少数精鋭で重賞制覇をめざす

年1-2頭の出資で重賞制覇をめざす一口馬主のブログ。※当ブログに掲載されている写真やテキストはキャロットクラブの許可をいただき転載・引用しています

9月20日(日) キャロットクラブの注目馬

キャロットクラブの話ではありませんが、土曜日は個人的に嬉しいニュースがあったので、少しだけ触れておこうと思います。

 

土曜日の中山9R汐留特別で、かつての出資馬 エルミラドールの仔 コロンドールが嬉しい2勝目を挙げました。

 

エルミラドールは、GI馬 トールポピーアヴェンチュラの全妹という良血馬でしたが、2歳の夏に馬房内でのアクシデントで骨盤を骨折。結局、デビューをすることなく2歳で引退してしまいました。

子供は1番仔の グランヴィスタ と、3番仔の エルカスティージョがクラブで募集されましたが、4番仔を受胎した状態で繁殖セールに出品され、いまはスウィングフィールド牧場さんでお世話になっているようです。

そして、唯一募集されなかった2番仔が、冒頭で紹介した コロンドール。走ることがわかっていたから個人馬主に売ったのでは!?という、あらぬ疑いをかけられそうな結果ですが、個人的には、募集された1番仔にも3番仔にも出資していませんから、この件についてとやかく言える立場ではありません 笑。

もっとも、3番仔の エルカスティージョはこれからデビューを迎えますから、 コロンドールを上回る走りを見せてくれる可能性も。いまはデビューへ向けてNFしがらきで乗り込んでいますから、兄に近づき、追い越せるようにがんばって欲しいですね。

 

 

さて。日曜日のキャロットクラブ出走馬は、2歳馬や重賞へのエントリーがなく、少し寂しい顔ぶれ。さっそくではありますが、注目馬の陣営コメントをチェックしてみましょう。

 

まずは、中京10R納屋橋Sにエントリーしている フィニフティから。

 

クラブ発表の厩舎コメント

20/9/16  藤原英厩舎

  • 16日は栗東芝コースで追い切りました。「先週と同じく今朝もジョッキーを乗せ、芝コースで単走の追い切りを行いました。先週CWで長めからきっちりと負荷をかけていますし、今週は馬なりで流すような感じでしたが、軽快でいい動きを見せてくれました。あとは少し気分屋さんなところがあるので、実戦に行っての集中力次第でしょう。久々のマイル戦も特に気にしていませんし、今回もいい競馬を期待しています」(田代助手)20日の中京競馬(納屋橋S・芝1600)に岩田望騎手で出走を予定しています。

 

 

今年の納屋橋Sには良血馬が揃い、中でも、ステファノスの全妹 フィニフティと、モーリスの全弟 ルーカスは、年も同じで何かと共通点があり興味深い2頭。

どちらも、新馬戦快勝→重賞2着と、デビュー当時から素質の片鱗をみせながらも、その後は成績が低迷。途中に頓挫があったにせよ、体力が付ききっていない状態でGIへと挑戦したダメージは、思いのほか大きかったのかもしれません。

しかし、2頭を管理するのは、それぞれ東西を代表する名伯楽。素質馬2頭をこのまま条件馬で終わらせてしまうのか?それとも、見事に立ち直らせてオープンへと返り咲かすのか?興味は尽きません。

フィニフティは、兄姉の成績をみても典型的なサウスポーのファミリーらしく、自身も左回りでは4戦して2着が3回と好成績。中京コースは初めてですが、引き続き左回りコースに出走できるのは好材料でしょう。

残された時間はあと僅かですが、年内に勝ち上がることができれば、引退までに再び重賞の舞台に立つチャンスも巡ってくるはず。ここ1、2戦が勝負なので、何とかがんばって欲しいですね。

 

 

中京10R ▲5フィニフティ

 

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続いては、中山7Rに出走する ラヴィアンレーヴ

 

クラブ発表の厩舎コメント

20/9/16  田村厩舎

  • 16日は美浦南Wコースで追い切りました(66秒3-51秒4-38秒2-13秒7)。「先週は前半までの印象が悪くなかったことから、木曜日に坂路2本でサッと動かしてありました。その後の様子も悪くなく、これなら大丈夫と思えたので今週の出走を前提に今朝ウッドチップコースで追い切ってあります。全体的に程よいラップで動かして負荷をかけてあり、問題ない動きを見せてくれたと思っています。札幌から移動してきて、場所、気候も変わりましたが、体調を崩さず順調に調整できましたし、いい形で競馬へ向かえるのではないかと思います。最近は気難しいところが目立ってしまっていますが、今回の鞍上には福島でいい競馬をしてくれた石川に頼むことにしましたので、何とか巻き返してほしいです」(田村師)20日の中山競馬(3歳上1勝クラス・芝2500m)に石川騎手で出走を予定しています。

 

 

ヴェールアップのデビュー戦の結果を受けて、個人的に注目度が上がっているのが、デビュー戦大敗から見事に勝ち上がった馬たち。

ラヴィアンレーヴも、デビュー戦では心房細動を発症してしまい、勝ち馬から5.5秒差のシンガリ負けを喫しています。しかし、2戦目ですぐに2着(9番人気)に巻き返したのですから、たいしたものです。

1勝を挙げたあとは長距離戦に的を絞り、まずまずの健闘ぶり。4走前には0.1秒差2着の実績があり、展開ひとつでこのクラスは勝ち上がれそうな雰囲気。

しかし、気持ちが途切れると走るのを止めてしまうというウイークポイントを抱えており、前走はまさかの最下位。その点では、ジョッキーとの相性も重要で、4走前に好走させた石川ジョッキーに手が戻るのは、間違いなく好材料でしょう。

メンタル面の問題だけに、蓋を開けてみるまでわかりませんが、力を出し切ることができれば、前走のようなことはないはずです。

 

 

中山7R ▲3ラヴィアンレーヴ

 

※この記事では出資有無に関係なくキャロットクラブの出走予定馬の中から注目馬をピックアップしています