週末の競馬情報をチェックしようとJRAのサイトを開いたところ、目に飛び込んできたのはサクラローレル死亡という残念なニュース。
サクラローレルといえば天皇賞と有馬記念を制し、1996年の年度代表馬にも選ばれた名馬。
そして、1996年といえば、875億と有馬記念の売り上げがピークに達し、競馬がもっとも盛り上がっていた時期。昨年末の有馬記念の売り上げが約469億円だったことを考えても、いかに凄い数字だったかが判ります。
昨年、1つ年下で好敵手だったマヤノトップガンが亡くなったばかりですが、やはりこの頃の名馬が次々と天国へ旅立ってしまうのは寂しいかぎり。普段はそれほど気にしませんが、時の流れの速さも身に沁みます。
沢山の名勝負を残してくれたサクラローレルに感謝するとともに、ご冥福をここよりお祈りいたします。
さて。今週の土曜開催は重賞がなく、珍しくキャロットクラブからメインレースに出走する馬もいません。
そこで、今回は勝ち上がりを目指して中山5R未勝利戦に出走する サクライロを取り上げたいと思います。ますは陣営のコメントをチェックしておきましょう。
クラブ発表の厩舎コメント
20/1/22 木村厩舎
- ２２日は美浦南Ｗコースで追い切りました（６７秒９－５３秒２－３９秒４－１３秒３）。「先週は３頭隊列の先頭という体力、気力が備わり切れていない若馬にとっては厳しい役割を担当してくれましたが、今回はサクライロを軸にし、３頭の真ん中に入れて挟み込んだ形で伸ばしています。対応はできていますが、先週からさらに上がったという感じの動きではないかな…というのが正直なところです。毛ヅヤは前回よりはいいかなと思えたものの、そこからさらに上がってきたという感じではありません。気候の兼ね合いもあるのでしょうが、しんどい部分も出てきているのか冬毛があって肌ツヤがいいわけではありませんから、馬には何とか持ちこたえてもらえればと思っています。もちろん我々もできることをやって、少しでもいい状態にして今週の競馬へ向かえればと考えています。前回も正直苦しさがある中で使わせてもらって悪い内容ではなかったですから、前進してくれることを期待しています」（木村師）２５日の中山競馬（３歳未勝利・芝２２００ｍ）に丸山騎手で出走を予定しています。
コメントから状態に関しては前走程度というニュアンスが伝わってきますが、それでも熱発明けだった前走より臨戦過程では上だと感じます。
ただ背腰などに疲れがあるという放牧先でのコメントの割には帰厩が早かったので、そのあたりは気になりますが、追い切りは順調にこなしているようにみえるのであまり心配しなくても大丈夫そうです。
ウッド調教でまだ動ききれていないあたりからも、いまは力をつけている段階という印象ですが、けっして順調とはいえなかったデビュー戦でも3着と悪くない内容でしたから、ここでもチャンスはあるとみています。
何頭か骨っぽい相手がいるので楽な競馬にはならないと思いますが、"偉大なサクラ"が散ったばかりですから、こちらのサクラには頑張って花を咲かせてもらいましょう笑
中山5R ◎12サクライロ
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続いては、京都9Rの睦月賞で4勝目を目指す アロマドゥルセ。
クラブ発表の厩舎コメント
20/1/23 音無厩舎
- ２２日は栗東坂路で追い切りました（５２秒２－３８秒３－２５秒６－１３秒３）。２３日は軽めの調整を行いました。「水曜日は坂路で併せて追い切りました。追走から最後は遅れてしまったのですが、坂路で４ハロン５２秒２ならこの馬としては十分だと思います。帰厩当初に比べるとトモの状態も良くなって弾む感じが出てきましたし、あまり切れるタイプではないので渋った馬場も合いそうです」（竹中助手）２５日の京都競馬（睦月賞・芝２４００ｍ）に川田騎手で出走いたします。
堅実ながらも切れる脚がなく、惜しくも2、3着という結果が続いてしまう善戦マン。
出資者の中でも、このまま現級で稼ぎ続けて欲しいという人と、そろそろ勝ち上がって昇級して欲しいという人で、意見が割れそうなタイプです。
ただ、そんな同馬だからこそ、コメントにもあるように今の時計の掛かる馬場がマッチしそうな予感も。
成績からベストは阪神コースという印象はありますが、頭数も手ごろですし、上手く立ち回ることができれば、惜敗続きにピリオドを打てるのではないでしょうか。
京都9R ◎6アロマドゥルセ
※予想記事では出資有無に関係なくキャロットクラブの出走予定馬をメインに注目馬をピックアップしています
