少数精鋭で重賞制覇をめざす

年1-2頭の出資で重賞制覇をめざす一口馬主のブログ。※当ブログに掲載されている写真やテキストはキャロットクラブの許可をいただき転載・引用しています

11月2日(土) 競馬の予想

今週末は2019年最後の三連休。JRAのGIこそお休みですが、浦和競馬場地方競馬の祭典JBCが開催されます。

 

それに先立ち、土曜日にはJRAで注目の2歳重賞が2つも組まれており、京都競馬場で行われるファンタジーSにはキャロットクラブから2頭がエントリーしています。

 

さっそく陣営のコメントをチェックしておきましょう。

 

クラブ発表の厩舎コメント

レシステンシア

19/10/30  松下厩舎

  • 30日は栗東坂路で追い切りました(53秒1-38秒4-24秒9-12秒2)。「先週末から15-15を取り入れるなどしてピッチを上げており、今朝は坂路で追い切りを行っています。目一杯の追い切りは必要ありませんし、今日は最後に少し促したような感じですが、ラスト1ハロン12秒2と反応良く動けていました。外に張るところを見せたのはデビュー戦ということもありますし、それほど気にしなくてもいいのかなという思いもあるのですが、お伝えしたとおり一応の対策としてリングハミを使用するつもりです。一度実戦を経験した分の上積みもあるでしょうし、重賞のここでも楽しみですよ」(松下師)11月2日の京都競馬(ファンタジーS・牝馬限定・芝1400m)に北村友騎手で出走を予定しています。

 

パドゥヴァルス

19/10/30  吉田厩舎

  • 30日は軽めの調整を行いました。「火曜日にジョッキーに跨ってもらい、CWコースで併せて追い切っています。先週しっかりと負荷をかけていますし、今週は終いを軽く伸ばすような内容でしたが、いい感じで動くことができていました。カイバ食いもこの馬なりに安定しており、引き続き体調面の不安はありません。相手も強くなるので決して楽ではないと思いますが、帰厩からここまでは順調に調整を進めることができましたし、重賞でどんな競馬をしてくれるか楽しみにしています」(吉田師)11月2日の京都競馬(ファンタジーS・牝馬限定・芝1400m)に西村淳騎手で出走を予定しています。

 

 

まず、小倉の新馬戦を快勝した パドゥヴァルスは、両親が共に元クラブ所属馬という理想的なOur Blood。両親に出資していたという人にとっては、まさに我が子のような存在でしょう。

 

今回は、距離、コース、相手関係など、すべてが前走から一変しますが、1週前のケイコでは同厩の小倉2歳チャンピオン(マイネルグリット)を相手に先着をはたしているように、通用しても不思議ないだけのポテンシャルを秘めていそうです。

 

 

いっぽうの レシステンシアは、母がアルゼンチンのGIウイナーという良血馬で、1つ年下のハーツクライ産駒がセレクトセールで2億円超で落札されたことでも話題となりました。

 

母マラコスタムブラダは、ミッキーブラック 、レシステンシアと2年連続で2歳秋までにデビュー勝ちをした仔を輩出しましたから、優れた能力と早熟性を伝える優秀な繁殖牝馬として今後も注目を集めそうです。

 

レシステンシアは父がダイワメジャーだけに早期からの活躍が期待でき、キャロットクラブの所属馬としては珍しく中2週で重賞に挑戦してきました。クラブサイドはチャンスありとみているのかもしれません。

 

最後に余談ですが、この レシステンシアには個人的に昨年の1次募集で応募していたという経緯があります。残念ながら出資はかないませんでしたが、陰ながら応援馬として引退まで注目していこうと思っています。

 

 

京都11R ▲6レシステンシア ☆15パドゥヴァルス

 

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また、この日は東西で2頭のキャロットクラブ馬がデビューを予定しています。

 

こちらも陣営のコメントをチェックしておきましょう。まずは東京5Rでデビューする シェーネメロディから。

 

クラブ発表の厩舎コメント

19/10/30  伊藤大厩舎

  • 30日は美浦南Pコースで追い切りました(52秒5-39秒3-13秒2)。「先週の除外は残念でした。それで次のターゲットをどうするか考えた結果、マイルになりますが今週の牝馬限定戦へ向かうことにしました。頼んでいた元気は福島で乗ることになっているので変わりのジョッキーを探す必要がありましたが、北村が乗れるということだったので彼に依頼しています。除外のよる影響が出ないようにと気を引き締めてその後の調整にあたっていたところ、幸いトラブルなくここまで来ていて今朝追い切ることにしました。北村に跨ってもらうことにし、今回もコース追いを選択しています。すでにできているので感触を確かめてもらうような内容ですが、特に気になることもなく良い感触を掴んでもらえたようです。上がりも問題はなさそうです。ちょっと気持ちが出てきていてマイルという距離がどうかという一抹の不安はあるものの、リズムよく走れればこなせるはずです」(伊藤大師)「今日は色々求める調教というよりは確認がメインになるのかなと思っていました。最初の軽めのときにちょっとしたキックバックに対して気にする素振りを見せたので、速いところへ行って同じようなシチュエーションになった際にどうかなと思って探ってみたところ、追い切りでは問題なかったですね。速くなれば対応できる心の持ち主なのだなと感心していました。気になることを強いてあげれば、叩きつけるような走りをすることですかね。重心を低くしてストライドを伸ばしていくようなタイプというよりはその場の回転で勝負するようなタイプかなという印象を受けました。今回のテーマからビュンっと動けるかどうかの確認はできませんでしたが、レースへ行ってどんな走りをしてくれるかですね」(北村宏騎手)11月2日の東京競馬(2歳新馬牝馬限定・芝1600m)に北村宏騎手で出走を予定しています。

 

 

当初予定していた先週のレースを除外となり1週スライドでの出走ですから、態勢は十分に整っているとみてよさそう。

 

兄姉に目立つ活躍馬こそいませんが、牝系はダービー馬 ロジユニヴァースなどこれまで多くの重賞ウイナーを送り出してきたソニンク系ですから、初戦から上位争いを期待したいところです。

 

 

東京5R ▲15シェーネメロディ

 

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続いては、京都5Rでデビューする ラヴェル

 

クラブ発表の厩舎コメント

19/10/31  安田翔厩舎

  • 30日は栗東芝コースで追い切りました。31日は軽めの調整を行いました。「水曜日はジョッキーに乗ってもらって芝コースで追い切りました。まだ緩さがあって、姿勢を起こしながらという形になるので、そのあたりを確認しながら反応を見てもらいたいと話をしました。ジョッキーも、『馬場はいい方がいいですね』と言っていましたが、思った以上に動けていましたし、優等生だったとも話してくれました。ここまでいい形で進められましたし、レースまでしっかりコンディションを整えていきます」(安田翔師)11月2日の京都競馬(2歳新馬牝馬限定・芝1600m)に藤岡康騎手で出走いたします。

 

 

ファンタジーSに出走する パドゥヴァルスと同じく、こちらも両親が共に元キャロットクラブ所属馬という理想のOur Blood。この馬は安田翔厩舎所属ですが、ご存じのとおり両親は角居厩舎で大活躍した馬ですから、できれば仔も角居厩舎で…という思いがクラブサイドにはあったのかもしれません。(角居厩舎は21年2月に解散予定で現2歳世代からキャロットクラブの馬を預かっていないようです)

 

追い切りではまだ目立つ動きをみせていないようですが、血統から期待の大きな馬ですし、手綱をとるのは母の主戦もつとめた藤岡康騎手。初戦からどんな走りをみせてくれるか注目しましょう。

 

 

京都5R ▲5クラヴェル