少数精鋭で重賞制覇をめざす

年1-2頭の出資で重賞制覇をめざす一口馬主のブログ。※当ブログに掲載されている写真やテキストはキャロットクラブの許可をいただき転載・引用しています

コントラチェック ターコイズS優勝

出資馬の コントラチェックが14日の中山11R ターコイズS(芝1600m)に出走し見事優勝しました。

  

まだレースをご覧になっていないという方はこちらの動画をご覧ください。

 

 

 

先週の更新でもお伝えしたとおり、個人的には逃げるのか、それとも控えるのか、レースでの位置取りに注目していましたが、ルメール騎手はあくまで勝ちに行くことを選択。

 

かなり強気なレースぶりでしたが、レース後のコメントでは、パドックで馬の出来の良さをみて自信を持ったとのこと。

 

 

それでは、さっそくレース当日を振り返ってみましょう。

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*なかなかの好メンバーが揃いましたがジョッキー効果もあり3番人気に支持されました

 

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*パドックには元出資馬シンハライトとしのぎを削った6歳馬の元気な姿も

 

 

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結果を知った後だからという訳ではありませんが、パドックでみたコントラチェックは、これまでで一番と思えるほど良い状態に見えました。

 

非常に落ち着きがありイラついた様子は微塵も感じられません。冬毛などもなく毛艶は抜群でした。少し背が伸びたようにも見えましたが、わずか2ヶ月でそれほど変わるはずはないので、おそらく馬の調子が良く体を大きくみせていたのではないでしょうか。

 

 

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ジョッキーが騎乗してもテンションが上がる様子はなく依然として好気配。跨ったルメール騎手は、この時点で勝ち負けを意識したのかもしれません。

 

 

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レースでは、まずまずのスタートからダッシュよく好位置に。最内から好スタートを決めた蛯名騎手が外をチラッと見て控える素振りをみせると(↑画像のシーン)、ルメール騎手は一気に加速してハナを奪いました。コントラチェックの最終追い切りに跨ったのは他ならぬ蛯名騎手ですから、状態の良さを知っているだけに競り合う気はなかったのでしょう。

 

こうなってしまえばコントラチェックの勝ちパターン。前半3ハロン通過が33.9秒という速いペースでしたが、菜の花賞でのレースぶりを覚えていたので全く心配しませんでした。

 

直線でも脚色が衰えることはなく、直線でゴーサインが出ると再び後続を突き放してそのままゴールイン。コース適性の差があるにせよ、同期のクラシック好走馬をまったく寄せ付けませんでしたから、能力さえ出しきれば世代でも上位の力があることを改めて示しました。

 

 

クラブ発表の厩舎コメント

19/12/14  藤沢和厩舎

  • 14日の中山競馬では好スタートからそのまま積極的に先手を奪う。道中は淀みない流れを作って上手くリズムを整え、直線では余裕を持ったまま後続を寄せ付けず優勝。「今日は何よりコンディションが良かったですね。パドックで見た瞬間から今日は良い、前回とは違うのではないかと思っていたんです。レースへ行くとこの馬らしいスピードでポジションを取れました。ノリさんが来るかもしれないと思ってはいましたが結構なペースで入れていたので、途中からこれならまず来ないだろうなとも思っていました。入りは結構速かったでしょうが途中で上手に息を入れてくれ、そこからとてもリラックス。そこで落ち着くことができたから直線でも余力がありましたね。メンバーや展開も変わりますからね。ゲンキが乗った時に1800mで勝ちましたから距離はもう少しあってもこなすかもしれませんが、マイルはとても乗りやすいですね」(ルメール騎手)レース序盤から上手く流れに乗ることができるかがポイントでしたが、しっかりと行き脚がついたことでスムーズな形を作ることができました。前走を使ったことで状態が上向いていたこともありますが、自分の力を発揮できれば古馬との重賞でもやれるところを見せてくれましたから、この勢いを持って来年のさらなる飛躍につなげていきたいものです。今後はレース後の状態や番組を見つつどのようなローテーションを組むか検討していきます。

 

 

 

なんといっても今回の勝因は、馬の調子が戻っていたことと、ルメール騎手のファインプレー。

 

2週続けてウッドで追い切りができたように馬の調子が上がっており、ルメール騎手もこの日4勝を挙げたように非常に乗れていました。

 

個人的には、外枠を引いてしまった時点で今回も控える競馬の練習をするものだとばかり思っていましたが、この距離ならば"そんな小細工は要らないよ"と言わんばかりのレースぶり。ここ2戦の敗戦から凡走も覚悟していましたが、ルメール騎手は彼女の能力を信じて疑わず、またコントラチェックも見事にその期待に応えてみせました。

 

応援馬券もソコソコしか買っておらず反省することしきりですが、何はともあれ、久しぶりに強いコントラチェックを見ることができ感無量。

 

三冠路線を共に歩んだ僚馬シェーングランツの引退にも、いい形で花を添えることができましたね。

 

 

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*表彰式へと向かうコントラチェックと関係者の皆さま

 

 

桜花賞回避など紆余曲折ありましたが、あらためてベストディスタンスはマイルだと判りました。今後のローテーションも気になるところですが、まずはゆっくりと休んで疲れをとって欲しいですね。

 

  

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関係者の皆さま、ありがとうございました。

 

出資者の皆さま、おめでとうございました。