少数精鋭で重賞制覇をめざす

年1-2頭の出資で重賞制覇をめざす一口馬主のブログ。※当ブログに掲載されている写真やテキストはキャロットクラブの許可をいただき転載・引用しています

12月19日(土) キャロットクラブの注目馬

今週の土曜日は中山競馬場で重賞ターコイズSが行われ、今年はキャロットクラブから2頭が挑戦します。それでは、さっそく陣営のコメントをチェックしてみましょう。

 

クラブ発表の厩舎コメント

サンクテュエール

20/12/16  藤沢和厩舎

  • 16日は美浦南Wコースで追い切りました(70秒9-55秒7-41秒5-13秒4)。「ここ2週ほどは杉原を背にして追い切っていましたが、今週はレースでもお願いしている北村ジョッキーに跨ってもらったうえでコース追いを行っています。ウッドチップコースに入り、相手を前に見ながら進んで2番手から併せに行くようにしてもらいました。問題なく動けていたようですし、無事に態勢を整えられたのではないかと考えています。今年参戦したG13つともにちょっと苦しいものになりました。桜花賞は馬場、オークスは距離もあったでしょうか。秋華賞は休み明けでもありましたが、馬場がタフだったこと、そして苦しい位置になってしまったことが影響したと思います。今回は、力は要るかもしれませんがおそらく良馬場でやれそうですし、マイルになるのもいい気がしますので、この馬の良さを発揮してくれたらと思っています」(津曲助手)19日の中山競馬(ターコイズS・牝馬限定・芝1600m)に北村宏騎手で出走を予定しています。

シーズンズギフト

20/12/16  黒岩厩舎

  • 16日は美浦南Wコースで追い切りました(69秒1-53秒5-40秒2-13秒1)。「今週の土曜日の競馬に備えて今朝追い切りを行いました。先週いいリズムで走れいたので、そのイメージで今回もやれればと思いながら行っています。実際のところ、リズムは良く、力みが目立ちすぎることもありませんでした。心身のバランスはいいように思え、良い追い切りができたのではないかと感じています。心肺機能も高いところまで来ているように思え、この馬のパフォーマンスを引き出せる状態にあるのではないかと見ています。課題の右へのモタれは多少ありますが、これは短いスパンで直すというよりも、成長して馬体強化して直していきたいところもでもあるので、現状見られるのは致し方ないかと思います。右回りに戻りますが、中山はいい競馬もできているので、今の段階でできる修正をしながらいい走りをお見せできればと思います」(黒岩師)19日の中山競馬(ターコイズS・牝馬限定・芝1600m)に津村騎手で出走を予定しています。

 

 

昨年はコントラチェックが鮮やかな逃走劇で重賞2勝目を挙げたレース。そういう意味では、同じ藤沢和厩舎のディープ産駒、クラシック路線からの転戦馬、重賞ウイナー、など、これまでのキャリアがよく似ている サンクテュエールは、魅力的に映ります。

ただ、主戦のルメール騎手が乗らない点は、やはり割り引きが必要でしょう。

 

いっぽうの シーズンズギフトは、前走の富士ステークスこそ大きく負けてしまいましたが、本来は相手なりに崩れないタイプ。

富士ステークス不本意な位置取りからの競馬だったことを考えれば、好位~中団で脚を溜める本来のスタイルに戻せば、巻き返しがありそうです。

 

 

中山5R ◎13シーズンズギフト ▲11サンクテュエール

 

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続いては、中山5Rでデビューする ペルスネージュ

 

クラブ発表の厩舎コメント

20/12/16  木村厩舎

  • 16日は美浦南Wコースで追い切りました(71秒4-55秒7-41秒4-13秒2)。「同じ新馬と一緒に組んで併せ馬を行いました。先週は追いかけて伸ばす形を採ったので、今週は先行して後ろから来る馬と並べながらしっかりと伸ばせばギリギリ態勢は整うかなと見てその形を選びました。結果から言うと満足いく形の追い切りにはなりませんでした。それは、馬自身の問題というわけではなく、他厩舎に絡まれてしまったことに因るものです。ペースを徐々に上げていって一度溜めをつくってから終いを伸ばすという理想の形を採りたかったものの、その一番の肝のところで後ろからドッと来られてしまって思うようなメリハリをつけられませんでした。それでもじわーっと伸ばせてあり、動けてはいましたので負荷をかけることはできていると思えます。芯の部分でどこまで影響があるか、どこまで整っているかは何とも言えませんが、来週となるとジョッキーも不透明になりますし、延ばして調子をおとしたりしたら泣くに泣けないので、上り調子という状況かもしれませんが今週の競馬へ向かいたいと思います。良くなるのはこれからという気もするので今後につながる走りを見せてもらいたいです」(木村師)19日の中山競馬(2歳新馬・芝1800m)にルメール騎手で出走を予定しています。

 

 

重賞4勝馬スマートレイアーの全妹という良血馬で、岡田スタッド産のディープインパクト産駒という、キャロットクラブとしては異色の募集馬としても話題になりました。

似たような経歴を持っていた、コスモヴューファーム産のディープインパクト産駒イペルラーニオ(ウインマーレライの半弟、ウインマリリンの半兄)は、3勝を挙げる活躍をみせましたが、募集額を回収するには至りませんでした。

岡田スタッドといえば、同じ一口馬主クラブ・ノルマンディーOCの母体でもある牧場ですから、はたしてどのような理由で ペルスネージュをクラブで募集せずにセリに出したのか?興味は尽きません。

 

ペルスネージュは、11月下旬に帰厩してから順調に乗り込まれてきましたが、追い切りではラスト1ハロンの時計がピリッとせず、コメントにもあるように良化途上という印象も。

それでも、鞍上にルメール騎手を用意したように、クラブサイドはデビュー戦から期待をしているように見えますから、良化途上だとしても、素質の高さで上位争いには加わってくるのではないでしょうか。

 

 

中山5R ▲3ペルスネージュ

 

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最後は、阪神5Rの新馬戦にエントリーしている ガルフォート

 

クラブ発表の厩舎コメント

20/12/16  中内田厩舎

  • 16日は栗東CWコースで追い切りました。「今朝は荻野極騎手に手伝ってもらい、CWコースで追い切りを行いました。併走相手と離れてしまったために単走の形になり、直線は流すような感じの内容だったのですが、ジョッキーは『やればもっと動けそうな感じはしました。追い切った後もケロッとしていましたし、レースに行っても走れると思います』といい感触を伝えてくれました。先週追い切ってから変わってきてくれていますし、あとは実戦でどんな走りを見せてくれるかですね」(中内田師)19日の阪神競馬(2歳新馬・芝1600m)に川田騎手で出走を予定しています。

 

 

運動神経の良さ&仕上がりの早さ、に定評のあるシンハリーズ一族で、個人的に出資はしていませんが、出資馬アヌラーダプラの半弟にあたる期待馬です。

傾向としては、牝馬の方がよく走る一族で、牡馬の場合はキレが足りないタイプになりがちなのですが、満を持して登場したディープインパクト産駒ですから、いい意味で期待を裏切ってくれるかもしれません。管理する厩舎も、これまでのポロンナルワの仔たちとは異なり、関西のトップトレーナーの元に預けられました。

追い切りではまだ目立つ動きをみせてはいませんが、血統からくる期待値の高さを考えても、今後の活躍が楽しみになるような走りを期待したいところです。

 

 

阪神5R ◎10ガルフォート

 

※予想記事では出資有無に関係なくキャロットクラブの出走予定馬をメインに注目馬をピックアップしています