんとか良い結果を出してほしいところです。
阪神7R ◎4ラインハイト ▲9ヴァーダイト
※予想記事では出資有無に関係なくキャロットクラブの出走予定馬をメインに注目馬をピックアップしています