少数精鋭で重賞制覇をめざす

年1-2頭の出資で重賞制覇をめざす一口馬主のブログ。※当ブログに掲載されている写真やテキストはキャロットクラブの許可をいただき転載・引用しています

アヌラーダプラ 船橋ステークス優勝

出資馬の アヌラーダプラ船橋ステークスに出走し見事に優勝しました。

 

まだレースを見ていないという方は、こちらの映像をご覧ください。

 

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好スタートからスムーズに3、4番手を追走しそうな気配でしたが、13番が内に切れ込んできた時に手綱を引くシーンがあり、少し位置取りを下げて、5番手からのレースになりました。

直線へ向いたときも先頭とは少し距離があり、差し切れるのか?という感じでしたが、狭い2頭の間を割って瞬時に抜け出し、見事に先頭でゴールインしました。

 

 

クラブ発表の厩舎コメント

21/4/10  萩原厩舎

  • 10日の中山競馬ではまずまずのスタートを切り好位から進める。直線へ向いたところでは前と距離があったが一完歩ずつ差を詰めていき、最後は差し切って見事優勝。「会員の皆様、このたびはおめでとうございました。若いころから素質がある馬と期待をかけていたのですが、鼻血であったりと弱さも持ち合わせていてなかなか思うようにいきませんでした。ここのレースへ向かうまでも決して順風満帆というわけではなかったのですが結果を出せましたし、ようやくオープンに持ってくることができてホッとしています。もちろん、これからもいい走りをさせてあげたいですし、少しでもいい状態でレースへ向かえるように調整していきますので、引き続き応援のほどよろしくお願いいたします」(萩原師)2歳時からいいパフォーマンスを見せていましたが、その後は力みが目立ちやすくなり、また鼻出血のアクシデントもあり、春のクラシックの舞台を諦めることになりました。その後は馬のリズムに合わせるように距離を短縮して専念してきましたが、まずまずの競馬をできるようになったものの3勝クラスとあってそう簡単にはいかないレースが続いていました。除外もあって思うように使えず、調整に苦労することも多かったのですが、厩舎と牧場でしっかりと連携を取っていい状態で送り出してくれたことで待望の勝利をあげることができました。ここがゴールではありませんが、ひとまずオープン入りできたことを素直に喜べればと思います。基本的には放牧になると思いますが、まずはレース後のダメージの有無をしっかりと確認してから判断していきます。

21/4/11  萩原厩

  • 「最後までしっかりと走ったことから慎重に様子を見ていました。歩様や外見上は特に変わりはなかったものの、チェックで左前脚の球節部を曲げると痛がる素振りを見せました。気になったためレントゲン検査を受けたところ、第一指骨部分を剝離骨折していることがわかりました。程度としては軽度ですが、休養が必要になります。その前に剥離しているものを取り除くオペを受けることになりますが、場合によってはトレセンで行うことも検討していきます」(萩原師)

 

 

残念ながらレース後に骨折が判明しましたが、まずはレースの回顧を少しだけ。

 

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今回は久しぶりに現地で観戦しましたが、パドックに登場した アヌラーダプラは、これまでにないくらいに落ち着いて周回していました。

 

いつもはパドックからピリピリとした雰囲気を出し、とにかく”敏感な馬”という感じなのですが、この日は精神的にゆとりがあるように感じられ、馬体こそ絶好調という仕上がりではないように映りましたが、メンタル面を含め非常に好印象でした。

 

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レース前は軽すぎる追い切りに不安を覚えましたが、逆にあそこで攻めてしまうと、おそらくテンションが上がってしまっていたはず。この辺りの調整の巧さは、さすがダービートレーナーと感心させられました。

個人的には、この落ち着きこそが、今回の勝因だと思っています。


 

関係者の皆さま、ありがとうございました。

 

出資者の皆さま、おめでとうございました。

 

 

さて。最後に、骨折についてですが、脚元の弱い一族ですから仕方がありませんね。

同期で従姉妹の ライティアも、2勝クラス優勝後、次走へ向けての調整中に骨折を発症しています。どちらも優勝後に発症というのが、せめてもの救いでしょうか。

ただ、続報次第ですが、軽度の剝離骨折ならば、秋頃には復帰できるのではないでしょうか?同じ萩原厩舎のノームコアや、クラブの先輩馬レシステンシアも、同じ剥離骨折でしたが、春に発症→秋には戦線へと復帰しています。

 

鼻出血のこともあり、もともと続戦できるタイプではありませんから、これがちょうどよい休養になると信じて、復帰を待ちましょう。