少数精鋭で重賞制覇をめざす

年1-2頭の出資で重賞制覇をめざす一口馬主のブログ。※当ブログに掲載されている写真やテキストはキャロットクラブの許可をいただき転載・引用しています

4月25日(土) 競馬の予想

競馬場に訪れることなく、あっという間に中山・阪神開催が終了。今週末からは東京・京都へと舞台を移します。

来週からはダービーを含む6週連続のGI開催が待っていますから、馬券の収支ともども幸先の良いスタートを切りたいものです。

  

さて。土曜日はキャロットクラブから総勢11頭が出走予定。重賞の福島牝馬ステークスにも2頭がエントリーしていますから、さっそく陣営のコメントをチェックしておきましょう。

   

クラブ発表の厩舎コメント

フィリアプーラ

20/4/22  菊沢厩舎

  • 22日は美浦南Wコースで追い切りました(55秒8-40秒4-12秒5)。「先週の1週前追い切りでジョッキーを背にしてある程度しっかりと動かしてあるので、輸送もある当該週の追い切りは最後の1ハロンだけじわっと伸ばすような感じの調教にしています。特段気になることはありませんし、先週段階である程度仕上がっていましたから態勢は整っていると見ていいと思いますよ。毛刈りして入ってきていることもあり、見た目が綺麗とは言えないかもしれませんが、程よく張りはあるし、悪くない状態で向かえると思います。馬体重は今週で460キロ半ばくらいなので、輸送等を考慮すると前走時と同じか少し減るくらいの体で送り出せると見ています。前回は馬場に恵まれず残念な思いをしましたが、力が全く通用しないというわけではないと思いますし、何とか巻き返してほしいですね」(菊沢師)25日の福島競馬(福島牝馬S・牝馬限定・芝1800m)に丸山騎手で出走を予定しています。

マルシュロレーヌ

20/4/22  矢作厩舎

  • 22日は栗東坂路で追い切りました(52秒9-38秒2-24秒6-12秒5)。「先週は予定どおり金曜日にしっかりと負荷をかけて追い切ったのですが、その後もカイバ食いが落ちることはなく順調です。今朝は坂井瑠星を乗せて坂路で単走、馬なりでサラッと。ジョッキー騎乗とはいえ重たい馬場でも楽に動けていましたし、これで態勢は整ったと思います。トモについては常歩、ダクだと少し気になるのですが、キャンターに下ろせば問題ありませんし、あとは競馬に行ってどうかですね。なお、念のため同日の自己条件にも登録をさせていただきましたが、福島牝馬Sへなんとか出られそうなのでそちらへ向かいます」(岡助手)25日の福島競馬(福島牝馬S・牝馬限定・芝1800m)に坂井騎手で出走を予定しています。

 

  

このレースにはキャロット勢2頭の他にも、出資馬 コントラチェックとしのぎを削った エスポワール、レッドアネモスや、元出資馬 シンハライトオークスの直線で接触するシーンのあった7歳馬 デンコウアンジュなどが出走しており、個人的には見どころが多くて非常に楽しみ。

 

キャロット勢の フィリアプーラは、コントラチェックとコース適性が似ており、ここ2戦は同じレースに出走しましたが、タイプとしては対照的。派手な逃げ切りをする反面ポカもあるコントラチェックに比べ、フィリアプーラは堅実な末脚で最後には必ず差を詰めてきます。今回も手堅く掲示板には載ってきそうですから、出資者の皆さまは最後までレースを楽しめるのではないでしょうか。

人気の エスポワールとは、ターコイズSで0.3秒差ですから、それほど見劣りしないとはいえ、やはり逆転するには差し馬有利の流れが欲しいところです。

 

もう一頭の マルシュロレーヌは、条件戦を連勝して格下ながらも果敢に重賞へチャレンジしてきました。波に乗る矢作厩舎の管理馬ですし、希少なキョウエイマーチの血を継ぐ馬という点でも注目を集めそうです。

格上挑戦なので力関係などはまったくの未知数ですが、自己条件戦とダブル登録をした上で、牝馬限定とはいえハンデ差の恩恵がない別定重賞をあえて選んだわけですから、陣営はそれなりに手応えを掴んでいるのではないでしょうか。

ここは力試しの一戦ですが、もしアッサリとクリアするようなら、強気な矢作先生だけに中2週でヴィクトリアマイル挑戦というサプライズがあるかもしれません。

 

  

福島11R ▲2フィリアプーラ ☆7マルシュロレーヌ

 

 

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続いては、素質馬2頭が激突する注目の東京6R 未勝利戦。

 

クラブ発表の厩舎コメント

イルミナル

20/4/22  奥村武厩舎

  • 22日は美浦坂路で追い切りました(53秒8-39秒7-25秒7-12秒4)。「今朝坂路にて追い切りを行いました。動きには何ら問題がなく、無事に態勢を整えられたと思います。ゲートの確認も行っていますが、駐立時にじっとしていられましたし、出るタイミングも確認しました。あとは実戦へ行って敏感になって難しさを出したりしなければ普通には出てくれるのではないかなと思っています。前回が短期間でデビューすることになりましたが、それでいて粗削りながらも2着にきましたし、まともに調整できた今回は違っていいはずです。ほかにも有力馬がいるでしょうが、帰ってきた時の動きが前回までと違いましたし、ここは決めてほしいです」(奥村武師)25日の東京競馬(3歳未勝利・芝1800m)にルメール騎手で出走を予定しています。

グレイトオーサー

20/4/23  堀厩舎

  • 22日は美浦南Wコースで追い切りました。23日は軽めの調整を行いました。「今週の土曜日の競馬に備えて水曜日に追い切りを行いました。ダミアンさんに乗ってもらって併せ馬を行ったのですが、彼にはカウディーリョにも乗ってもらう予定なので、この兄弟の特徴である力むこと、テンに行きたがること、口向きに課題があることなどをしっかりと伝えました。実際に行く気にあふれていて手応えよく走っていましたね。ハミ受けに関しては均等でないところがあることもわかってくれて、そのチェックを事前に行えたことも良かったのではないかと思います。息に関してはまだ粗さが残るものの馬体重は520キロと若干絞れてきましたし、悪くない状態で臨めるのではないかと思います。ゲート練習では相変わらず新馬としては平均的にと思える発進を見せていました。既走馬相手だと若干遅いとは思いますが、兄よりはいいと思えるけれどもテンに活きたがるところがあるだけに流れには乗れるのではないかと見ています。脚元については、左膝には変わらず負担がかかりやすい状況にあります。レントゲンを撮ったところ骨膜は見られませんでしたが、関節液が溜まって腫れぼったい状態になりがちなので、可能な限り負担をかけずケアしながら今後につなげていければと思っています。能力的には十分に通用すると思っているので、何とかいい競馬を見せてもらえたらと思っています」(堀師)25日の東京競馬(3歳未勝利・芝1800m)にレーン騎手で出走いたします。

  

 

イルミナルは、同期のルージュバックと共に15年の牝馬三冠路線を盛り上げた クルミナルの初仔という良血馬。

デビューは年明けの2月と少し遅くなりましたが、十分とは言えない追い切り本数ながらも2着に入り、勝ち上がりには十分メドの立つ内容でした。

今回は帰厩後の追い切りもシッカリと本数をこなしていますから、鞍上にルメール騎手を配して必勝ムードです。

 

いっぽうのグレイトオーサーは、自身の競走成績もさることながら、活躍馬を続々と輩出している ディアデラノビアの仔。

種牡馬として不調だったノヴェリストの産駒ということもあり、抑えられた価格+堀厩舎で、募集時にたいへん人気を集めた馬です。

かなりの大型馬ということでデビューは遅れましたが、堀厩舎に預託依頼をする時点で一定の水準はクリアしているはず。気性的に難のある血統ですが、1つ年上で同厩の半兄カウディーリョはすでに4勝を挙げていますから、陣営が上手くウィークポイントをケアできれば、この馬も勝ち上がりは間違いなさそうです。

 

キャロットがこれほどの期待馬を同じ未勝利戦に出走させることは珍しく、どちらが先着するか予想することも難しいですが、個人的な印象としては、デビュー前ながら追い切りで古馬オープン(重賞3着馬)に先着した グレイトオーサーのほうが、スケールでは上かもしれません。

 

 

東京6R ◎8グレイトオーサー ○7イルミナル

 

 

※予想記事では出資有無に関係なくキャロットクラブの出走予定馬をメインに注目馬をピックアップしています