今夏シルクホースクラブが新馬戦で8連勝を飾ったのは記憶に新しいところ。
育成技術の向上により年々ノーザンFの育成時期が早まり、結果として早期デビューに繋がっています。
かつては完成度を武器に 早期デビューからの勝ち上がりをお家芸としていたラフィアンは相対的に成績が振わなくなってきました。
再三申し上げているように、私自身に馬を見る目はありませんが、それでも新馬8連勝したシルクHCの馬の中には"あれ??"というような馬が混ざっていたことも驚きです。(あくまで主観です)
つまり、早期デビュー可能な馬は、能力がそれほど高くなくてもノーザンFの優れた育成を味方に勝ち上がりのチャンスが広がるのでは!?というのが、今回の仮説でありテーマです。
早期育成が馬の成長を阻害する可能性を不安視する声もありそうですが、6-7月デビューからGIホースになった馬、例えばアエロリットやワグネリアンのその後の活躍をみると心配する必要はなさそうです。(ここでGIホースを引き合いに出すのは適当ではないことは承知していますが、誰もが知っている馬のほうがイメージしやすいと思い名前を挙げました)
では、ここからが本題。
どうやって早期デビューできそうな馬を見つけるか?
もちろん簡単に見分ける方法があれば苦労しませんが、ひとつ参考になりそうなのが兄姉のデビュー時期。
参考までに、私がここ最近出資した馬のデビュー時期ときょうだい馬のデビュー時期をチェックしてみました。(対象は直近2頭のきょうだい)
・ルヴォワール 3歳17年1月
半弟フィエールマン 3歳18年1月
半弟ラストヌードル 2歳18年10月
・コントラチェック 2歳18年7月
半兄フラットレー 2歳17年8月
半弟クロスキー 2歳19年8月
・アヌラーダプラ 2歳19年9月予定
半姉ディーパワンサ 2歳16年7月
半兄ガルヴィハーラ 2歳18年9月
概ね似たような時期にデビューしていることが判ります。
おそらく牧場側もきょうだいの成長ぶりを参考にして、その馬の育成やデビュー時期を調整しているのではないでしょうか。
そうだとすると、2歳の夏頃にきょうだいがデビューしている馬を選べば今回のテーマに近づくことができそうです。
さすがに『ここで募集馬全頭の兄姉情報を掲載…』という訳にはいかないので、個人的に気になった馬を何頭かピックアップしてみました。
【兄姉のデビュー時期】
全姉ビスタストリカ 2歳18年7月
半兄ウェイヴァリー 2歳19年8月
*直近2頭のきょうだい、太字は勝ち上がり馬
【兄姉のデビュー時期】
半姉フィルムフェスト 2歳18年9月
半姉ユールファーナ 2歳19年9月予定
*直近2頭のきょうだい、太字は勝ち上がり馬
【兄姉のデビュー時期】
半姉ラティーンセイル 2歳18年8月
半兄ケープオブストーム 2歳19年7月
*直近2頭のきょうだい、太字は勝ち上がり馬
いかがだったでしょうか。今回のテーマは早期デビュー=勝ち上がりに有利、という仮説を掘り下げただけであり、当然のことながら取り上げた イストワール18、 ユールフェスト18、カラベルラティーナ18 の勝ち上がり、早期デビューを保証するものではありません。
こういう目線からのアプローチも面白そうだと楽しんで頂ければ幸いです。