少数精鋭で重賞制覇をめざす

年1-2頭の出資で重賞制覇をめざす一口馬主のブログ。※当ブログに掲載されている写真やテキストはキャロットクラブの許可をいただき転載・引用しています

アヌラーダプラ近況(23年2月8日)

外厩へリフレッシュ放牧に出ている出資馬 アヌラーダプラ(6歳メス)の近況が更新されました。

 

クラブ発表の厩舎コメント

23/2/8 引退

  • 「右後肢の状態を細かく確認してきたところ、繋靱帯部を気にしていることがわかりました。ここは昨年秋にも疲れが出た箇所でもあり、おそらくここまで頑張ってきた疲労が蓄積されて表面化してきているのだと思います。時間をかければ大事ではないものの、引退期限内に万全の状態に持っていくのは難しいと言わざるを得ません。最後に何とか箔をつけてあげたかったのですが、このような結果になり申し訳ございません」(天栄担当者)「現地には定期的に見に行っていましたが、ここに来て脚元に疲れが見られ、期間内の復帰は難しい状況にあるという報告をもらいました。前走はダートが合わなかった印象がありましたので、賞金順の問題こそあったものの、例えばオーシャンSなど芝のレースに再トライできればという話を牧場のスタッフさんたちともしていた矢先だっただけに残念でなりません。ただ、これまで長い間頑張ってくれたことに変わりはなく、無事にお母さんにしてあげることも使命だと思っていましたので、脚部不安という形にはなりましたけれども、それ以上の大きな怪我を負うことなく無事に北海道へ帰してあげられるのは良かったのかなと感じています。いいスピード、良い馬体の持ち主なので、いい仔を出してくれそうに思いますし、お母さんのポテンシャルを子どもたちに伝えてあげてほしいですね。このような形になり申し訳ありませんが、長い間ご声援いただきまして誠にありがとうございました」(萩原師)ジックリと成長を待ちながら育成を進められていましたが、それでも2歳の6月末には無事に初入厩を迎えることができ、約3ヶ月後のデビュー戦で見事に勝利を飾ってくれました。課題こそあるものの、初戦に続く2戦目も勝利し、高い評価を得られましたが、3戦目のフェアリーSからは課題が浮き彫りになってきました。その後、4戦目のフィリーズレビューでは残念ながら鼻出血を発症し、立て直しを余儀なくされましたが、休養を経て自己条件から再スタートするといきなりから勝利を挙げ、やはり能力の高い馬ということを実感させてくれました。3勝クラスでは3戦目で勝利し、続くオープンクラスでも見事に勝利しました。その後は骨折等もあり長期休養を挟み本来の走りを見ることはできず、ここに来て右トモの繋靱帯部を傷めたことから萩原清調教師と協議を行った結果、次のステージに向けて送り出してあげようということになり、ここで現役続行を断念し、競走馬登録を抹消することとなりました。会員の皆様にはまことに残念なことと存じますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。なお、本馬に出資されている会員の方へは追って書面を持ちましてご案内いたします。

23/2/7  NF天栄

  • 軽めの調整を行っています。「少しずつ進めていたのですが、脚元を気にする素振りを見せるようになりました。右トモを気にしているようで、この後の変化をよく見ておきます。ご心配をおかけして申し訳ございません」(天栄担当者) 

 

 

オーシャンSへの出走を目指していたようですが、この中間に脚部不安を発症してしまい、残念ながら引退が決まりました。

 

脚元の弱さや鼻出血持ちという点を考えれば、ここまで本当によく頑張ってくれたと思います。

能力が高かっただけに実績面では物足りなさを感じますが、ここまで尽力してくれた萩原先生はじめ、厩舎関係者の皆さまには感謝の気持ちしかありません。もし所属が萩原厩舎でなかったら、とても6歳まで現役を続けられなかったことでしょう。

 

繁殖に上がっても期待の大きい馬ですから、手が届かなかった重賞制覇については、子供たちに託したいと思います。

 

 

2023/1/15 中山競馬場