少数精鋭で重賞制覇をめざす

年1-2頭の出資で重賞制覇をめざす一口馬主のブログ。※当ブログに掲載されている写真やテキストはキャロットクラブの許可をいただき転載・引用しています

6月7日(日) 競馬の予想

土曜日に行われた注目の新馬戦は、新種牡馬モーリス産駒の中でも評判になっていた ブエナベントゥーラが2着に敗れるという、波乱の幕開けとなりました。

 

セレクトセールの販促という側面もあり、初日に確勝級のモーリス産駒を用意したノーザンFとしても、この結果は計算外だったのではないでしょうか。

 

ただ、シンボリクリスエススクリーンヒーローのように、ロベルト系種牡馬はやはりホームランバッターというイメージも。評判馬の1頭が躓いたくらいでは、おそらく評価が下がることはないでしょう。

 

ディープインパクト産駒とキングカメハメ産駒がいなくなる2年後のクラシック戦線を占う意味でも、引き続き新種牡馬の産駒には要注目です。

 

 

さて。一口馬主としては新馬戦に目が行ってしまいがちですが、日曜日は東京競馬場で春のマイル王決定戦・安田記念が行われます。

キャロットクラブからは今年のダービー卿CTを制した クルーガーがエントリー。さっそく陣営のコメントをチェックしてみましょう。

 

クラブ発表の厩舎コメント

20/6/3  高野厩舎

  • 3日は栗東坂路で追い切りました(52秒6-37秒8-24秒4-12秒0)。「今朝も藤懸騎手に手伝ってもらって坂路で追い切りました。先週までしっかりやってきていますし、今朝は単走にしましたが、やはり併せるよりも気負いがなくいいリズムで走れていたとのことです。追い切りの内容も申し分なく、いい仕上がりで大一番に臨めそうです」(高野師)7日の東京競馬(安田記念・芝1600m)に石橋騎手で出走を予定しています。

 

 

今年で8歳となった クルーガーですが、前走で約4年ぶりとなる重賞2勝目を挙げたように、いまだ衰えを知りません。

同じ8歳馬の パフォーマプロミスが土曜日の鳴尾記念を制したように、ドゥラメンテキタサンブラックをはじめとした、この2012年生まれは非常にハイレベル。近年でも稀に見る強い世代であることは、疑いようもありません。

今回は目移りするような豪華メンバーが相手ですが、陣営のコメントをみても"参加するだけ"といった雰囲気ではありません。前走勝ちの勢いそのままに、好走を期待しましょう。

 

 

東京11R ☆4クルーガー

 

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続いては、クラブの先陣を切って阪神5Rでデビューする2歳馬 カスティーリャ

 

クラブ発表の厩舎コメント

20/6/3  橋口厩舎

  • 3日は栗東CWコースで追い切りました。「先週ジョッキー騎乗でしっかりと負荷をかけていますし、今朝はCWコースで単走、直線で終いだけ伸ばすような追い切りを行いました。いい動きでしたし、このひと追いで態勢は整ったと思います。ここまでしっかりと乗り込んできていますが、カイバ食いが落ちることはなく、落ち着きもあっていい状態でデビュー戦を迎えられそうです。馬体重は430キロ台での出走になると思います」(橋口師)7日の阪神競馬(2歳新馬・芝1400m)に西村淳騎手で出走を予定しています。

 

 

ノーザンF系クラブでは、意図的にモーリス産駒を早めにデビューさせようとしているフシがあり、キャロットクラブも例外ではありません。募集された8頭中7頭がすでに入厩しており、秋を待たずに7頭がデビューしそうな勢いです。

その中でも先陣を任された カスティーリャは、クラブの期待馬であることは言うまでもありません。小柄で少しテンションが高いところがあるようですが、いい意味で捉えれば、仕上がり早でいかにも新馬戦向きというタイプに映ります。

5つのクラブの期待馬が揃った注目の新馬戦ですが、幸先良いスタートを切ってもらい、今後デビューするクラブの2歳馬に勢いをつけてもらいましょう。

 

 

阪神5R ◎3カスティーリャ

  

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3頭目は、阪神8Rで2勝目を目指す良血馬 ヴァーダイト

 

クラブ発表の厩舎コメント

20/6/3  音無厩舎

  • 3日は栗東坂路で追い切りました(51秒7-38秒4-25秒7-13秒2)。「今朝も坂路でしっかり追い切りました。ラスト1ハロンはやや甘いですが、それでも51秒7はこの馬としてはかなりタイムが出ています。放牧を挟んでガラッと変わったというわけではないですが、だいぶ中身がしっかりしてきました。もうひと追いあってもいいかなという感じはありますが、今の仕上がり具合でどれだけやれるか期待しています」(生野助手)7日の阪神競馬(3歳上1勝クラス・芝2000m)に松山騎手で出走を予定しています。

 


前走後にひと息入れた ヴァーダイトですが、相変わらず坂路だとラスト1ハロンが甘くなってしまうように、まだ背腰がパンとしていない印象。おそらく速い上りは使えないので、できれば早めに動いて消耗戦に持ち込みたいところです。

上りが速くなる京都開催を避けて、時計の掛かる阪神開催に狙いを絞ったのは好判断だと思いますが、思ったよりも成長がスローな点が気掛かり。兄姉に重賞勝ち馬がズラリと並ぶ血統面からも、本格化すれば1勝クラスは楽に卒業できると思いますが……。成長途上の現時点でどこまでやれるか、個人的には期待と不安が半々といった印象。

 

 

阪神8R ▲8ヴァーダイト

 

 

※予想記事では出資有無に関係なくキャロットクラブの出走予定馬をメインに注目馬をピックアップしています