日曜日は東西で注目の重賞が行われますが、残念ながらキャロットクラブからの出走はありません。
昨年度あれだけのJRA賞を獲得したクラブですが、昔からなぜか短距離路線の活躍馬は少ないクラブですね。
さて。この日はキャロットクラブから1頭の新馬 イルミナルがデビューを予定していますので、さっそく陣営のコメントをチェックしてみましょう。
クラブ発表の厩舎コメント
20/1/29 奥村武厩舎
- 29日は美浦坂路で追い切りました(54秒5-40秒3-26秒8-13秒2)。「今朝は坂路で追い切りを行うことにしました。朝方まで降っていた雨の影響で馬場がだいぶ重くなっていたこともあり、最後の脚取りはちょっと鈍かったですかね…。パワータイプではないので苦にしたのでしょうが、それでも最後まで頑張って走れていました。しっかりやれたと捉えて最短今週から入れていくつもりでいます。おそらく除外になると思いますが、もし入ったとしたらそれに備えてしっかり調整して当日臨めるようにしていきます」(奥村武師)2月2日の東京競馬(3歳新馬・芝1600m)に出走を予定しています。
母クルミナルは桜花賞で2着、オークスでも3着に入る健闘をみせ、15年の牝馬クラシック戦線を同期の ルージュバックと共に盛り上げた活躍馬。イルミナルはその初仔にあたります。
また、クルミナルはオークスを最後にキャリア5戦で引退しており、余力を残して繁殖生活に入ったという意味では、クラブの名繁殖牝馬 シーザリオに通じるものがあります。
血統的にもロードカナロア X ディープインパクトと、今後ますます数が増えてきそうな配合ですから、そのいう点でも注目しているという人は多いのではないでしょうか。
個人的にも、同じく3歳で引退してしまった元出資馬 シンハライトのこともあり、かなり注目しています。
ただ、イルミナルは初仔にありがちなコンパクトなサイズに出てしまい、募集当時の体高は146センチほどしかありませんでした。馬体重も、昨年末の天栄在厩時点で430キロと報じられていますから、おそらく420キロそこそこでのデビューとなりそうです。
さらに、今回は除外覚悟の投票でとおってしまったという経緯があり、入厩後の追い切りもまだ3本だけと、質・量ともに物足りません。仕上がり途上な感は否めませんから、素質だけでどれだけやれるか、といったところではないでしょうか。
東京6R △14イルミナル
※予想記事では出資有無に関係なくキャロットクラブの出走予定馬をメインに注目馬をピックアップしています