少数精鋭で重賞制覇をめざす

年1-2頭の出資で重賞制覇をめざす一口馬主のブログ。※当ブログに掲載されている写真やテキストはキャロットクラブの許可をいただき転載・引用しています

8月23日(日) キャロットクラブの注目馬

土曜日のキャロットクラブは3歳未勝利馬の出走ラッシュでしたが、日曜日は一転して、初勝利を目指す2歳馬が多数スタンバイ。

 

来週には元出資馬 シンハライトの初仔 セブンサミットもデビューを予定しており、2020年度の募集を間近に控え、いよいよ本格的に2歳馬の動きが活発になってきました。クラブサイドとしても、募集前に景気よく勝ち星を量産して、存分にアピールしておきたいところでしょう。

 

 

それでは、さっそく注目馬の陣営コメントをチェックしてみましょう。まずは、新潟5Rにエントリーしている2頭から。

 

クラブ発表の厩舎コメント

メイレンシュタイン

20/8/19  勢司厩舎

  • 19日は美浦南Bコースで追い切りました(53秒1-38秒7-12秒8)。「先週は北村に乗ってもらいましたが、今週はスタッフを背にした形に戻して今朝追い切りをかけています。同じくダートであるBコースでの追い切りを課したのですが、未勝利馬相手にちょっと置いていかれましたね。気持ちの面でまだ幼さがあるということも多少なりとも影響はしていると思いますが、現状は力の要る馬場よりも軽い馬場のほうが良さそうなタイプにも思えるので、あまり心配はしていません。雨があまり降っていなくて馬場が硬くなりすぎている印象を受けるポリトラックコースでの追い切りは怪我や負担のリスクがあると思えるため、実戦前に軽い馬場での動きを確認することはできていませんが、実戦で変わってくれるはずと思っています。予定通り今週の1800m戦へ向かいますが、想定を見る限りだとフルゲート18頭に対して未定馬を含めて24頭ほど予定している馬がいる状況なので、除外にならず突破してほしいです」(勢司師)23日の新潟競馬(2歳新馬・芝1800m)に北村宏騎手で出走を予定しています。

ラヴドワンズ

20/8/19  宮田厩舎

  • 19日は美浦坂路で追い切りました(54秒9-39秒9-25秒8-12秒5)。「今週末の競馬へ向けて今朝坂路追いを取り入れましたが、何とか調整して競馬で騎乗できることになった三浦騎手から追い切りにも跨らせてほしいと打診があり、お願いすることにしました。時計に関してはイメージより全体時計で1秒ほど遅くなったものの、ジョッキーは前回自分で乗った追い切りを経て、テンションが上がって折り合いが難しくなっていなければいいな…と少し心配していたようなので、慎重に入った分もあるでしょう。ハミを噛みやすいのは先週もお伝えしていましたが、それでも今朝はまだゆとりがあってしっかり我慢が利いていましたし、終いの伸びも上々でした。馬体はこの時期ということもあってか少し減っていて435キロですが、カイバは2歳馬と考えれば十分に食べることができており、脚元を含めて状態は安定しています。走りの本質的にはマイル向きかなとは感じますが、ハミの取り方、折り合い等々、教えることが多い時期なのでレース序盤にゆとりを持ちやすい新潟の1800m戦でも決して悪いとは思いません。初めての競馬で正直、期待と不安どちらもありますが、今後につながるいい走りを期待しています」(宮田師)23日の新潟競馬(2歳新馬・芝1800m)に三浦騎手で出走を予定しています。

 

 

この時期の新馬戦でクラブ馬がバッティングするのは珍しいと思いますが、今年は裏函が使えない影響もあり、札幌開催の新馬戦に頭数が揃わない状況が続いています。そのシワ寄せか、新潟、小倉の新馬戦では除外される馬が出ており、期せずして2頭出しとなってしまうようなケースが今後も出てくるかもしれません。

 

まず、ラヴドワンズは 父リオンディーズX 母ディアマイベイビーというOur Blood。

リンディーズは エピファネイアに比べると募集頭数も少なく、リンディーズが好きで、この馬に出資したという方も多いのではないでしょうか。

2週前に軽度とはいえフレグモーネを発症しており、けっして万全という訳ではありませんが、休むことなく継続して乗り込まれていますから、態勢は整ったとみて問題なさそうです。両親の現役時代を考えても、2歳戦から活躍できるのではないでしょうか。

また、同馬を管理する宮田調教師は、今年開業したばかりの新進気鋭。開業祝いにサンデーRやシルクRからも転厩馬を預けられるなど、ノーザンFからの信頼も厚いようなので、その手腕に要注目です。

 

いっぽうの メイレンシュタインは、父こそクラブ縁の エピファネイアですが、母系はゴールドサッシュ系という白老ファームの生産馬で、あまり馴染みがありません。

調教は、美浦南Bコースというダートコースで乗り込まれており、正直なところ時計の良し悪しまでは判断できませんが、順調に乗り込むことができています。

少し掴みどころのない感じはありますが、クラブと相性の良いエピファネイア産駒ですから、好走を期待したいところです。

 

 

新潟5R ◎13ラヴドワンズ ▲7メイレンシュタイン

 

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続いては、札幌5Rでデビューする エフフォーリア

 

クラブ発表の厩舎コメント

20/8/19  札幌競馬場

  • 19日は札幌ダートコースで追い切りました(55秒5-40秒5-12秒9)。「先々週と先週はビュッと行かせて体と気持ちをつくるようにするのが目的でしたが、時計を見直すと先週はさすがに本馬場と言えど速すぎたと思えたので、今朝の追い切りは整える程度で十分と判断し、ダートコースでの70-40くらいをサッと行っています。身のこなしに気になるようなことはなかったとスタッフも言っていますし、問題なく仕上がったのではないでしょうか。ゲート試験合格から時間が経っているので、おそらく金曜日あたりに思い出してもらう程度に軽く出して本番に備えようと思っています」(鹿戸師)23日の札幌競馬(2歳新馬・芝2000m)に横山武騎手で出走を予定しています。

 

 

こちらも父エピファネイアX 母ケイティーズハートというOur Bloodで、募集時から好馬体が目を引いた一頭でした。

入厩後は、札幌の芝コースで好時計をマークしており、2週前の更新では、追い切りで手綱を取った横山武史騎手が興奮気味に話をしていたことが伝えられています。

これまで不思議とキャロットクラブと相性の良くなかった鹿戸厩舎ですが、いよいよ活躍馬が出そうな予感?好調の鞍上に上手くエスコートしてもらい、鮮烈なデビューを飾ってもらいましょう。

 

 

札幌5R ◎6エフフォーリア

 

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3レース目は、ククナが出走する札幌1Rの2歳未勝利。

 

クラブ発表の厩舎コメント

20/8/19  札幌競馬場

  • 19日は札幌ダートコースで追い切りました(68秒4-52秒4-37秒8-12秒2)。「先週は木曜日と日曜日にじわっと無理のない形で時計を出せていて、変わらずに来ているなと思えたことから今週の出走を前提に今朝追い切りをかけてあります。3頭併せで後ろから追いかけさせ、いくらか遅れはしたものの最後までしっかりと動けていて悪くなさそうでした。体は維持できていて、同じくらいかいくらか増えて出せそうかなと思えるくらいです。前がやや立ち気味な馬なので硬く見えがちではありますが、前走後にその硬さが目立ってしまっているというわけではないので状態は変わりないと言えるでしょうし、前走の経験を糧にして今回はいい結果を出してもらいたいです」(栗田師)23日の札幌競馬(2歳未勝利・芝1500m)にルメール騎手で出走を予定しています。

 

 

期待されたデビュー戦は、大外枠スタートから出脚がつかず、流れに乗れないまま力を発揮できませんでした。

気性の幼さからか少し不満の残る内容ではありましたが、それでも今回のメンバーが相手ならば、さすがに負けられないところでしょう。

 

 

札幌1R ◎1ククナ

 

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最後は、重賞の札幌記念に出走する2頭。

 

クラブ発表の厩舎コメント

ドレッドノータス

20/8/19  札幌競馬場

  • 19日は札幌芝コースで追い切りました。「先週無事に札幌競馬場へ到着しており、その後も順調に調整が続けられています。今朝は坂井瑠星を乗せて札幌競馬場の芝コースで併せて追い切りました。僕は併走相手に乗っていたのですが、ドレッドノータスにサッと一瞬で交わされて状態は良さそうに感じました。ジョッキーも好感触だったようですし、このままいい状態で臨めるようレースまでしっかりと調整していきます」(宮内助手)23日の札幌競馬(札幌記念・芝2000m)に坂井騎手で出走を予定しています。

カウディーリョ

20/8/20  札幌競馬場

  • 19日は札幌ダートコースで追い切りました。20日は軽めの調整を行いました。「短い距離の輸送で大きく体を減らしてしまったのが非常に残念に思っていたので、数日はコンディションを整えることに重きを置いた調整を行っていました。そのうえで日曜日に1本目の時計を出したのですが、フットワークが小さく、前進気勢という点でもこの馬らしくない感じで乏しく思える走りをしていました。中間、放牧に出していたこともあり判断が難しくその時点では決めつけられないので、1本目の調教後にどう変化するかをよく見極めなければいけないと思い様子を確認していたところ、日曜日の調教後のほうが幾らか行く気を見せていたので、その変化を踏まえて検討した結果、木曜日に軽く追い切って臨む形よりも、水曜日にある程度しっかりと動かして競馬へ向かう形を採ろうと判断し、水曜日にダートコースで追い切っています。日曜日、水曜日、そして競馬と短い間隔で続けて負荷をかけることになり、また、ダートコースでの調教となることから脚元への注意をより払わなければいけないことから終いはセーブ気味にしてありますが、その中で、好調時に比べると物足りないのは否めないものの週末よりはフットワーク、手応えともにいくらか良化していたとジャッジできました。追い切り直後の計測で馬体重は450キロ。勝負に行くには状態面に物足りなさがあるのは否めず悩ましいですが、少しでもメンタルをスムーズにしておきたいという今回の目的のために競馬へ向かうには何とか態勢を整えられているのかなと思えますし、当該週の追い切り後にもう1段階上がってくれれば格好はつけてくれるのではないかと見ています」(堀師)23日の札幌競馬(札幌記念・芝2000m)に藤岡佑騎手で出走いたします。

 

 

昨秋の京都大賞典でアッと言わせたドレッドノータスは、坂井騎手とのコンビ継続で当時の再現を狙います。

勝ち星こそありませんが、洋芝コースでは堅実な成績を残していますから、展開などが上手く噛み合えば、残り目も十分にあるのではないでしょうか。

 

いっぽうの カウディーリョは、まだオープンで目立つ実績を挙げていませんが、函館記念で1番人気の支持を受けたように、重賞でも通用するだけのポテンシャルはありそう。

さすがにここは相手が揃ったので、勝ち負けまでは厳しいかもしれませんが、今度にメドを立てる意味でも、まずは掲示板を目指してがんばってもらいましょう。

 

 

札幌11R ▲4ドレッドノータス △8カウディーリョ

 

※この記事では出資有無に関係なくキャロットクラブの出走予定馬の中から注目馬をピックアップしています