少数精鋭で重賞制覇をめざす

年1-2頭の出資で重賞制覇をめざす一口馬主のブログ。※当ブログに掲載されている写真やテキストはキャロットクラブの許可をいただき転載・引用しています

12月8日(日) 競馬の予想

2週連続で開催される2歳馬限定のGIレース。まず今週は牝馬によるGI 阪神ジュベナイルフィリーズが行われます。

 

今年はキャロットクラブから2戦2勝馬 レシステンシアがエントリー。さっそく陣営のコメントをチェックしておきましょう。

 

クラブ発表の厩舎コメント

19/12/4  松下厩舎

  • 3日は栗東坂路で追い切りました(52秒1-37秒0-23秒9-11秒9)。「今朝は坂路で単走の追い切りを行いました。先週しっかりとやっているので今週は馬なり程度の調整ですが、全体52秒1、ラスト1ハロン11秒9と好時計で楽に動けていましたね。以前は見た目にまだ幼い感じもあったのですが、ここに来てアスリート体形になってきており、短期間での成長が窺えます。1600mにも対応できるはずですし、G1でもいい走りを見せてもらいたいと思います」(松下師)8日の阪神競馬(阪神JF牝馬限定・芝1600m)に北村友騎手で出走を予定しています。

 

 

阪神JFといえば、あの ハープスターアヴェンチュラリスグラシューでさえも優勝することができなかったレース。もし勝つことができれば、キャロットクラブとしては 2007年のトールポピー以来の制覇となります。

 

今年キャロットクラブから挑戦する システンシアは、募集当時から馬っぷりの良さが目を引き、個人的にも1口持ちたくて一般枠ですが応募した馬。残念ながら出資はかないませんでしたが、せっかく注目していた馬ですから、ぜひがんばって欲しいという気持ちがあります。

 

しかし、過去の好走馬と システンシアのここまでのキャリアを見比べてみると、やはりマイル戦の経験がないという点は不安です。

 

脚質的にも前々から押し切るタイプなので、初めての8ハロン戦がプラスに働くという可能性は低いでしょう。さらに、阪神1600mは外回りで決め手がものをいうコースですから、速い上がりをマークしたことがない点も気掛かりです。

 

ファンタジーSの優勝馬ですから実績的には申し分ありませんし、能力的に足りたとしてもまったく不思議はないのですが……。粘りをみせるものの最後は切れ味のある馬にサッと交わされて惜敗というパターンかもしれません。

 

 

阪神11R ○4システンシア

 

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また、この日はキャロットクラブからディープインパクト産駒の アクニディがデビュー予定。こちらも陣営のコメントをチェックしておきましょう。

  

クラブ発表の厩舎コメント

19/12/4  尾関厩舎

  • 4日は美浦南芝コースで追い切りました(68秒2-52秒0-37秒5-12秒3)。「この度鞍上に指名していただきました。小柄な女の仔と聞いていたので減量の利点を使いたいということでしょうから、良い競馬ができるように丁寧に接したいと思っています。よろしくお願いいたします。今朝の追い切りにも乗せていただくことになり、G1を使う馬と一緒に本馬場に入って追い切りました。併せ馬の形で、僕のほうが後ろから追いかけ、内に潜り込む形の追い切りを行っています。小柄ではあるのですが、跨って動かしてみると小ささを感じさせないフットワークで駆けてくれました。コントロールの面で難しさがあるようには思わなかったですし、跨った感触では背腰の感じもそこまで気にならず、状態は整っているのではないかと思います。初戦ということで蓋を開けてみないとわからない部分はあるでしょうが、楽しみにしています」(木幡育騎手)8日の中山競馬(2歳新馬・芝1600m)に木幡育騎手で出走を予定しています。

 

  

母 サミターは愛1000ギニーの勝ち馬で、全兄に重賞ウイナー・ダノンチェイサーがいるという良血馬。しかし、牝馬としては安くはない募集価格と、募集当時から馬体の小ささが敬遠され、それほど人気にはなりませんでした。

 

1週前の更新では馬体重が366キロしかないようで、いまのところ募集当時から大幅な馬体の成長はみられない模様。初戦から減量騎手を起用してきたのもそのためでしょう。

 

馬体重340キロながら菊花賞で5着に好走したメロディーレーンをみても判るとおり、小さいからダメということは決してありませんが、できれば京都や新潟など馬場の軽いコースで走らせたいタイプ。パワーの要る中山コースではやはり心配です。

 

 

中山5R △2アクニディ

  

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最後に、予想というわけではありませんが、明日の全レースの中で個人的に一番注目しているのがカペラSに出走する オウケンビリーヴ。

 

元出資馬の シンハライトと同じレースでデビューした6歳牝馬ですが、いまだに現役でがんばっています。先月のエリザベス女王杯で好走したクロコスミアもそうですが、6歳牝馬がいまだに重賞戦線で活躍しているのですから、本当に馬主孝行な馬たちです。

 

無理なく現役生活を全うし、無事に繁殖牝馬として牧場へ戻れることを願っています。

 

 

 ※予想記事では出資有無に関係なくキャロットクラブの出走予定馬をメインに注目馬をピックアップしています