今週の競馬界はなんといっても日曜日に行われる有馬記念一色。都内では今年もスポーツ紙の号外が配られていました。
今年はキャロットクラブからGIホース3頭がエントリーし注目を集めますが、私の出資馬は有馬記念はおろか、いまだに古馬混合のGIにすら出走したことがありません。
これまでクラシックへの出走は何度か経験があるのですが、残念ながら古馬混合GIにはまだ縁がありません。やはり有馬記念やジャパンカップへの出走は大きな目標のひとつですから、いつかは出資馬で夢を実現させたいところです。
さて。そんな有馬記念一色ムードの今週の競馬界ですが、土曜日はキャロットクラブから1頭の新馬、2頭の未勝利馬が出走し、勝ち上がりを目指します。
それでは、さっそく陣営のコメントをチェックしておきましょう。まずは、中山5Rでデビューする バインドウィードから。
クラブ発表の厩舎コメント
19/12/18 宗像厩舎
- 18日は美浦南Wコースで追い切りました(キリ)。「先週はウッドチップコースで3頭併せの真ん中に挟み込む形を採りましたが、今週は2頭併せにしました。前に馬を置いて直線ではその馬の内から伸ばすようにしています。先週に続いて今週も終いまで伸びがあり、まずまずの動きを見せてくれていましたよ。坂路だともうひとつ動ききれないところがあるな…と思っていたのですが、コースへ行くと頑張れているので、実戦を想定した場合いいかもしれませんね。ゲートに関しては明日か明後日あたりに確認しておこうと思いますが、今のところ変に気負う感じはないですし、坂路よりもコースのほうが頑張れることを見ても初戦はゆとりのある条件がいいかもしれません。実際の体力面でどうかは何とも言えませんが、予定通り2000mにマーフィー騎手で向かうつもりです」(宗像師)21日の中山競馬(2歳新馬・芝2000m)にマーフィー騎手で出走を予定しています。
半兄にデイリー杯2歳S2着馬の ダローネガや、クロッカスS優勝馬の ディキシーナイトがおり、母系からは早期の活躍が期待できる血統背景。
9月に骨りゅうの症状が見られたために入厩時期が遅くなりましたが、 追い切りでもマズマズ動いているようですし、ほぼ態勢は整ったとみてよさそうです。
血統的にみて10ハロンは少し長い気もしますが、ノーザンF生産馬がほかにいない組み合わせですし、マーフィー騎手が得意のインベタのコース取りでロスを防げば無難にこなせるかもしれません。
中山5R ◎1バインドウィード
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続いては、中山4R 未勝利戦に出走する アコルドエール。
クラブ発表の厩舎コメント
19/12/18 中川厩舎
- 18日は美浦南Wコースで追い切りました(キリ)。「先週に続いて今週もジョッキーの宮崎北斗に手伝ってもらって追い切りました。オープン馬のアップクォークと古馬2勝馬に挟まれる形で終いを伸ばしたのですが、物おじせず、むしろ頭ひとつ出るくらいの勢いで走れていましたね。天栄ではちょっと威張って立ち上がったり、馬っ気を見せたりしていたようなのですが、こちらではそういったこともなく、調教の動きも以前よりしっかりしてきた印象を受けているので楽しみにしています。ただ、根っこの部分の気性に関しては何とも言えないですね…。体はダートっぽくなってきていても、例えば砂をもろに被るとブレーキをかけても不思議ない馬なので、いかに集中力を保って走れるかにかかっていると思いますよ。ダートの1800m戦は今週3鞍ありますが、有馬記念の日はおそらく強くなることでしょう。あくまでも状況次第になりますが、今のところ土曜日のどちらかに丸山元気ジョッキーで向かおうと考えています」(中川師)状況如何で変わる可能性はありますが、今のところ21日の中山競馬(2歳未勝利・ダ1800m)に丸山騎手で出走を予定しています。
デビューからの2戦はあまりよいところがありませんでしたが、デビュー前に師が『何回か使っていくなかで勝てそうなイメージ』とコメントしていましたから、おそらくこの結果も織り込み済みでしょう。そういう意味では、ここ2戦の結果を過度に心配する必要はなさそうです。
ただ、デビュー戦の後に手綱をとった川田騎手が『心身ともに待ってあげたい馬』と発言していますから、当時はかなりの幼さを残していたことがうかがえます。
今回は矛先を変えてダートにチャレンジするようですが、ひょっとしたらこの馬の場合は、芝ダートといった適性の問題よりも、心身の成長がカギを握っているのかもしれません。
中山4R ▲9アコルドエール
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3頭目は、阪神4R 未勝利戦で初勝利を目指す ラインハイト。
クラブ発表の厩舎コメント
19/12/19 石坂正厩舎
- 18日は栗東坂路で追い切りました(53秒6-38秒7-25秒1-12秒6)。19日は軽めの調整を行いました。「水曜日は坂路で併せて追い切りました。こちらが追走する形からきっちり先着、動きもずいぶん迫力があって良かったと思います。時計的にも申し分ありませんね。距離はもう少し長くてもいいと思いますが、広いコースですし、スミヨン騎手騎乗でまた新たな面を引き出してもらいたいですね」(石坂正師)21日の阪神競馬(2歳未勝利・芝1600m)にスミヨン騎手で出走いたします。
こちらも今回がデビュー3戦目で、前走では勝ち馬からクビ差の3着に好走。新馬戦は少し離された3着でしたが、勝ち馬はあのコントレイルですから、相手が悪かったと言えるでしょう。
そろそろ順番が回ってきそうな雰囲気ですが、前走後に岩田騎手から『若干忙しいような感じがしました』というコメントが出ていた点は気になります。
鞍上にスミヨン騎手を迎えて必勝態勢とはいえ、レースを見てもしぶとい走りをする馬ですから、もう少し距離があったほうが持ち味が生きるかもしれません。展開次第では、決め手のあるタイプにやられてしまうシーンも想定しておく必要がありそう。
阪神4R ○16ラインハイト
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最後に、キャロットクラブからの出走馬はありませんが、せっかくの重賞ですから、阪神カップについても少しだけ。
アドマイヤマーズの香港マイル制覇や、 ターコイズSにおける3歳牝馬の上位独占などをみても、中心は今年の桜花賞馬 グランアレグリアで揺るがない印象ですが、個人的に注目しているのは フィアーノロマーノ。
阪神カップはとにかくリピーターの活躍が目立つレースで、複数年にわたり連対したという馬が過去10年で6頭もいます。おそらく、冬場+内回りコース+非根幹距離、というかなり限定されたレース条件の下で行われるためでしょう。
今年は3年前の優勝馬 シュウジがエントリーしていますが、ここ2年は連続して二桁着順という結果。これではさすがに狙いが立ちません。
それならば、未来のリピーターを探したほうが面白そうだということで、白羽の矢を立てたのが前述の フィアーノロマーノ。成績を見ても判るように冬場に調子を上げてくるタイプで、昨年の同時期に行われたファイナルSを制しているように、いかにもこの条件がドンピシャにはまりそう。将来のリピーター候補になりうる存在とみています。
人気のグランアレグリアが3着を外せば好配当もありえるということで、馬券は フィアーノロマーノから人気薄を含め手広くワイドで流してみようと思います。
※予想記事では出資有無に関係なくキャロットクラブの出走予定馬をメインに注目馬をピックアップしています