夏競馬もいよいよファイナル。
1日の日曜日は新潟競馬場で新潟記念と、小倉競馬場で小倉2歳ステークスが行われます。
ご存じのとおり、秋の天皇賞路線はノーザンF系有力馬が渋滞を起こしており、重賞3連勝中のメールドグラースでさえ、天皇賞を回避して豪州のコーフィールドCを目指すことが発表されています。
新潟記念で有力視されているレイエンダですが、ここで重賞2勝目を挙げたとしても、はたして天皇賞を使ってもらえるかどうか?
藤沢和厩舎には中距離路線=レイデオロ、マイル路線=グランアレグリアと役者が揃っていますから、新潟記念の結果のみならず、その後の路線選択にも注目が集まります。
それでは、さっそくレイエンダのコメントを確認しておきましょう。
クラブ発表の厩舎コメント
19/8/28 藤沢和厩舎
- 28日は美浦坂路で追い切りました(53秒8-38秒6-24秒7-12秒1)。「これまでは坂路1本で追い切ることが多かったのですが、当該週は2本にしました。1本目は助手が乗り、2本目では乗り替わって杉原が跨っての追い切り。前の馬を見ながら進めて最後に仕掛けるとしっかりと走れていたようです。乗り手の感触も良くて大丈夫と言っていましたよ。兄貴のほうはちょっとズブい感じがありますが、レイエンダのほうは今回入ってきてから終始かかりそうなくらい元気いっぱい。調教師はこれだけ真面目に走っているのでチークピーシーズを着けるかどうするか考えると言っていたので着脱について今はわからないのですが、前走のようにある程度流れに乗って力を発揮してくれたらと思っています」(本間厩務員)9月1日の新潟競馬(新潟記念・芝2000m)にルメール騎手で出走を予定しています。
坂路で仕上げられた藤沢和厩舎の管理馬は信頼度が落ちる印象ですが…メンバー的にもここは負けられないところでしょう。
キャロットクラブからは、もう一頭センテリュオも出走を予定しています。
クラブ発表の厩舎コメント
19/8/28 高野厩舎
- 28日は栗東坂路で追い切りました(52秒9-38秒5-25秒0-12秒3)。「今朝はジョッキーを乗せて追い切りを行いました。もう馬はできているので、前の追い切りを見るような形での単走、ほぼ馬なりという内容です。今朝は大雨で馬場がかなり悪くなっていたのですが、反応が良く最後スッと伸びていました。指示どおり終い重点でいい内容でしたし、申し分のない状態でレースに臨めそうです」(高野師)9月1日の新潟競馬(新潟記念・芝2000m)に北村友騎手で出走を予定しています。
2走前の下鴨Sでラスト3ハロン 32.8秒の脚を使っているように、上がり勝負になりやすい新潟コースはいかにも合いそう。
前走は馬場も展開もこの馬には向きませんでしたから、ここでも人気ほどは見劣らないように感じます。
新潟11R ◎9レイエンダ ▲16センテリュオ
いっぽう、小倉2歳ステークスにはキャロットクラブからグランドデュークが出走します。
クラブ発表の厩舎コメント
19/8/29 庄野厩舎
- 28日は軽めの調整を行いました。29日は栗東坂路で追い切りました(54秒0-38秒7-25秒2-12秒1)。「今朝は坂路で単走の追い切りを行いました。残り2ハロンでちょうど他厩舎の馬と並ぶ形になり、ラスト1ハロンだけしっかり追いました。途中併せ馬の形になったことを含めてちょうどいい負荷になったと思います。ひと息入れてちょっと馬体のシルエットはシャープさが出てきた感じがしますし、順調に良化していると言えるでしょう。今週の小倉はかなり馬場が悪そうですが、掻き込みが強いタイプなので対応してくれるんじゃないかと期待しています」(庄野師)9月1日の小倉競馬(小倉2歳S・芝1200m)に西村淳騎手で出走いたします。
帰厩したのが21日で、今回はいわゆる"10日競馬"。最終追い切りの動きも良かったようなので、馬は仕上がっているとみて良いでしょう。
スタートを決めて馬場の良いところを選んでレースできれば、チャンスがありそうです。
小倉11R ▲11グランドデューク